“I'm a misunderstood bad boy!”
「誤解されてるけど僕はワルですから!」
CV:興津和幸(日本語版) Adam McArthur(英語版)
概要
スター・バタフライの親友でもう一人の主人公。15歳の男の子。
校長から魔法の国ミューニから地球へやってきたスターの面倒見役を押し付けられる。
(同時に彼の家がスターのホームステイ先にも決定した。)
スリルや冒険を求め「危険な男」と自称しているが、実際はかなりの安全志向・慎重型。
校長室に入るのに通行証が必要か心配したり、シャワーで転倒しても平気なようにヘルメットを着用している(本人談)。細かな気配りができる好青年であることは校長にすら認知されており、それゆえスターの面倒見としてすぐ名前が思い浮かんだ。
クラスメイトのジャッキー・リン・トーマスに対し密かに恋心を抱いているが、緊張して会話もままならず会釈が精一杯など非常に奥手である。
魔法のステッキで様々な問題を起こすスターに振り回され当初は快く思っていなかったが、ステッキを狙うルードたち悪魔軍団の襲撃で彼女と共闘し、そのスリリングな体験をキッカケに打ち解け親友となる。
キャラクター
家にある家具や装飾品、得意料理がナチョス(トルティーヤ・チップスにソースをかけた軽食)、父親のラファエルが巻き舌調の英語を話すことからヒスパニックであると思われる。
普段は赤いフード付きパーカーを愛着している。シーズンが進むにつれて描写が減ったが、脇が多汗症で緊張したときパーカーの色が変わるくらいびしょびしょに汗をかく。乗り物酔いしやすい体質だが動いている閉鎖空間でそうなりやすいだけなので、スターの雲に一緒に乗って飛ぶことは全く苦ではない。
カラテ(緑ストライプ帯)を習っておりその力量はスターの相棒として怪物たちを蹴散らすほど。攻撃のたびに奇声(怪鳥音)を発するなどカンフーに近いのは、撮影中に事故死したカンフー俳優のマッキー・ハンズが憧れの俳優であり影響をうけているからである。ガスバーナーでの溶接や針金を使った錠前外し、巧みな演説や風説の流布で民衆を煽動したりするなど、特殊技能や知略にも長けている。
プリンセス・クズ Princess Turdina
セイント・オルガに潜入する際、プリンセスの矯正施設ということで女装したマルコ。
なぜTurdinaがクズになったのか不明。
洗脳や投獄のことを知るまでは矯正施設のことをむしろ気に入っている様子があった。もっとも…
画一的な令嬢になるためのレッスンをしているプリンセスたちに個性の大事さを訴え集団的蜂起を煽動した。のちにミス・ヘイナスがセイント・オルガから放逐された際には、プリンセス・クズのポスターや彫像まで作られていた。
なおマルコはときどき札束を懐から取り出し金で物事を解決するシーンがあるが、このプリンセス・クズのフィギュアなどのグッズ収入の一部を報酬として毎月650ドル受け取っているためである。
16年後のマルコ
次元切りバサミを使って怠惰な生活を送るマルコはオレンジ色のポータルに引きずり込まれる。
スターがポニーヘッドからもらった次元切りバサミが、実はヘカプーの次元切りバサミを置き引きしたものだったためである。しかし次元切りバサミが必要なマルコは、新しくヘカプーに次元切りバサミを打ってもらうため大量に分身したヘカプーの頭頂の火をすべて消すという試練を課される。
16年もの旅によって青髭・マッチョ・びりびりに破れた服というハードな外観に変貌し、相棒のドラゴンサイクル”ナチョス”と宝刀エル・チャポを手に入れたマルコはみごとヘカプーの試練をクリアした。しかしヘカプー時空は地球と時間の流れが違う(16年→8分)のため、鍛えた精悍な体つきは元に戻ってしまった。
ちなみにオリジナルの吹き替え役のAdam McArthur氏はオーディションの際に30代の男性キャラクターを想定した演技を要求されたため、マルコが別次元で野性味溢れる壮年男性となることは作品が開始する時には既定路線だったと思われる。
戦闘能力
マルコは空手道場にて後に赤帯を取得する腕前をしているが、本編での戦闘能力は空手家として単純に説明が付かないほど逸脱している。
第1話でスターが襲撃された際には素早く右正拳→左アッパー→クラックシュートのコンボを叩き込むなど咄嗟の実戦でも体が動かせており、スターの魔法による面制圧に及ばないもののルード一味を寄せ付けない強さを発揮していた。実戦を求めて戦い慣れしている人間ではないので、持ち前の度胸とセンスの結果だと思われる。以降ルード一味をことごとく撃退しており、彼らに敗れたのはトフィーによるマルコ人質作戦によってのみだった。
以降ミューニに来てからはさらに拍車が掛り、トフィーの胸を撃ち抜く、そのトフィーに岩に叩きつけられながら気絶で済む、変身したミーナ・ラブベリー以外に唯一スターの呪文をすべて撃破する、など作中登場人物の中でもかなりの強さを誇る。
なおマルコの空手の師匠は40近くになって親に生活費を出してもらいながらビデオ教材によって空手を習得した素人であり、そのビデオもテープが噛んだのでデッキが壊れ赤帯止まりという体たらくだった。さすがに現在はタコス販売の店員をしている。
マルコ七傑 Marc-nificent Seven
メテオラ討伐のため、スターは行方不明となったムーンを見つけ力を借りようとする。その捜索の為の時間稼ぎを任されるマルコ。マルコは伝手を頼り7人のチームを結成する。それ以降ポニーヘッド以外のメンバーでツーリングに繰り出す程には良好な関係を築いた。
- マルコ 対メテオラの際にはより囮になるようプリンセス・クズの恰好をしてメテオラの注意を引きつけた。作戦立案・現場指揮・囮などを請け負うこのチームの支柱。
- トム 悪魔の力を引き出すことで地割れや爆炎を生み出したり、力を武器に宿らせて強化することが出来る。当初の計画が失敗して逃げる以外の算段が思いつかない状態に際し、マルコをフォローしもう一つの作戦に移らせた。
- ポニーヘッド 参画というより折られた角の借りを返すことを目的に参加した。が角から力を放出する技が使えなかったので呆気なくやられてしまった。
- ケリー 緑色のふかふかした髪の毛で全身が隠れた女の子。かなり行動的で、ナチョスを見張って欲しいとマルコに頼まれたにもかかわらず髪の毛が葉っぱだらけになるまで乗り回した。ジョルビーの歯の手入れや実戦においても青竜刀のような巨大な剣を使う。
- ヘカプー 魔法委員会はイクリプサの一件でスターからの信用がなくなり防衛作戦からはじき出されたが、マルコとの個人的な友誼によって参戦した。分身を使って囮として罠まで誘導したり、ポータルを使って緊急回避をするなどサポートに回る。
- ジョルビー 水棲生物のような耳をした巨大な犬の怪物。ケリーとはボール遊びをしたりケリーを乗せて走り回ったりして遊んでいる。普通に会話が出来て性格も常識的。
- タロン・レイヴンタロン ワシの頭をした巨漢だが足が尋常でなく細い。無秩序にポータルが開かれる事件の際にマルコやヘカプーと同伴した。験担ぎの為にジョッキいっぱいのミミズを一気飲みする特異な風習を持っているが、普段は自撮りが趣味。出会った仲間にお揃いのサングラスをつけてもらった写真を撮り集めている。
関連タグ
悪魔バスター☆スター・バタフライ / Star_vs_the_Forces_of_Evil