海外アニメ『悪魔バスター★スター・バタフライ』に登場するキャラクターの一覧である。
メインキャラクター
スター・バタフライ
CV:植田佳奈
魔法の国ミューニのお姫様。おてんばで好奇心旺盛な女の子。ほっぺのマークはハート。
14歳の誕生日に母親から王家の秘法である「魔法のステッキ」を授けられるが、早々に魔法で大惨事を起こしたために地球での修行を言い渡される。幼少期はベビーシッターから自身の戦争経験を聞かされて育ち、怪物たちを素手で圧倒したり野生のユニコーンを手懐けたり、かなりアクティブな性格。だがやさしい心も持っており、地球での暮らしをしていくうちに怪物と争い続けてきたミューニの常識や歴史に疑問を感じるようになる。
高いポテンシャルがある一方、次期女王になる為の厳しい教育を受けていることを嫌がっており、勉強すること自体に煩わしさを感じているため、スターの使う魔法は代々伝わる魔法の書に書いていないオリジナルのものであった。しかし魔法のステッキや魔法の書をルードに執拗に狙われているうちに、用語集さんの指導を受けて魔法の書に記載してある「ウォニコーン・スタンピード」などの正式な技を習得していくようになる。
マルコ・ディアス
CV:興津和幸
地球人の男の子。スターのホームステイ先であるディアス家の一人息子。
自分を「危険な男」だと言い張っているが根っからの安全思考型。破天荒で、魔法のステッキで様々な問題を起こすスターのことを最初は快く思っていなかったが、怪物たちの襲撃で彼女と共闘し、その刺激的な体験をキッカケに打ち解け親友となる。
カラテ(緑ストライプ帯)を習っており怪物たちをたたきのめす程度に強く、鎖でつながれた扉を蹴破るなど人間離れした身体能力を見せる。撮影中に死亡したカンフー俳優のマッキー・ハンズにあこがれているため、攻撃のたびに奇声(怪鳥音)を発する。
ポニーヘッドがパクってきた次元切りハサミを使用してしまったためヘカプーの試練を受ける事となったが、試練を乗り越え次元切りハサミの正式な所有者となった。
魔法の国ミューニ
ムーン・バタフライ
CV:久川綾
ミューニ王国第36代女王。
スターの母親。ほっぺのマークはダイヤ。
スターに地球への滞在を言い渡した張本人。娘の過激な性格に頭を悩ませてはいるが、本人たちも学校への入学に校長を大量の金貨で買収したり、スターに負けずとも劣らぬ破天荒な性格。
本気を出す際には青を基調にした蛾の怪物に変身し圧倒的な力を見せつける。
母親を怪物に殺害されたことで即位した。
力で劣る自分が勝ちミューニを守るため、ある存在と取引をして禁じられた魔法を習得する。その魔法によって敵を退けるものの、黒くひび割れた呪印が腕を侵食したため手袋でそれを隠している。
キング・リバー・バタフライ
CV:武田幸史
スターの父親。
女王であるムーンと結婚したことでミューニ国王に即位した。
バーバリアンの家系で粗野な性格。ウミヘビ退治など行動的な趣味を持つ。政治はムーン女王に頼りっぱなしだったが、国難に際して王としての自覚に目覚めた。ルードの魔法によって吹き飛ばされ行方不明となったが、大ワシたちの王となり他にルードに吹き飛ばされたミューニの人たちを救った。
即位前のリバーは小柄で気弱な青年だった。
用語集さん(グロサリック)
魔法の本の精霊。老人の姿をしており、魔法の本の所有者に助言を与えるが何かとカチンと来る言動も多い。ミューニの歴史と深くかかわっており、古い遺跡にもその姿が記されている。
歴代の王女の教育係をしている一方、基本的に本の所有者に仕えるというスタンスをとっているためルードに魔法の書を奪われてからはスターに冷淡な態度だった。
魔法委員会の創始者の一人にして、他の創始者をつくった存在。
シーズン3でルードに本を燃やされ存在が消滅してしまうが、魔術の深奥より復活する。しかし「グラブゴー」としか口に出さず知能的に野犬のような存在になってしまった。
イクリプサ・バタフライ
CV:岸本百恵
ミューニ王国第29代女王。
スターのご先祖様。ほっぺのマークはスペード。
スパイダーバイト王国を破壊し数え切れない人間を食べたと言われる怪物を愛し、子を設けた。また魔法の本に禁断の章を書きこんだ邪悪で狡猾な魔女として、300年以上もの間厳重にクリスタルに封印されている。手袋で隠された腕は漆黒に染まっている。
シーズン3でのミューニ王国の破壊によって封印が解かれ外に出ることができたものの、直後にムーンや魔法委員会によって幽閉される。ゆったりとした印象やチョコバー中毒者・ネグリジェでうろつくなどひょうきんな描写も多い。
彼女の封印が解かれたことで、スターはミューニ王国の秘密を知ることになった。
異次元
ポニーヘッド・プリンセス
魔法の国にいた頃からのスターの親友。ユニコーンの頭部のような姿の女の子(?)
スターに会うために次元切りハサミを使って地球にやってきた。気が強く同じくスターの親友であるマルコにライバル心を抱いている。セイント・オルガで更生させられたが、スターとマルコが起こした反乱で元にもどった。
たくさんいる姉妹と父親もユニコーンの頭部だけである。
トム・ルシター
頭には二本の角、額には第三の目がある青年。
スターのことが好きだが、彼女からは敬遠されている。短気で嫉妬深く、怒ると全身から炎を発生させる。ただ自分の欠点は自覚しており、直そうと努力している様子が作中しばしば見られる。最初はマルコをライバルとして敵視していたが、やがて打ち解けてよき友人になる。
ヘカプー
CV:矢野亜沙美
全ての次元切りハサミを管理している女性。豊満な容姿、気怠げな半目、赤毛、頭上に灯した炎が特徴。
魔法委員会の一員。会議では穏健だが、プライベートでは意地悪。しかし約束事はきちんと守る義理堅い性格でもある。日本語版の声はジャッキーとの兼ね役。
ミス・ヘイナス
セイント・オルガの校長。ほっぺのマークはクラブ
規則に厳しく問題のあるプリンセスの矯正を受け持っていたがプリンセスたちの反乱によってセントオルガが崩壊し放浪している。反乱の原因となった女装したマルコを追っている。
頬にマークがあるという重大な伏線をもっている。
ミーナ・ラブベリー
CV:永島由子
スターの憧れであるミューニの伝説の女騎士。
第28代女王ソラリア・バタフライの創設した騎士団「ソラリアン」の一員。
主君であるソラリアを殺されたため、怪物を強く憎み殲滅しようと企む。
普段は細身の女性だが、戦士形態になると逞しい筋肉に身を包んだ姿になる。また鉄巨人を操作し、スター達の拠点だった城をほぼ全壊させた。
怪物
ルード
CV:龍田直樹(日本語吹替)
怪物の軍団のボス。小柄で尊大。
スターの持つ魔法のステッキを狙っており、部下たちを使いステッキの持ち主であるスターを幾度となく襲撃する。没落した怪物王家の王子。無教養でがさつだが、どこか人を引き付けるものがあるらしく周囲には仲間が集まってくる。一旦はスターの魔法で追放されたが、魔法のステッキのかたわれとめぐりあい魔法の力を得た。その力で新たな軍団を組織しミューニの王権を簒奪する。
筋肉ガエル
CV:西凜太郎(日本語吹替)
ルードの部下の怪物。本名は「イヴギニー・ブルゴヤボフ」だが、作中では専らあだ名のほうで呼ばれる。あだ名通り筋骨隆々のカエルのような容姿と、情に脆く男気ある性格を持つ。
ルードのもとから離れてからは、凄腕の仕事人として活躍している。子煩悩な父親でもある。
トフィー
CV:祐仙勇(日本語吹替)
ルードの人材募集に応募してやってきた怪物。不死者で身体の傷もすぐさま再生するが、右手の中指だけが欠けたまま。
一見ルードに忠実で紳士的かつ理知的な人物だが、ルードを追い出し怪物たちのボスとなった。
地球
ジャッキー・リン・トーマス
CV:矢野亜沙美
マルコのクラスメイトで、彼のあこがれの人。
校内をスケボーで走るクールな女の子。スターはマルコとくっつけようと世話を焼くが・・・。
アルフォンソ & ファーガソン
マルコの友人二人組。
細身で眼鏡をかけているのがアルフォンソ、肥満で赤い髪の方がファーガソン。マルコとは仲が良く、三人でスターの鏡を使って異世界にイタ電をして騒動を起こした。
ジャンナ・オルドニア
帽子がトレードマークのクラスの問題児。淡々とした性格でオカルトやホラー趣味。マルコにしょっちゅうちょっかいをかけており、いつのまにかマルコのロッカーの暗証番号や社会保障番号、指紋まで入手している。
出先に運転手付きのセダンで乗り付けてくるほどに裕福な家庭で育っている。
スカルニック先生
スターとマルコの担任教師。独身の50歳。
非常に厳格で生徒たちからも怖れられている。元々見た目がアレだったが、スターの魔法で余計にとんでもない姿にされる。そのキツイ性格と容姿のせいか男運が悪く、そのストレスを生徒たちに抜き打ちテストなどで当たり散らすこともあるが、責任感は強く、とある事情で生徒たちが危機に瀕した際には自ら甲冑を纏い生徒を救うために奮戦したことも。