中山装(zhōngshānzhuāng)は、中華圏で用いられる衣服。
概要
一般的に中華人民共和国で改革開放前に人民の標準服(作業着兼普段着)であった「人民服」の一種と認識されることが多いが、中山装(中山服)は中華民国が大陸にあった頃に考案されたもので、仕立てが良いものであれば紳士服や絹製のものは礼服として用いることができる。
"中山"は、中華民国の初代臨時大統領 孫中山(孫文)から。
人民服が考案されてからは、特に礼服として用いられるものを「中山装」と呼ぶようになった。…が、人民服の別称として中山装という呼び名が使われていたりと今ひとつはっきりしない。
中華人民共和国では、鄧小平以降の最高指導者はスーツを用いることが多くなったものの、最近では習近平主席や北朝鮮の金正恩第一書記が度々着用している。