概要
ミズシロ火澄とは、『スパイラル~推理の絆~』のキャラクター。
ミズシロ・ヤイバの弟だが、実はブレードチルドレン計画と共に行われた実験で生まれたヤイバのクローンであり、世界最初のクローン人間でもある。
このように出自などは異なるがブレード・チルドレンと同様の特徴を持つとされ、他ならぬ「ブレード・チルドレンの上位互換(純粋互換)」と言える立場。
口調は大阪弁。ハーモニカが得意。陽気で社交的であり自信もあり、見た感じはかなり明るい性格。これはヤイバとは離されて育てられたことが大きいのだが、その出自と運命ゆえに深い孤独感を心の奥に宿している。
以前はヤイバから受け継いだ才能をブレードチルドレン救済に使おうと大学で研究していたが、そこで自分の真実と限界を思い知る。
したがって、鳴海歩より随分明るい人生のように見えて、実際には一彼より深い絶望に陥っている。
その人生も、不完全なクローンゆえに、成人する前に終わってしまう運命が課せられていた。
その特異性から自殺や殺されることができず、殺せるのは対となる歩だけだった(歩の兄・鳴海清隆が自分を殺す事はできず、逆に清隆を過去に殺しにかかったが失敗した)。
そして自分と同じ境遇を共有できるのもまた歩だけだった。
それを知り歩に接近し、カノン・ヒルベルトを殺害して歩に自分を殺すか一緒に生きるかを迫るが、最終的には捨てられてしまい、タワーから飛び降りるもやはり死ねなかった。
その後、クローンの延命治療の臨床試験の実験体となり、2年後に静かに息を引き取る最期を遂げた。
アニメ版ではカノン編で物語が終了したので登場しない(ヤイバについて言及されることもない)。