概要
さまざまなミニゲームから成り立ち、1人でも遊ぶことができるが、2人でパーティーゲーム的に対戦プレイが出来る。基本的に出されたノルマを規定内に撃てば成功で規定内にいかないと失敗になり、ライフが一つ減る。ノルマは「標的を全て撃て」「オヤジを救え」などステージによってさまざまである。しかし、ステージによっては撃つとライフがマイナスされるマトが登場したり、弾数制限があったり、一発外すとステージ終了というものもある。
また、標的に生身の人間は登場せず、血液や死体のようなグロテスクな表現が一切ないため、アーケードゲームに対する規制の厳しいドイツにおいて、発売当時はゲームセンターに設置が許された唯一のガンシューティングゲームだった。
丸顔の「Dr.ドン」と面長の「Dr.ダン」の2人の探検家風のオヤジがゲーム中に登場し、彼らはシリーズを通じたイメージキャラクターとなっている。
海外では『Point Blank』とタイトルで販売されている。
シリーズ作品
ガンバレット
アーケードで稼動し、後にオリジナルステージなどがあるプレイステーションの家庭版が移植された。
家庭版オリジナルで「クエストモード」があり、オヤジが主人公で「ガンモドキ」という宝を探しに冒険するRPG風のモード。ライフがない代わりにHPがあり、ノルマクリア失敗や撃ってはいけないマトを撃つとHPが減少し、Oになるとゲームオーバーになる。
ガンバァール
第2作目。家庭用ゲームとして発売し、アーケードに逆移植された。
家庭版には「テーマパークモード」があり、行方不明になった姫を探すべく主人公の少年がアトラクションに挑みながら手掛かりを探していく。
ガンバリィーナ
第3作目。『ガンバレット』同様、アーケードで登場して家庭版としてプレイステーションに移植された。2人プレイ時にゲーム終了後に2人の相性診断の結果が表示されるようになった。この家庭版作品のみ、「クエストモード」や「テーマパークモード」のようなストーリー系のモードが収録されていない。
ガンバリコレクション プラス タイムクライシス
プレイステーション版『ガンバレット』『ガンバァール』『ガンバリィーナ』および『タイムクライシス』が収録されたプレイステーション2のソフト。ガンコンシリーズには相互の互換性が全く無いため、旧作をプレイする人はこちらをおすすめする。
右脳の達人 ガンバれっトレーナー
『右脳の達人』シリーズのひとつであるニンテンドーDSの作品で、タッチペンで操作できる。ガンバレットシリーズ三作品の一部のステージが収録されているほか、ワニワニパニックといったエレメカをプレイすることもできる。
ガンバレットX
画面がHDとなり、アーケードゲームとして復活した作品。『ガンバレット』『ガンバァール』『ガンバリィーナ』の一部のステージが復活しており、新ステージもいくつか収録されている。
過去のシリーズと同様の「ガチモード」の他に、低年齢層向けの「あんしんモード」というのがある。このモードはハートの代わりにキャンディーが与えられ、ステージ選択のたびにキャンディーを消費する。ノルマ達成失敗や誤射でさらにキャンディーを減らされる事はなく、必ずキャンディーの数だけステージをプレイできる(しかし、ノルマクリアで増えることもないためオールクリアするには事実上コンティニューが必須となるという弊害もある)。また、トリガーを引いたままにすると自動的に連射状態となり、撃った位置に対して通常よりやや広めの範囲が命中扱いとなる。
「あんしんモード」では男児と女児の新キャラが追加されている。
ジャンル紹介
白黒マト系
白黒の丸いマトを撃っていく。ときどき出現する爆弾は撃つとライフがマイナスされる。(ちなみに爆弾はこのジャンル以外にも登場する)
赤青マト系
1Pは赤いマトを2Pは青いマトをそれぞれ撃っていく。1Pが青いマトを2Pは赤いマトをそれぞれ撃つとライフマイナスされる。
犯人撃ち系(『ガンバリィーナ』のみ「悪人撃ち系」)
犯人の姿をしたマトを撃っていく。ときどき出てくる民間人を撃つとライフマイナス。犯人のグラフィックは全部で6種類。シリーズにもよるが、犯人以外にも宇宙人やガンマン(悪人)がこのジャンルに入っていることもある。
連射系
車や機関車などといった大型のマトを連射して破壊したり、画面内にたくさんあるマトを連射して全て撃つなど、連射力が必要なステージが多い。ストレス解消に最適である。
一発撃ち系
ひとつのマトを短い制限時間内に一発で撃たなければならない。一発でも外したらノルマクリア失敗となるシビアなステージ。
グルーピング系
射的場で射的をやってるような感覚でプレイすることができるステージ。大体のステージは弾数制限があり、一発撃ち系と同様に慎重に撃つ必要がある。
オヤジを守れ系
画面内にいるオヤジ(Dr.ドン)を対象物(例えば、サメや火山弾など)から制限時間内に守り抜くステージ。対象物がオヤジに当たった場合はクリア失敗となる。その時のぶっ飛んでいくオヤジの情けない顔は必見である。それ以外にも、マトを撃ちながら特定の所までオヤジを到達させればクリアとなるステージもある。この場合は触れても問題ないが、早く撃たないとオヤジが元の場所まで少しずつ戻っていってしまう。
弾数無限に設定されている一部の対戦ステージでは相手側のオヤジを撃つことで一方的に有利な戦局に運べるためか、リアルファイトを起こさないよう注意が必要。
脳力系
頭を使ってマトを撃っていくステージ。例えば、見本と同じマトを撃ったり、表示されている計算問題のうち正しい答えのマトを撃ったり、光った順番のとおりにマトを撃つなどといったステージがある。
動物マト系
動物をモチーフにしたマトを規定内に撃っていくステージ。ときどき、「ヒツジを撃って○○匹ハダカにせよ」のような特殊なステージもたまにある。
バラエティ系
射的ゲームのような場所で兵隊や戦車などのマトを撃ったり、ギャラガやディグダグに登場する敵キャラ(プーカァとファイガー)みたいにナムコ作品に登場したキャラクターをモチーフにしたマトを撃っていくステージがある。
ノンジャンル系
上記のジャンルに当てはまらないステージ。例えば、ガイコツや忍者のようなマトを撃ったり、対象物を撃ちとばしてバケツのような容器の中に規定内に入れたり、隕石やUFOを撃って地球を守るステージなどがある。