概要
ポーランドのラドム造兵廠がワルシャワの軍事技術大学と共に2018年に開発したショートストロークガスピストン式モジュラーアサルトライフル。2007年から開発が発表されて実に長い間、温められていた。愛称はWW2時のポーランド軍の司令官のペンネームから取ったグロット。民生用セミオートライフルも販売されており、お値段は本国で1,700ドルほど。
その最大の特徴は先進的なモジュラーシステムで、それまでのモジュラー式の様に機関銃やマークスマンに変えるだけでなく、銃身交換機能や組み換え機能によりサブマシンガンやブルパップ式への交換が可能で、更にアンビデスクトラスに対応してるなど射手の好みに合わせたカスタマイズが簡単にできる。
その他、これまでのポーランド製武器には無かったNATO諸国の正式採用銃との一部部品や規格を共通化などをしているのも地味な特徴である。
性能としては軍内部でテストした結果、低品質の弾薬を使用したりメンテナンスが不十分な場合でも弾詰まりを起こしにくいことが確認され、HK416と継続射撃時の熱伝達率を比べて好成績を残し、FBベリル HK416 SCAR-L CZ805などの5.56mm弾を使用する他のアサルトライフルと比較して、フルオートで発射した際の反動が制御しやすい事が示された。実に扱いやすいアサルトライフルといえる。
性能
全長 | 980mm、720mm(ブルパップ化した場合) |
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銃身長 | 254~508mm |
発射速度 | 700~900発/分 |
重量 | 3.7kg、3.4kg(ブルパップ化した場合) |
使用弾薬 | 5.56×45mmNATO、7.62×39mm |
装弾数 | 30発もしくは60発 |
口径 | 30口径 |