2011年1月販売開始。レクサスブランドの中では最もサイズが小さく、価格も低く抑えられており(383万円~)、アウディでいうA1のようなFFのエントリーハッチバックモデルである。
CTは「クリエイティブ・ツアラー」の略。
ラインナップはハイブリッドの「CT200h」のみで、指定燃料はレギュラーガソリン。
ライトチューンの"F SPORT"グレードも用意されている。
駆動系は2ZR-FXEエンジン(1.8L直列4気筒)と3JM交流同期モーターを組み合わせており、これは3代目プリウスと共通するものである。
そのため巷では「レクサス版プリウス」と呼ばれることが多いが、
といった点から、同じパワートレインを積んだ2代目オーリスがベースと見るのが正しい。
↑2014年のマイナーチェンジで、レクサスの象徴「スピンドルグリル」へフェイスリフトされている。
ノーマル・エコ・スポーツの3つのドライブモードが用意されており、スポーツモードを選択するとハイブリッドシステムの駆動電圧が最高650Vまで昇圧して加速性能が強化される他、ハイブリッドシステムインジケーターからタコメーターに表示が切り替わる。
また6段変速が可能なマニュアルシフトゲートとパドルシフトを装備しているが、これは3世代目のTHS(トヨタ・ハイブリッド・システム)ではトヨタ・レクサス全体で唯一の試みであった。
プリウス、オーリスともにTNGAプラットフォーム+第4世代THSでフルモデルチェンジされた一方、CTは第5世代THSが登場した後も旧型のMCプラットフォーム+第3世代THSのまま生産・販売が継続されていたが、2022年3月に同年秋に生産を終了すると発表された。