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概要

2020年9月に実装された第4の後継クラスにして『PSO2』での最終追加クラス。略称はLu

使用武器はガンスラッシュのみ。

ほとんどのフォトンアーツが射撃依存の攻撃であるが、エトワールのウォンドのようなOPの射撃と打撃の高い方を射撃力に加算するスキルがあるので、既存の武器でも十分な火力が保証される。

フォトンアーツはレバーをニュートラルにして放つ「ステイアーツ」とレバーを入力しつつ放つ「ムーブアーツ」の二種に変化でき、そこからPAボタン押しっぱなしでギアとPPを消費しつつ連続攻撃が可能(ギアがなくなっても攻撃は継続できるが、与えるダメージは若干落ちる)。

またエトワール同様にテクニックを使用できないが、スキルやアクションでチャージしていない状態の支援テクニックが発生する。

武器の属性でスタイルが決定される・状況に応じ異なるPAを繰り出せるスマートPAボタンの存在もあり、PSO2:NGSの動作テストとも言えるクラス。

ファントム・エトワールと同様にサブクラスに設定可能。設定するとガンスラッシュの最終攻撃力に強化補正が掛かる。

pixiv的にはやはりファントムと同様、実装当初のクラスイメージ衣装・ソフィスレーナルが注目されている。

なお、クラスはフォトナーがモチーフとなっている(EP6設定資料集で判明)。

そのためか攻撃時のエフェクトが終の女神シバ義の男神ヴァルナのものと酷似している。

ちなみに幻創体シバは、NPCパートナーの中では唯一のラスターとなる(ラスターには教官NPCが存在しない)。

用語

  • ボルテージ:敵に連続的にダメージを与えるたびに上昇するゲージ。詳細は後述。
  • エンハンスアタック:通常攻撃ボタンを長く押すことで発動する特殊攻撃。各スタイルの「〇〇アタックエンハンス」を取得していれば命中時に追加効果が発動する。
  • エクストラアタック:通常攻撃4段目。間にフォトンアーツを挟むと発動しない(通常攻撃を4回しないといけない)。発動時に武器アクション入力でクイックシュート(後述)が発動する。
  • ステイアーツ:移動入力を行わず棒立ち状態で放つフォトンアーツ。略称はS。
  • ムーブアーツ:移動入力を行いながら放つフォトンアーツ。略称はM。
  • エンハンスアーツ:フォトンアーツボタンを長押しで発動。ギアを1つ消費するがなくても使える(威力は少し下がる)。ステイ、ムーブのどちらでも発動できる。
  • エンハンスコンボ:フォトンアーツ使用時、ジャストアタックの円が出る前にもう一度フォトンアーツボタンを押すことで発動。簡易版エンハンスアーツによる追撃を放つ。ギアを1つ消費する。
  • スラッシュライズ:各種攻撃アクション後に方向入力しながらジャンプボタンを押すことで斬りつけながら小ジャンプする。通常のジャンプと違い何度でも使用可能。さらにジャンプボタン長押しでギアを消費し、HP残量に応じてザンバースかメギバースが発動する。
  • スラッシュフォール:同じく攻撃アクション後に方向入力せずにジャンプボタンでスタン効果のある急降下攻撃を行う。ライズと同様に長押しでギアを消費しノンチャージ版のザンバースかメギバースが発動する。その場でジャンプして空中のエネミーに対応しようとすると暴発しやすい。
  • イベイドシュート:武器アクションを短く押すことで発動する射撃攻撃。入力した方向(入力していない場合は後方)に移動しながら3連射する。威力はかなり低いがボルテージの維持に使えるほか、入力時に無敵時間があり、スキル「ラスターカウンター」習得時にはこれで回避に成功(キィンというSEが鳴る)するとカウンター攻撃に繋げることができる。ステップからのカウンター攻撃と違い空中で使っても高度が下がらない。
  • エンハンスシュート:武器アクションを長押しすることで強力な攻撃を放つ。内容はスタイルによって異なる。
  • クイックシュート:特定のタイミングで武器アクションを行うことで繰り出せる強力な攻撃。スタイルごとにタイミングは異なる。エンハンスシュートの簡易版なので威力は低い。下記参照。
  • クイックスラッシュ:各種PA、スラッシュライズ、スラッシュフォール、エンハンスシュート、クイックシュート、スタイルパージのいずれか使うとピンクのエフェクトが出るので、そのタイミングで通常攻撃をすると高速移動攻撃を行う。
  • アドバンス:スタイルごとに発動する強化状態。下記参照。
  • スタイルパージ:武器アクションを素早く二回入力することで現在のスタイルを破棄する。破棄時には前方に爆発を発生させて大ダメージを与えられる。またスタイルは数秒で元に戻る。火力は下がるが通常攻撃の威力は高くなる。

以上のように特有の要素が非常に多く、そのため把握しきるまでのハードルは若干高いと言える。

各種スタイル

それぞれ複合テクニックをモチーフとしたスタイルになっており、武器属性により3つに大別される。

また特定のタイミングで武器アクションを行うことで強力な攻撃クイックシュートが放てる。

フォメルスタイル(火・闇)

攻撃重視のスタイル。アドバンス発動条件は、ジャストアタックを最速のタイミングで行うこと。一定時間スーパーアーマーが付与されて仰け反らなくなる。更にプレイヤーの周囲にビットが発生し、近づいた敵にダメージを与える(ギアとPP回収に便利)。また、通常攻撃ボタン長押しでジェルン攻撃を3発までストックし、PA使用時に追撃として放てる。

クイックシュートタイミングは、エクストラアタック後とエンハンスコンボ後。

武器アクションボタン長押しで出る攻撃は連続突き。

ザンディスタイル(風・雷)

対多数にも対処しやすいスピード重視のスタイル。アドバンス発動条件は、回避を成功させること。PA使用時に追撃が発生するようになる。また、通常攻撃ボタン長押しで前方に斬りかかり、ヒットしたエネミーを中心に吸い寄せた上でスタンさせる。スタン耐性のない小型エネミーならあっという間にズタズタになるだろう。

クイックシュートタイミングは、エクストラアタック後と左右回避成立後。

武器アクションボタン長押しで出る攻撃は自分を中心とした範囲攻撃。

バーランスタイル(氷・光)

防御(ガード)に重きを置いたスタイル構成。…これまでのシート配信や属性の有用性において光属性のガンスラッシュでこのスタイルからラスターを始める人は少なくないのでは?

斬撃が通常攻撃で追加で飛ぶようになっており、フォトンアーツにガードが発生するようになる。アドバンス発動条件は、ステップガードかステイアーツでのガードに成功すること。通常攻撃のダメージが上がり、被ダメージが一定時間軽減される。

通常攻撃ボタン長押しでは前方範囲にバインド効果を付与するダメージフィールドを発生させる。エネミーを一時的に移動できなくするため、特に移動速度の速いエネミーに対して効果が高い。

クイックシュートタイミングは、エクストラアタック後と前後回避成立後。

武器アクションボタン長押しで出る攻撃はチャージショット。

これ以外にも属性のないコモン武器や、Lv95で修得できるスキル「スタイルパージ」で属性のない状態(スタイルパージによるスタイル属性の破棄は一定時間、攻撃力に強化補正がかかる。クイックシュートは撃てなくなる)でも専用のスタイルで戦う事ができる。

なお、武器耐性についてはメインなら初期修得済みのスキル「ウェポンレジストルールアウト」で無視できるのでアンガ・ファンダージファレグ・アイヴズを相手取る時にも安心して攻撃できる。

スキル

ノンエレメント

ガンスラッシュの武器属性が反映されなくなる代わりにガンスラッシュの射撃力の70%がステータスに加算される

このスキルのおかげでいかなる弱点属性のエネミーにも、またエネミーに耐性を持たれている属性の武器でも安定したダメージが出せるので、純粋に得意なスタイルでのクエスト参加ができる。

当然ながらメイン専用。

ウェポンレジストルールアウト

エネミーの武器耐性を無視してダメージを与えられる。…明確に武器に耐性・弱点があるエネミーは一握り位しかいないが。メイン専用。アンガ・ファンダージやファレグさんの耐性を貫通できる。

なお、エクストリームクエスト等のエネミーに付く武器耐性や武器種依存ではないオメガ・マスカレーダに付くバリアは無視できない。

ラスタータイム

効果時間内は被ダメージ軽減・攻撃を当てた際のPP回復能率上昇。

時間内にフィニッシュで各種スタイルを複合した攻撃で〆る。

なお、効果時間30秒に対しリキャストのクールタイムは200秒。このため下記ハイボルテージ時に発動するのが望ましい。

ラスターボルテージ

絶え間なく攻撃をエネミーに当てる事でボルテージが上昇し、上昇量に応じてダメージ補正や被ダメージ軽減補正ボーナスを得る。

さらに下記スキル群で様々な効果が発動する。

ボルテージボーナス

ボルテージが100を超えるたびにシフタ・デバンドを発動。ボルテージは表記上は9999でカウンターストップするが、その後も100ごとに問題なく発動する。

ハイボルテージ

ボルテージが500を超えると「アンティ発動&以後のステータス異常を防止」「クリティカル率25%アップ」「スキルのリキャスト50%減少」「PP回復量150%アップ」「ラスターウィル(下記参照)を再使用可能にする」の効果を得る。

ボルテージリセットヒール

一定時間攻撃を止めるとボルテージがリセットされるが、その際にHP・PPを上昇量に応じて回復する。最終的には100%回復させられる(ただし回復阻害効果の影響は受ける)

これらは全てサブクラスにしても反映される(カウントアップ系のスキルリングを付けているとそれもちゃっかり反映される)が、メインなら各種スタイルでボルテージ上昇に関わるスキルがあるのでボルテージが上がりやすい。

アシストアンプリファイド

シフタ・デバンドの一回あたりの効果時間をスキルレベルに応じて増加させ、さらに効果時間上限を120秒に延長させる。

サブクラス時でも適用され、さらに上記ボルテージボーナスもあるために常にシフデバを維持し続けられると言ってもいい。

デバンドディスオーダー

デバンド効果中に状態異常(バステ)付与の確率が上昇する。これもサブクラスで有効なスキル。

ラスターウィル

メイン専用。

致命ダメージを負った際に戦闘不能を回避し、HPを1だけ残して5秒間無敵になる。またボルテージが強制的にリセットされるため、上記のボルテージリセットヒールが発動する。

他のクラスにもいくつかあるウィル系スキルだが、ラスターの場合ハイボルテージ達成で再使用可能になるというのが強み。

余談・クラス名について

クラス名のラスター(Luster)とは「光輝」の意で、最後(Last)のクラスだからではない(ダブルミーニングかも知れないが)。ましてや色欲(Lust)でもない。

正にダーカーと戦うアークスに相応しい名称……なのだが、公式配信番組『PSO2 STATION!+』での吉岡Dの発言によると、実は別のクラス名で開発は進んでいたらしい。

ところがその開発中、なんととある別のオンラインゲームにて発表された新クラスと名前が被ってしまったという事態が発生。やむなく改称する事になった、とのことである。

無論、どこのなんというクラス名と被ったかは不明だが(というか明かせるはずもない)。

PSO2NGSにおいては、2023年4月12日にスレイヤーという名称で実装された。操作が忙しいがラスターと比べると少々優しくなっている。

名前が違う理由に関しては、

Q. 新クラスのクラス名が、『PSO2』と同じくガンスラッシュがメイン武器だった「ラスター」ではなく、「スレイヤー」となった経緯を教えて欲しいです。

A. スレイヤーは『PSO2』のラスターと違い、「後継クラス」ではありません。

サブクラスを設定できるといったシステム面の違いがあったり、「ラスター」よりも多くのユーザーの方に遊んでもらえるように、操作性も違ったものになっています。

そのため、これまでと異なる新たなクラスとして「スレイヤー」という名称を設定しました。

スレイヤーもラスターと同じく、高い機動力を活かした戦闘が魅力です。

ラスターをプレイしていた方も是非楽しんでいただきたいです。

とのこと。

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