『ハンターどもよ!
オレは 逃げも かくれも しねえぜ!
オレのクビが ほしければ 砂漠のオアシスまで くるんだな!
⋯ハートを 燃やす アツい バトルを しようじゃねえか!
ついしん
オレの歌に ききほれたい ギャルも 大募集中! いつでも きてね!』
概要
ハンターオフィス宛に直々に挑戦状を送りつけた変わり者。上記の科白まんまである。
しかも、挑戦状の末尾には賞金首とは思えないような一文まで添えられている。
⋯どうやら、大破壊後の世界にて相当なレベルの力を持つのをいいことに、彼なりに我が世の春を謳歌しているらしい。
サンタ・ポコの町から北西へ向かうと1件の寂れた家屋が見つかる。この文字通りの様相を呈した「さびれたオアシス」の2Fで彼は待っている。
主人公たちに気づいた彼だが、挑戦状の末尾の通りいきなり戦いを挑んできたりはしない。まずは歌を聴きにきた客人と見立てて質問をしてくる。
「哀愁のバラード」「陽気なカントリー」という持ち歌を持っており、これらを聴く選択をした場合は彼の歌を聞かされて会話は終わる。一度は聴いてみてもいいかもしれない。
だが、それをも断ると⋯
「ちっ! じゃあ おめえも⋯ 地獄のレクイエムを ききてえんだな!」
ここでやっと決闘の意思を見せるわけだが、自分の素晴らしい歌を無くすのは惜しい、だからタイマンの勝負なら受けてやるという条件を持ちかける。
そして決闘にはいるわけだが、その前にやっぱり1曲聴かされるのはご愛嬌。
戦闘では愛用のギターが「ギターガン」という銃になっているほか、「へんてこなミサイル」で800程度の大ダメージを与えてくるうえ、「妙な子守唄」で混乱させてくる。適正レベルで訪れても正攻法では苦戦必至だろう。「はらきりソード」のような抜け道を使わなければ相当な戦力を要求されてくる。
基本的にソルジャーで挑むことになるだろうが、もし負けた場合は与えたダメージがリセットされるので、その後にハンターやメカニックが挑んでもその数だけ死体が量産されるのみだろう。ソルジャーで一発勝負して勝つつもりで戦おう。
勝利して賞金を受け取ると、ハンターオフィスからも彼が死んだことを少々惜しむ声を聞くことができる。
ただしその賞金は100,000G。幾多のハンターを返り討ちにしており、しかも前述の「地獄のレクイエム」にて「むかつくやつは皆殺し」と歌っているため、これだけの高額賞金をかけられるだけの悪事をはたらいていることは想像できる。
なお、彼は所持品やポスターなどからしてバッド・バルデスを兄貴と慕っているが、向こうはタイマンでないことを抜きにしても火力が明らかに足りていない。慕う相手が間違っている気がしないでもない⋯。
関連タグ
ガルシア(メタルマックス) - 生身でのタイマンでしか戦えない、ガンマン風の出で立ちをしたサイボーグという共通点がある。当該人物が登場する『メタルマックス2』では、速報写真でメキシコ風のサイボーグとして同名の没モンスターがおり、のちにドット絵を小さいサイズに打ち直されて登場しているため、似ているのは道理であった。
マイティ・マッスル - 強い者との戦いに文字通り命を懸けており、憎めないキャラクターかつ、降車でのタイマン勝負を持ちかけてくる賞金首同士。