概要
葦名の国に伝わる大太刀。
通常の刀では殺すことが出来ない、蟲憑きや竜胤の力を持つ者たちを殺すことができる。
しかし、それと同時に不死斬りは抜けぬ刀として伝わっている。
これは「物理的に抜けない」という意味ではなく、「抜いて帰った者がいない」という意味である。
早い話が、不死斬りを抜こうとした人間は、僅かにでも刀を鞘から抜いた瞬間に死んでしまうのである。
その為、不死を殺す刀でありながら不死しか抜くことができない。
現在は金剛山仙峯寺の奥の院に保管されている。
能力
赤い鞘に桜を模したと思われる鍔、そして赤く光る刀身を持つ。その拵から、後述のもう一振りと区別して『赤の不死斬り』とも。
不死斬りは本来の名前ではなく、真の銘は『拝涙』。
上述の通り抜いた者を殺す力を持つ他、不死である蟲憑きを完全に殺すことができる。その力を以て、普通の方法では傷を負わない竜胤の御子を傷つけることができる。
また、エンディングの一つから、おそらく殺害も可能であると思われる。
この刀特有の能力かは不明だが、桜竜からその涙を取り出す『拝涙』を行う際にも使用される。(後述の『開門』も同様に使えるのかは不明。だが銘を鑑みるに、この刀の固有能力と捉えるのが自然かもしれない)
通常の刀剣としても使用可能であり、赤黒い瘴気を滲み出させることで射程を伸ばして敵を断つ奥義・不死斬り、念を込めて更に射程を伸ばした秘伝・不死斬りという技を形代を消費して使えるようになる。ボタン長押しで溜め不死斬りを行え、射程がより大きくなり、かつ威力もほぼ倍になる。と言いつつ、以前までは火力も正直微妙なものであり、プレイヤー間でも評価が分かれていた。しかし、アップデートにて調整が入った事で火力が大幅に上昇。主にボス戦でここぞという時に頼れる流派技へと昇格した。
もう一振りの不死斬り
実は不死斬りには拝涙とは異なるもう一振りが存在する。こちらは『黒の不死斬り』とも呼ばれている。
黒い諸刃の刀身と白い柄に睡蓮を思わせる鍔がついており、その銘は『開門』。
何処にあったかは不明であるが、物語の終盤でどこからか弦一郎が手にしている。
『拝涙』と同じく不死殺しの武器であり、こちらは固有能力として、竜胤を供物として「黄泉への門を開く」ことで死者を黄泉帰らせることができる。
『開門』によって黄泉帰った死者はその者が全盛だった頃の姿で現れ、更に不死となるというとんでもない強化を施された状態で黄泉帰る。