概要
剣道の達人キヨこと清田清一・柔道の武道派シゲこと立花重雄・機械に強い頭脳派のノリこと有村則夫。かつて悪ガキだった3人が結成した私設自警団「三匹のおっさん」がご町内にはびこる悪人を懲らしめるという勧善懲悪ストーリー。
2014年1月17日から3月14日まで、毎週金曜夜8時台に、テレビ東京系列でテレビドラマが放送された。ただし第1話と最終話は2時間スペシャルとして放送されている。
テレビ東京開局50周年特別企画、という仰々しいただし書きがなされていたが、その名に恥じない高視聴率をマークした、のは良かったのだが、なんと平均視聴率10.2%!・・・・・・これ本当にテレビ東京のドラマが稼いだ数字なのか!?ちなみにフジテレビでは、天誅〜闇の仕置人〜という勧善懲悪テーマのドラマが放送されていた。
2015年4月24日からは第2期が放送された。
2017年1月からは第3期が放送されている。
登場人物
清田清一(キヨ)
(演:北大路欣也)
三匹の悪ガキのリーダー格的存在でシゲとノリとは幼馴染の同級生である。還暦を迎えて地元ゼネコンを定年退職した後、系列会社の経営するアミューズメントパーク「エレクトリック・ゾーン」に嘱託として再就職した。剣道師範で父親から引き継いだ自宅敷地内道場で剣道を教えていたこともあって(現在は休業)、剣道の腕は一流で竹刀を使って悪人を成敗する。ドラマ版での決めゼリフは「おっさんをなめるなよ、痛い目に遭うぜ?」。強いだけではなく、相手を論するなど人情に篤いところもある。
立花重雄(シゲ)
(演:泉谷しげる)
三匹の悪ガキのひとりで武道派でもあり、柔道で悪人を成敗する。三匹のおっさんの溜まり場である居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主で現在は息子に譲っている。喧嘩っ早くて口下手でぶっきらぼうだが、頼りがいがある男である。
有村則夫(ノリ)
(演:志賀廣太郎)
三匹の悪ガキのひとりで参謀役。機械をいじらせたら右に出る者はいない頭脳派。脱サラして構えた有村電業を経営している。遅い出産だったのが原因で妻を早くに亡くし、娘の早苗と二人暮らし。娘に関しては溺愛しているようで、早苗に手を出した痴漢に激昂しスタンガンで失神・失禁させたことがあるなど娘のことになると手がつけられなくなるという過激な一面も持っている。武器はスタンガンで、必殺技は「則夫エレクトリカルパレード」(ただしドラマ版では大人の事情により「則夫エレクトリカルアタック」に改名)。
清田芳江
(演:中田喜子)
キヨの妻であり、三匹の悪ガキの幼馴染。豪胆で物怖じしない性格をしている。息子・健児の嫁である貴子とは仲が悪く、貴子の尻に敷かれて言いなり状態の健児を情けなく思っている。
清田健児
(演:甲本雅裕)
キヨの一人息子で、やまと銀行勤務の会社員。妻である貴子とは当時、音大生だった彼女を交際時に妊娠させてしまったために結婚した経緯がある。祐希を甘やかしている上に気が弱く、妻には全く頭が上がらない。
清田貴子
(演:西田尚美)
健児の妻。音大の四年生で妊娠したことをきっかけに結婚。お嬢様育ちで学生時代のアルバイトを含め働いた経験がない。義父母(特に芳江)とは仲が悪い。
清田祐希
(演:大野拓朗)
キヨの初孫で健児の息子。いわゆる今どきの若者で不良っぽく見えるが、実は優しい性格で細かい気配りもできる。キヨに剣道を習っていたためか正義感もあり、キヨたちと協力して事件を解決している。
立花登美子
(演:藤田弓子)
シゲの妻。以前はシゲと共に居酒屋「酔いどれ鯨」を切り盛りしていたが、息子夫婦に店を譲った現在は店の営業時間中に孫娘の奈々の子守をして過ごしている。夫とはよく喧嘩するがなんだかんだで仲はいい。
立花康生
(演:津村知与支)
シゲの息子。現在の「酔いどれ鯨」の亭主。店を継ぐために別の店で修行をして腕を磨いた。キヨの息子・健児は少し年上であるが子どもの頃は遊び友達でもあった。妻に理恵子がいる。
有村早苗
(演:三根梓)
ノリの一人娘。母親が先立たされたため、家事全般は彼女がやっている。父親譲りなのか、怒ると怖いことろがある。ある事件がきっかけで祐希と知り合い、交際を始める。
余談
上記の50周年特別企画故か、同時期に放送中だったアニメ『妖怪ウォッチ』とのコラボエピソードがテレビドラマ書き下ろしで存在した(1話のケータとウィスパーの邂逅シーンが使用された他、DX妖怪ウォッチタイプ零式とジバニャンのZメダル=妖怪メダルの一種 も登場)。
関連タグ
天誅〜闇の仕置人〜・・・同じ時期に勧善懲悪というテーマで放送されたドラマ。