概要
レクサスブランドで販売される4ドアセダン。
ヨーロッパ市場での売れ行きを考慮してスポーティセダンとして開発され、派生車種にハイパフォーマンスモデルのIS F、コンバーチブル・クーペのIS Cが存在した。(両車とも2014年終売)
日本市場への正式投入は2005年だが、初代は仕様を見直した上で1999年からトヨタブランドのアルテッツァとして販売されていた。
ヨーロッパでは全長4.5mクラスの高級セダン需要をほぼ独占していたドイツ車市場へ初代ISが殴り込む形となり、過去の様々な事情からドイツの事を嫌っている層にバカ売れしたという逸話が残っている。
一方北米市場では初代ISはレクサスのエントリーモデルとして人気を博した。
初代モデルは直6ガソリンエンジンの1G-FEを搭載するIS200、直6ガソリンエンジンの2JZ-GEを搭載するIS300とIS300をシューティングブレーク風に仕立て上げたショートワゴンモデルのIS SportsCross(アルテッツァ・ジータ)の3種類を用意。
現行モデルは2013年登場の3代目。この3代目よりハイブリッドモデルが追加された。
2022年現在設定されているモデルは直列4気筒インタークーラー付ターボ搭載エンジンでハイオクガソリンを指定燃料とするIS300、THS(トヨタ・ハイブリッド・システム)を搭載でレギュラーガソリンを指定燃料とするIS300h、V型6気筒エンジンでIS300同様ハイオクガソリンを指定燃料とするIS350、IS FやRC Fに搭載されたV型8気筒、5000ccの大排気量エンジンを搭載するIS500"F SPORT Performance"の4種類がある。
レーシングカー
ISのレーシングカーといえば、国内なら一時期super GTのGT300を走っていたウェッズのISが有名と思うが、実はCCS-Rというサーキット専用車が存在する。
特徴的なオレンジカラーに身を包み、
カーボンパーツを多用して仕立て上げられたそのマシンはより機敏に、軽快なマシンに生まれ変わった。
ちなみにエンジンには手をつけず、チタン製エキゾーストシステムが搭載されるだけになっている。