概要
レクサスブランドで展開される中大型のセダン。初代から一貫して前輪駆動(FF)である。
初代は3代目カムリに追加された1VZ-FEエンジンを搭載し、大型バンパーや意匠の異なるフロントグリルの装着、装備品を追加した上級モデルのカムリプロミネント4ドアハードトップをベースに、レクサス仕様へ仕様変更を行い北米市場に投入された。6代目までは北米と中国が主な販売の場で、欧州や日本への正式投入は行われていなかった。
正確には日本では2代目から4代目までがトヨタブランドの「ウィンダム」として販売されていたが、レクサスブランドとしての日本市場投入でウィンダムは終売となった。2018年登場の7代目よりESとして日本での正式展開がスタート。
加えて2020年9月を以てGSシリーズが終売となり、ESがGSの担っていた需要もカバーすることと相成ったため、存在感を増してきている。
パワートレインは日本仕様はレギュラーガソリンを指定燃料とするTHS(トヨタ・ハイブリッド・システム)搭載の「ES300h」のみの設定。
エンジンはカムリ(ダイハツ・アルティス)や220系クラウン2.5Lハイブリッド、RAV4ハイブリッド(スズキ・アクロス、光岡・バディ)、4代目ハリアーハイブリッドにも搭載されているA25A-FXSで、排気量2.5リッターの「ダイナミックフォースエンジン」である。
海外市場ではES300hの他に3.5リッターV6エンジン搭載のES350(北米のみ)、2リッター直4エンジン搭載のES200、2.5リッター直4エンジン搭載のES260(中国のみ)が存在する。