ミニ鳩ポリス
みにぱとぽりす
初登場は「熱帯ゾーン」。ここでの彼女の口癖は「ポッポー」。ここでの規律が厳しく、些細なことでも、知らなかったとしても違反者を留置所に入れるなど、妥協はしない。だが、大抵一日で釈放するため、熱帯ゾーンでの規律を教え込むための必要悪の行動である可能性もある(それでも、罪が大きい者であれば拘留が長い者もいた)。
熱帯ゾーンにやってきたタケル一行を窃盗などの軽犯罪で逮捕し、留置所に入れた。名前を名乗る際、派手に格好をつけているなど、目立ちたがり屋な一面もある(シールの裏面によると、「捜査令嬢の強力バックアップでわっぱ飯が好き」とのこと)。この行動によって、規律を破っては留置所の出入りを繰り返し、聖守から魔守に成り下がったガングローブと出くわし、なおかつ交際している密林ジムとの約束を果たすきっかけを作った。
一方で、悪魔・黒子ダイル団Dとの取引をしていたバカラ一行のガスベラスを駐車違反で強制移動し、バカラ一行も逮捕した。バカラは「正々堂々」を信条としているため素直に従っていた(ポーカードだけは捕まらなかった)。
その後、「オフィスゾーン」で別の種類が登場しており、ここでの「許可証の書類がすべて」を規律としているため、少々神経質な一面も見られた。逮捕こそしなかったが、書類がすべてで取り締まる分余計にタチが悪い。悪魔・朱烈男爵が貴重な古書を食した際にも「破損許可証はあるの!?」と言うなど、「ゾーンの掟以前に違法じゃないのかよ!?」と、視聴者から痛烈なツッコミが入っている。なお、オフィスゾーンの様相は、現代日本における社会のストレスを風刺したものが如実に描かれており、「オフィスゾーンのミニ鳩ポリス」はそれを体現していた。
それでも、朱烈男爵の事件を解決したタケル一行に感謝状を贈るなど、善行を働けば寛容な面を見せた。
当時発売されていた小学館の学習雑誌・大泉太一による漫画では終盤近くに登場しており、実質的な主人公を勤める。タケルたちを魔党賊リターンの仲間と疑うが、タケルのバカさ加減を見てそうではないと悟る。最終的にはリターンの逮捕に成功しているが、終盤の落ちでリターンに次界卵のことを聞くタケルたちに「(リターンにちょっかいを出してないで、行先までパトカーに)乗ってく?」と問う場面で締めくくった。
ミニ鳩刑事……昇格シール。
捜査令嬢……上司である天使。
貧乏強請……対となる魔守。元々は聖守でポリス試験に9回落ちてひねくれて魔守になった。
魔党賊リターン……対となる悪魔。前作のアリババとの関係がある。