概要
CV:スティーヴ・カレル(英語版)、笑福亭鶴瓶(日本語吹き替え)
映画『怪盗グルー』シリーズの主人公。怪盗業を営んでおり、自己中心的で他人の都合を考えないれっきとした悪党。そのため偉大な悪党に従う習性をもつミニオン達からは絶大な支持を得ている。発明の天才でもあり、作中彼が制作した様々な発明品が登場する。
見た目がほぼ同じでかつ独特な『ミニオン語』で話すため、普通はもはや何を言っているのかすらわからないはずのミニオン達の顔と名前を全て覚えているらしく、彼の頭脳がいかに優れているのかを物語っている。
彼の性格がひん曲がったのは、幼少期に母親から何をしても相手にされなかったというトラウマが原因なのだが、記念すべき第一作目において、月を盗むという壮大なプランを立て実行しようとするも、その成り行きでたまたま義理の娘達を養ったことで彼の人生は大きな転機を迎えることになる。
当初は義理の娘達に当たる三姉妹はとある作戦の手駒としか思っていなかったが、その作戦を終了させた帰りに彼女達にせがまれて遊園地に行ってそこで満喫したことで父性が芽生え、良き父親となった。
映画『ミニオンズ』、その続編『ミニオンズフィーバー』では、少年時代のグルーが登場する。
名前の設定の移り変わり
当初はキャラクター紹介やクレジットに『グルー』『怪盗グルー』のみで表示され、相棒のネファリオ博士や三姉妹やミニオンからも『グルーさん』『グルー』と呼ばれていたため、『グルー』がファーストネームだと思われていたが、3作目で『フェロニアス・グルー』という名前に変更された。
しかし、『ミニオンズフィーバー』では彼の名前は『グルー』であり(キャラ紹介やCASTではグルー(GRU)と書かれていて、母親も『グルー』と呼んでいた。更に言えば3作目におけるドルーも彼を『グルー』も呼んでいた)、ミニオン大脱走の後付け設定による矛盾が生じていて、現在『フェロニアス・グルー』が正当な名前かどうかは不明。