概要
『地獄先生ぬ~べ~』で登場した中国人の青年。
少年時代に妹の鈴々(リンリン)が目の前で妖怪に惨殺された事で全ての妖怪を憎むようになり、霊符師となって妖怪を狩り続けている。
霊符で妖怪と対等以上に戦えるほどの実力を持ちながらも、妖怪を一匹残らず抹殺するためにぬ~べ~の鬼の手を奪う事を目論んでいる。
本編での活躍
童守小に貼り付けた霊符のトラップでぬ~べ~を追い詰めて鬼の手(覇鬼)を奪い、霊符を左手に巻き付けて鬼の手を制御できるようになった。
上述の過去から、当初から妖怪を「無条件で悪」と決めつけて容赦なく狩っていたが、鬼の手を手に入れてからは通り魔のごとく無害な妖怪をも次々と襲撃するようになる。ゆきめ曰く「妖怪惨殺魔」
ぬ~べ~達に保護された妖怪を始末しようと再び童守小に現れ、玉藻やゆきめを苦戦させたが、眠鬼と融合して新たな鬼の手を得たぬ~べ~の反撃で次第に形勢逆転。
ぬ~べ~からは鬼の手を返すよう説得されたものの、その時点で力に溺れたヤンは耳を貸さずに守るべき人間であるぬ~べ~の生徒にも危害を加えるようになる等、皮肉にも妹を殺した凶悪妖怪と何ら変わりない外道に成り果ててしまう。
だが、鬼の妖気が憎しみに満ちたヤンの醜い心に同調し、霊符で鬼の手を完全に制御しているにもかかわらず肉体を侵食してしまい…
怪物となったヤン
憎しみの心で鬼が人間の細胞に混じった姿。
左手以外は全身から突起が無数に生えたような醜悪な姿をしており、人間としての理性を失い、人間でも鬼でもない怪物と化している。
最後はぬ~べ~との一騎討ちに敗れたが、自身が傷つけた妖怪達に救われて元の姿へと戻った。
その後、妖怪に対する考えを改め、人々を苦しめる悪霊と戦い続けるために中国へと帰った。