撃ちまくれ!壊し尽くせ!
説明
レイジングストームとは2009年に「大量破壊マシンガンゲーム」と言うコンセプトで稼働したACゲーム。開発は『タイムクライシス3』や『タイムクライシス4』なども手掛けたネクスエンタテインメント。
文字通り敵に限らず棚、壁、柱等のオブジェクトに攻撃が出来、尚且つ破壊できるという斬新かつ爽快感にあふれるゲームである、破壊や倒壊する建物が崩れる表現は一見の価値あり。
システムはタイムクライシスシリーズと同様、フットペダルシステムや制限時間制度を採用している。
コンセプト通りメイン武器はマシンガンで、シーンによってはロケットランチャーなど別の武器に自動的に持ち替える。
家庭用移植版
翌2010年にこの作品と「タイムクライシス4」「デッドストームパイレーツ」の3作品が収録された『ビッグスリー ガンシューティング』がPS3で発売。
移植に当たりタイトルが「タイムクライシス レイジングストーム」に改題され、タイムクライシスシリーズ(外伝作)の1つとして数えられることとなった。
AC版がPS3互換基板である「SYSTEM 357」を採用していただけあり、細かい部分を除けば後述の要素を含めたアップデート版とも言うべき移植となっている。
アーケード版ではストーリー上の伏線だけが残ったままだったが、家庭用移植版で誘拐されたブラボーチームの行方やあまり語られることのなかったテロリスト達の正体が明かされるストーリーが追加された。
補完ストーリのゲームシステムがまさかのFPS仕様に
システム
システム面はタイムクライシスではなく、外伝作である「クライシスゾーン」(1999年)のゲームシステムをベースとし、更にそこからシステムを昇華させた仕様になっている。
ライオットシールド
「クライシスゾーン」から引き続き登場、遮蔽物と言う遮蔽物が無いのでシールドを使うことになる、シリーズ恒例ペダルを外すと構える仕様なので敵の状況を見失わずに済むシールド型なのもポイント
全ての攻撃を防ぎ、弾丸はもちろん、ランチャーやグレネード、ミサイル、そして極太ビームまで防いじゃう優秀な子
敵からの攻撃
発射される敵からマークが出て時間が経つとダメージを受ける仕組み、他シューティングゲームでも見るあれ
壊れた残骸に被っている場合は攻撃を受けない
飛来物の場合黄色の逆三角になる
味方の救出
時々孤立した味方に集中砲火がかかることもある、確実に狙ってる敵を倒せばライフが0.5ゲージ分増える、なお失敗してもペナルティは無い
逃げ遅れた民間人
キング曰く「撃っちゃいけない的」。ステージ1とステージ2しか出ないため登場回数は少ないがウロチョロするので厄介
誤射すると体力が0.5ゲージ減るペナルティを食らう
やたらとべた褒め
長い間コンボ続いたり破壊で一網打尽にすると味方が褒める。仲間の会話も含め、そのノリはベタなB級映画を彷彿とさせる。
ドックタグ
特定の場所を破壊すると現れるアイテム、ある場所で重要な役目を果たすアイテムなので積極的に壊そう
あらすじ
南米の某国でテロリスト「パウロ・ゲラ」が率いるテロ組織と正規軍の一部が共謀しクーデターが勃発。クーデターに乗じで国の首都が占拠された。事態の長期化を予想した米国政府は状況を打開すべく、非公式特殊部隊「SCAR」の投入を決定。南米に派遣されたSCARアルファチームとSCARブラボーチームは目標地点に向かう途中、ロング・レッグによるミサイル攻撃を受けアルファチームはホテルに墜落、新人であるアルファ1(1P)とアルファ2(2P)は隊長であるキングの指示の下、激戦に身を投じることになる。
主要人物
キング
SCARアルファチームの隊長で黒人
常に状況を冷静に見極め、的確な判断を下す優秀な隊長
プレイヤー(アルファ1もしくは2)への武器の切り替え指示も彼が担当
シン
アルファチーム隊員、切り込み隊長兼ムードメーカーのような存在
がキレやすいという欠点を持っているため前に突出して仲間に引っ張り戻されたりする
オニール
キング以上に頭のキレる人物で、敵の弱点の分析や、特殊機器の扱いに長ける
冷静なだけで感情はないわけではない
ハント
SCARブラボーチーム隊長、パスファインダーを運ぶために地上を進攻している、シンやオニールの無茶ぶりにもしっかりと答える真面目な人
パウロ・ゲラ
敵テロ組織の親玉。アーケード版では名前と顔だけの登場でそれ以外の情報は不明だった