CV:蟹江栄司(旧テレビアニメ版)
概要
大きな口には鋭い牙を、手には鋭い爪を生やし、眼は猫目と牙一族の中でもとりわけ獣じみた容姿が特徴。鋭い牙と爪で獲物に襲い掛かる様は獰猛な猛獣そのもので、族長の牙大王に「凄まじい殺人狂の男」と称されていた。
ケンシロウの姿を見て怯えだし、牙大王が制止するのも聞かず襲いかかった。しかし、ケンシロウに経絡秘孔の一つ“頬内”を突かれて噛みつきを封じられ、更に蹴りで牙をへし折られてしまった。
今度は鋭い爪でケンシロウを引き裂こうと再度襲い掛かりケンシロウの肩当を契り取るが、指を潰された挙句顔面が陥没するほど強烈な裏拳を食らってしまった。
牙大王に退却を命じられるが既にケンシロウに致命の秘孔を突かれており、「貴様は既に死んでいる」との宣告を受けた後顔面が真っ二つに裂けて絶命した。
旧テレビアニメ版ではケンシロウ達に殺された仲間を弔うために生贄の調達に連れて行かれたが、命令を無視して生贄用の村人達を殺したため鉄球に繋がれ檻に入れられて送還。
ケンシロウとの戦いでは高速移動による残像で幻惑する『華山分裂拳(かざんぶんれつけん)』なる分身技を披露。一度目はケンシロウに噛み付き攻撃を仕掛けようとするが、原作同様直前に経絡秘孔の一つ“頬内”を突かれて顎の自由を奪われた為失敗。二度目はケンシロウの肩当を引き裂くが、三度目は指を潰された。
原作でケンシロウに指を潰された技は『五指烈弾(ごしれつだん)』、顔面への裏拳は『北斗破顔拳(ほくとはがんけん)』の名称がつけられた。