概要
平民出の元貴族の養子ユーリスと貴族令嬢ベルナデッタの組み合わせ。
ユーリスの方が2つ年上。身長差は1部が21センチ、5年後の2部が6センチ。支援会話の進行状況で食事や課題時に専用会話が発生する。
第1部以前から引き篭もっていたベルナデッタが、ユーリスと出会うという、二人の過去のお話が進む。
ベルナデッタはユーリスが幼いころに出会い、身分を理由に引き裂かれた友達と似ていると思っていたが、彼こそがその本人であった。ベルナデッタはユーリスが自分を恨んでいるに違いないと思い込み、ますます彼を避け始める。
真相(ネタバレ)
誤解したまま避け続けるベルナデッタに対し、ユーリスは真実を伝える。
元々ベルナデッタを暗殺するために雇われたユーリスは、友として彼女に近づいた。
事は上手く進み、ベルナデッタの就寝中に首にナイフを当て、そこを斬れば殺せたが、寸前で躊躇ってしまい失敗。結局ベルナデッタの父にこのことがバレてしまい、ユーリスは追放される。
日頃娘を追い詰めてきた父だが、この時は真実を告げなかった。ベルナデッタは友達に殺されかけたと知らずに済んだものの、自分のせいであの子が酷い目に遭ったと思い、平民との関わりを恐れるようになった。
命を狙っていたとはいえ、一緒にいた時間は悪くなかったと言うユーリスに、ベルナデッタは昔のように戻れないかと懇願する。ユーリスはあそこまで世話を焼かされた友は初めてだったと打ち明け、ベルナデッタと過ごしたつかの間の日々は偽りであろうと、思い出は嘘ではないと和解した。
後日談ではベルナデッタは爵位を引き継いだものの引き籠りを続けたため領内の統治は難航していた。そこにヴァーリ領に訪れていたユーリスと再会したが文字通り彼を掴んで離さず、結局結婚にまで至った。これには領民はもちろんユーリスも困惑。しかし、彼のサポートもあり、経営難だった領主業も改善しそこそこの名領主になった。