概要
『東京卍リベンジャーズ』の武藤泰宏×三途春千夜の腐向けカップリング。
東京卍會伍番隊隊長と副隊長で、上司と部下のような関係性。
三途は武藤に対し「隊長」と呼び、常に敬語である。
206話
番外編(206話)にてこの2人の過去が明らかになる。
東卍きっての暴れ馬として、どこの隊でも問題を起こしていた三途。
「お前なら何とかしてくれるだろ?」とマイキーから三途を押しつけられた武藤。
武藤は三途に対し、お互い居場所がなく、自分達は似たもの同士だと話す。
東卍や王(マイキー)を馬鹿にされたことで単身で四ッ谷のチームと揉め、
傷だらけになった三途に対し武藤は「王を大事にするのもいいが自分を大事にしろ」と諭す。
更に口元の傷を見て「おまえはその傷で損している」とし、後のトレードマークである黒マスクを渡した。
その後伍番隊副隊長となった三途は、忠誠心と腕っ節の強さで武藤の信頼を得た。
「オレ一人っ子だったから、隊長みたいな兄貴欲しかったんです」と笑顔で話す三途に
「ああ、本当の兄貴だと思ってくれ」と武藤は返した。
ネタバレ
関東事変の半年後、少年鑑別所から出所した武藤を三途は車で迎える。
そして三途は、東卍を裏切り天竺に寝返った裏切り者として武藤を日本刀で惨殺、東京湾の海に遺棄した。
以後三途の口から武藤についての言及は一切無かったものの、
255話で「マイキー以外は全部ノイズ」と吐き捨てる三途に対し、鶴蝶は「ムーチョもノイズか?」と問いかけたが三途は無言であった。
本編を読む限り武藤と三途はドライな関係に見える一方、キャラクターブック3においては
・三途が武藤の嫌いな奴の髪の毛を毟り取り、リボンでラッピングして武藤にプレゼントする
・少しでも打ち解けようと武藤が自分の好物であるコー●ーコーナーのチーズケーキを三途に買ってくる
・元々チーズ嫌いな三途が「挑戦しますよ」とチーズケーキを食べた後、微妙な顔をしたので失敗したと思った武藤だが、次のページにて三途の好物が「コー●ーコーナーのチーズケーキ」となっている
・三途の部屋に武藤に関連した私物(将棋や車の鍵、雑誌等)が置いてある
等のエピソードが記載されている。
また、18巻のカバー裏の表紙には出会ったばかりの頃の武藤と三途が描かれているが、
三途が肩に羽織っているレザージャケットは206話で武藤が羽織っていたものと
同じ物と思われる(お下がりか同じ物を買ったのはか不明)
29巻表紙の三途の背景には、武藤を惨殺した埠頭が描かれている。
更にネタバレ(最後の世界戦)
最後の世界線では一切関わりがなくなったと思われたが、新体験展の山岸のメモによると、天竺四天王の武藤と伍番隊隊長の三途が敵同士であるにもかかわらずよく会っている事が発覚した。
余談
上記の「オレ一人っ子だったから~」の発言は実際は嘘であり武藤を欺くためと思われたが、連載終了後の原作者のコメントにて
『三途が実兄の明司武臣のもとから出て行ったのは、武臣がクズすぎて我慢できなくなったから』
という本編では描ききれなかった設定が存在したとのこと。
「隊長みたいな兄貴欲しかった」という三途の言葉だけは嘘ではなかったのかもしれない。