概要
この作品におけるラスボス。
人の頭蓋骨が集まって出来たような異形の身体を持ち、背中の部分には剣のようなものが突き刺さっている。
ヴァナルガンドはヨルムンガンドと同じく、絶対存在(エターナル)である。絶対存在とは、生と死の概念が無く、ただそこに「ある」「いる」だけの存在。
つまり生きてもいなければ死にもしない。故に消滅させることが出来ない。
ヨルムンガンドが「終末の獣」と呼ばれているのに対し、こちらは「破壊の獣」と呼ばれ、大昔、月の住民や月下美人らによって月都市(楽園)の奥深くに封印された。
【物語上でのヴァナルガンド】
登場自体はゲーム開始直後と早く、サバタの視点(というかサバタの夢の中)からまず始まる。しばらく戦うと強制的に戦闘が終了。
そこで、イモータル、人形使いラタトスクが現れ、サバタをヴァナルガンドの器として誘う。当然ながらサバタは拒否。
しかしラタトスクは既にサバタに操るための術を施しており、再びジャンゴ達の敵に…
サバタは月下美人マーニの血を継いでおり、その力が使えるため、器として選ばれた。
二回目は月の楽園にてヴァナルガンドと対決。
サバタは完全に器として定着してしまっており、サバタのメッセージを聞き終わった直後に楽園は崩壊する。
ヨルムンガンド以上にしぶとく、最終決戦だけで計3回も戦うことになる。
第1回戦
攻撃手段は非常に多く、後半は両手による怒濤のラッシュをかけてくる。まずは両手を破壊して頭をダウンさせよう。白手はソル属性、黒手はダーク属性。
因みにサバタ本人を攻撃すると大ダメージを与えられるが、サバタが生存しないエンドとなる(厳密には少し違うが)。
- パンチ
握り拳を作り、パンチを繰り出す。ストレートとフックがある。モーションが分かりやすいので対処はしやすい。
- 破壊光線
頭を下げ、咆哮の後に口から極太ビームを放つ。喰らうと連続ダメージ。
- 色弾
目の部分から様々な属性の弾を連続で放つ。剣で弾いてダメージを与えられる。体力が少なくなると発射の間隔が短くなる。
- 噛み付き
咆哮の後、ジャンゴに噛み付く。ダメージも大きく、回復もされるので厄介。
- 地震
握り拳を浮かせ、プルプル振るわせた後地面を揺らす。しばらく行動不能になるが、十字ボタンをガチャガチャやれば回復できる。
第2回戦
最後の悪あがきをするヴァナルガンドからバイクで逃げ、ゴールまで辿り着く。ここまできたらあと少し。
攻撃は少なく単調。泥や凍った地面の方が苦戦するため、予めダート対策などをしておこう。
- 弾発射
色弾を放つ。動き回れば当たらないが、地面の状態に注意。
- 体当たり
咆哮の後自機に迫ってくる。ブーストをかければ逃げ切れる。
第3回戦
トランスソルまたはトランスダークで時間内にヴァナルガンドのHPをゼロにするだけ。
ただし、時間切れになるとバッドエンドという名のゲームオーバーに。
サバタが脱出したらサバタエンド&トランスダーク、おてんこさまならトランスソル。
マルチエンディング
ヴァナルガンド3回戦目までにどちらのトランスを多く使ったか(宿屋でザジに話しかけると確認出来る)、カーミラの選択肢にどう答えたか、1回戦目でサバタに攻撃を加えずに彼のセリフを全部聞いたかどうかでエンディングが変わる。
四種類あるので試してみては。
ボクタイDS
サバタ専用の武器・暗黒武具(ダークマター)の1種である暗黒剣ヴァナルガンドとして登場。「破壊の獣の名を持つ」とされている。
オーソドックスな目の前を斬るタイプの武器で、3回まで連続攻撃が可能。武具を強化すれば最大で5連続斬りが可能となる。
余談
ちなみに、クリア後に闘技場でも戦うことが可能。
こちらは戦闘中にセリフが発生せず、またいくらサバタに攻撃してもエンディングの分岐に影響しない。
そのため、タイムアタックなどの理由でサバタが集中的に狙われる事となってしまった。