概要
ラム級貨物船の4番船。
姉妹の中では姉であるラム1に次ぐ短命だが、他の姉妹にはない個性を有している。
艦歴
仮装巡洋艦になることを前提に設計されたラム級だが、姉妹の中で彼女だけ病院船に改装されることになった。
イタリア海軍は4隻姉妹のラム級の改装のために、イタリア本土とエリトリアのマッサワに2隻分ずつの資材を準備していたのだが、イタリア参戦直前の時期にはラム4を含む3隻がマッサワにおり、あぶれてしまったのだと考えられている。
第二次世界大戦時はアフリカ戦線に従軍するも1941年10月にイギリスがマッサワを占領した際にイギリス海軍に接収される。
船名は変えずにイギリス海軍に入籍し、引き続き病院船として運用される。
1942年5月10日、エジプトのアレクサンドリアにいたところをドイツ空軍の空爆を受け、撃沈された。