概要
1997年より販売開始。
車種全体の特徴として、スタンダードの他車種をベースに内装をある程度ラグジュアリーに仕立てている。
初代モデルは6代目XV20系カムリと同じプラットフォーム(クルマとしての土台)を共有する。
本格的なSUVではないため、悪路の走破性には優れていない完全市街地向け仕様車である。
初代と2代目の輸出仕様車がレクサス・RXでもあったが、3代目よりRXと袂を分かち、日本未発売の4代目RAV4の兄弟車となった。ただしレクサス・NXともプラットフォームを共有する。
4代目は、2代目「ヴェンザ」として北米でも現地販売されるようになった。プラットフォームはGA-Kで、10代目カムリや5代目RAV4、2代目NXなどと共通。
初代(1997−2003年)
SXU1♯・ACU1♯・MCU1♯型
2代目(2003-2013年)
ACU3♯・MCU3♯・GSU3♯型
3代目(2013−2020年)
ZSU6#W・ASU6#W・AVU65型
4代目(2020年−)
MXUA8#・AXUH8#型
車名の由来
トヨタの公式サイトによるとチュウヒ(沢鵟)というタカ科の鳥の英名との事で3代目まではエンブレムに鳥のマークを掲げていた。
3代目からはメーカーオプションでトヨタマークに変更する事が可能だったが、4代目からは2020年5月以降に道府県の全てのトヨタディーラーが全車種取り扱いが開始される事に伴ってトヨタマークに統一された。鷹のエンブレムが無くなったわけではなく、車内を探してみるとどこかに隠しキャラ的に残されている。探してみよう。
余談
トヨタは2009年のレクサス・RX発売を機にハリアーの生産終了を検討していたが、この事を知ったグループ販売会社の一つ千葉トヨペットの当時の社長が『発売からたった10年弱の間で1つのブランドとして確立されたお客様から支持された車種を簡単になくしてしまってはいけない』と抗議し、全国のトヨペット店の代表から署名を集めて「ハリアー存続」をトヨタへ掛け合ったとされている。