作品解説
アメリカの作家フィリップ・ホセ・ファーマーによる小説シリーズ。1971年に発表した『果しなき河よ我を誘え』を一作目とし全五部作(邦訳は四作のみ)。
世界史の偉人や一般人たちが死後異世界に転生して共闘したり対立したりしながら冒険するという、Fateシリーズや小説家になろうによくある異世界転生ものの先駆け(というかオーパーツ)といってもいい作品。
ただ今日よくある異世界転生ものとは違い、異世界の住民すべてが地球からの転生者(それこそネアンデルタール人から未来人まで)という設定である
2003年と2010年に二度TV映画化されたが原作ファンからは評判は良くない。
登場人物
リチャード・フランシス・バートン(実在した19世紀の英国の探険家)とサミュエル・クレメンズ(マーク・トゥエイン)、ピーター・ジャイアラス・フリギット(作者によるオリジナルキャラにして分身)の三人が主人公。脇役としてシラノ・ド・ベルジュラック、ジョン欠地王、ヘルマン・ゲーリングなど。日本人では徳川家康が登場。