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「ふむぅ…! この遊園地には非可逆的な性質があるのですね。」


「ふむふむなるほど! その方法では逆効果かもしれません」


概要編集

サンリオが手掛ける共同企画作品、「まいまいまいごえん」に登場するキャラクターの一人。


プロフィール編集

誕生日4月20日
誕生花シバザクラ
好きなもの本や漫画、アニメ、健康食
仲がいい子リンリン
クラスのポジション物知り

容姿編集

銀色の髪に、ピンク色のくるっとしたメッシュが前髪にある。瞳の色は燻んだピンク色。

また、小さめの丸メガネをかけている。

服装は、グレーの襟付きシャツの上に、白いセットアップのベストとズボン。襟元には、燻んだピンク色の蝶ネクタイをつけている。

足元は縞模様が入ったグレーのタイツの上に、黒色の短めの靴下。燻んだピンク色のローファーを履いている。また、車椅子に乗っている。


人物編集

危険を察知する能力に長けた博識家編集


優しく真面目な性格で、頭が良い。

これまで様々な本や映画から知識を得てきており、色々なことに詳しい。

また、漫画やアニメも好きで、リンリンと気が合う。

実は怖がりで、少し小心者な一面があり、怖いことや危険なことは、持ち前の知識を駆使し、あらかじめ避けようとする。

そんな性格に自信がない故か、常に元気いっぱいで活発なシンタに強い憧れを抱いている。

シンタが組んだヒーロー戦隊の一員であり、シンタからは「シルバー」と呼ばれている。

マリアからのあだ名は「メガネくん」。


タイアップ曲編集

闇を裂け ぼくらの行進曲編集

マモルはリンリンと共にタイアップ曲が出ており、タイアップ曲は「リトルハートダイアリー

ボカロPのaqu3raが手掛け、2022年6月23日に公開された。

(余談だが、ペアでタイアップ曲が出たのは、マモルとリンリンが初である)


関連イラスト編集

マモルくんとシバザクラZzzzzzzzzzzzzz


関連タグ編集

まいまいまいごえん 頭脳派


クロミ:まいまいまいごえん×サンリオキャラクターズにおけるコラボ相手。漫画版において、マモルは彼女のファンであることを明言している。


ネタバレ編集


この先、ゲーム版第2話、漫画版8話以降の重大なネタバレを含みます


















ゲーム版では寄せ書きの画材探しの途中で見つけ、漫画版では案内カエルタマゴに勧められたアトラクション「ブロックアンサー」に挑む一行。

問題が進むと、マモルとリンリンのDチームに対して、以下の問題が出される。


Q.ヒーロー戦隊5人の中で戦隊のことがだーいすきなのは何人?


シンタは「当然5人」と自信満々だが、他の4人の表情は違っていた。

マモルとリンリンは戦隊は大好きだが、「実はヒーロー戦隊はどうでもよく、シンタが遊んでくれるなら、それが楽しいならいい」というワタル、半ば無理やり戦隊にさせられたマドカは戦隊の事を「だーいすき」と思っていないことに感づいており、正解が「3人」だと分かっていた。

マモルは問題の内容と答えの内容的に、皆の前で答える事がとても酷い事のように思えた為、回答に躊躇してしまう。

漫画版とゲーム版で、マモルのとった行動が変わり、展開も異なっていく。


  • ゲーム版

悩んだ末、正解の扉に行くこともわざと不正解の扉に行くこともできず、時間切れに。

得点がマイナスされ、最終問題で間違えればゲームオーバーになってしまう状態に陥った。

シンタからは問いただされるも、「正解の扉に行く道に迷ってしまった」ととっさに嘘をついてしまった。

なお、ワタルとマドカは、自分が戦隊の事を「だーいすき」と思っていないことがバレなかったためか、ほっとした様子だった。

落ち込むマモルに、リンリンが「マモルくんは間違っていない」と励ます。


「人の秘密をばらして、人を傷つけることと自分が怖い目にあうことを…

 『同じくらい怖い』って思えるんだよ。

 それってすごく、素敵なことだよ。」


  • 漫画版

回答に悩んでいる際、心の中でヒーローのお面をつけた自分自身が、マモルに語りかける。


「5人と答えて不正解 シンタくんはきっと不思議がるでしょうね」

「でも大丈夫 それで自分を守れるんですよ 傷つかずにすむ」

「転ばぬ先の杖 誰かの後ろでそれをつついていれば安心ですね」

「いつだってそうしてきたんだから」


そんな心の声を振り払うかのように回答ボタンを押し、マモルが出した答えは「3人」だった。

戸惑うシンタをよそ目に、非情にも鳴り響く正解音。

「何かの間違い」と信じて疑わないシンタだが、他の4人は何も答えない。


「この問題は僕を試しているんです 答えられないだろう シルバーはそういうやつだって…」


前問と合わせて合計15ポイントを得るものの、リンリンの目からしても、マモルは正気を保っていない様子だった。


「…マモルくん 無理してるよね」


「……無理しないと 僕みたいなのは”ヒーロー”になれませんから」





この先、ブロックアンサー編の結末のネタバレ






























Dチームの最終問題にて、ゲーム版ではDチームの前に最終問題を答えたBチームがボーナス問題を引き当て、

漫画版ではカエルタマゴが「特大ビッグバンチャンス問題」としてレベル100の問題を出す。

その問題は簡単な上に、正解すれば100点を獲得する事ができるというものだった。

そして、その問題は────


Q.戦隊だけが知ってる秘密の合言葉は何デミ?


この問題は、周囲から見れば、確かにマモルとリンリンにとっては簡単な問題だと思われた。

しかし、ヒーロー戦隊が大好きなマモルにとっては、これは大事な秘密であり、それで皆を悲しませてしまう事を恐れた。

そんな中、こちらでも心の中でヒーローのお面をつけた自分自身が、マモルに語りかける。


「僕はさ、考えすぎなんだよ」

「考えすぎているから、気にしなくていい事まで勝手に想像して、必要ない準備をしているんだ」

「だからこんな世界は、そろそろ卒業しよう」

「ジャマにならないように、壊しちゃおう」


その言葉は、今まで「転ばぬ先の杖」を大切にしていたマモルを、否定するようなものだった。

自分自身に語りかけられたマモルは、自身の心のひみつきちから、ヒーロー戦隊の仲間を追い出し、ヒーローのお面を壊していった。


もし僕にも、シンタくんのような勇気さえあれば……


僕は、ずっとシルバーでいたかった……。


ずっと、シルバーでいたかったんです……。


そして、全てのお面を壊し、合言葉を言おうとしたその瞬間だった。


「────だめ!!!」


隣にいたリンリンが、マモルの口を塞いだ。(漫画版では直後に「ひみつ」と回答している)

そして不正解となってしまい、二人のゲームオーバーは確定してしまう。


リンリンは、分かっていた。

この問題が、どれだけマモルにとって辛いものなのかを。

もし答えを言えば、マモルの心が壊れてしまうと思ったのだ。

だからリンリンは、あのような行動をしたのだった。

泣きながら謝るリンリンに対し、マモルは彼女に感謝を伝える。


「僕を、ヒーローのままでいさせてくれて、ありがとう」


二人は涙を流しながら、笑い合った。

そして、二人の乗っていた回答席の床が開き(漫画版では支えのブロックが崩れ)、二人は落下。

空中でタマゴの姿に変えられ、床に叩きつけられ割れてしまう。

Block answer

こうして二人は第二・第三の脱落者となってしまった(漫画版では別件もあり第三・第四)。


本人達にとっては納得できる結末だと思われるが、周囲やファンから見ればあまりにも辛い結末であり、まさにメリバである。


────仲間、みんなで協力、助け合い。

それらを思った故の、一番頭のいいマモルの脱落は、の心情に大きな影響を与えた。

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