概要
映画『怪盗グルー』のキャラクター。超極秘組織「反悪党同盟」の女性エージェント。
『ミニオン危機一発』に初登場。
前作月を盗んだグルーの腕を見込んだラムズボトム会長の指示で拉致する形で本部に連れ込み、何者かが某国から盗んだ劇薬「PX-41」の行方を追う任務の協力を依頼。グルーと組んで捜査をする。
ハイテンションな性格でリアクションが激しい。反悪党同盟の捜査官だが、グルーの怪盗としての実績は認めていて「悪党だった頃のあんたはいかしていた」と褒めていた。
「PX-41」の捜査が終わりグルーと別れて新たな任務に旅立つが、飛行機の中でグルーへの愛を自覚して、「(仕事より)グルーを選ぶわ」と飛行機を降りてグルーの元に向かう。しかし、グルーと入れ違いになったあげく、エル・マッチョに反悪党同盟の捜査官だとバレて捕まってしまう。助けに来たグルーから告白されて自分も気持ちを伝えることで、互いに両想いになった。
全てが終わった後は147回のデートの末グルーと結婚し、グルー家の三姉妹の母親となる。
『ミニオン大脱走』では
反悪党同盟の捜査官としてグルーとコンビを組んでバルタザール・ブラッドを追うが逃げられてしまい、その責任を追及してグルーにクビを宣告したバレリーに「グルーをクビにするなら私もクビにしてみろ」と悪態をついて反抗するが、グルーともどもクビになって追い出された(だが最終的にブラッドが逮捕されたことで、次回作では捜査官に復帰していた)。
良い母親になろうと手探り中だが、無邪気なアグネスに「ユニコーンはいない」という現実を教える役目を「私は嫌」とグルーに丸投げしたり、自分本位なモンスター親となってしまっている。
酒場の主人のユニコーンの話を聞いて興奮したアグネスの奇声を聞いて、アグネスが何かされたと勘違いして酒場に乗り込んで暴れまわり暴力を振るって大勢の人に迷惑をかけたあげく、それが自分の誤解だと知るや、弁償も謝罪もせずにテヘペロで済ませていた。
マーゴから「(母親には)厳しさも必要」と進言されたがその意味を間違った方向に受け取り、男子が女子にチーズをプレゼントするカーニバルで唯一チーズを食べてもらえなかった肥満少年のニコを見て、「かわいそうだから(あの子のチーズを)食べてあげなさい」と渋るマーゴを叱って食べさせた結果、ニコにマーゴが自分を好きだと勘違いさせてしまい、マーゴをトラブルに巻き込んでしまう。
その後、婚約ブタを持ってマーゴにプロポーズしに来たニコに「マーゴはニコと付き合う気はない」と断って返したが、一緒に来ていたニコの母親に激怒されてしまう。しかし持ち前の迫力で逆にニコの母親を黙らせて追い返した。
グルーに対しては怪盗するのを禁じている。だが、上述の自分の迷惑行為を棚に上げて、冒頭でグルーが見ず知らずの隣の車を壊すのを携帯で撮影したりしていたのにも拘らず、「悪いことはだめ」とグルーをけん制し、ドルーと怪盗していたことを知った時は「私に内緒で悪いことしてるんじゃないわよ」と頬をつねって念押しするなど、わがまま嫁ぶりを見せていた。
終盤はブラッドにさらわれたマーゴたちの救出に向かい、グルーがブラッドと戦っている最中、崩壊寸前の建物に置き去りにされたマーゴたちを持ち前の運動神経で救出した。
『ミニオン超変身』では
グルーとの間に子供(グルーJr.)をもうけて平和に暮らしていたが、脱走したマキシムから身を隠すために家族そろってメイフラワーにあるセーフティーハウスに身を隠すことになる。
メイフラワーでは「ブランチ」という偽名で高級サロンのスタイリストとして働くことになるが、当然ながら知識がまったくないルーシーは適当に施術をした結果、客のメローラの髪を発火させてしまい、火事騒ぎを起こしてしまう。
その後、スーパーで出くわしたメローラに追いかけられ、スーパー内をカートで走り回り商品をメローラ撃退に使うなど、今回も迷惑行為の数々を起こしていた。
グルーがレニー(悪党学園のマスコットのミツアナグマ)を盗んだと勘違いしたウーベルシュレヒトが家に乗り込んできたときは、グルーと共に応戦して、ウーベルシュレヒトの車いすをショートさせることで倒した。
登場時はハイテンションなウザさがあるものの、それが見事にギャグに昇華されていたキャラだったが、ミニオン大脱走、ミニオン超変身と、シリーズを重ねるごとに、脚本家の力量不足か路線変更か、わがまま嫁、毒親、モンスター客と、暴力や迷惑キャラの面が目立つようになり、ファンからもその点について指摘されていた。