概要
彼女は『東方鈴奈庵』の主人公である本居小鈴とかなり親しい仲のようであり、同作第二話「妖怪退治の師走(前編)」の話でも彼女を自分の邸宅に招き、とある異変に関して意見を求めている。
ちなみに、二つ名にある『サヴァン』とはフランス語で『学者』を意味する。
また、知的障害・発達障害がある人物のうち、ずば抜けた記憶力などの常人とはかけ離れた天才的・超人的能力を発揮する症状をサヴァン症候群と呼ぶ。
阿求は求聞持の能力、すなわち「一度見た物を忘れない程度の能力」を持っていることから、恐らく後者の意味合いで名づけられたものと思われる。
九代目?
言うまでもなく阿求は稗田阿一以降の「御阿礼の子」として生を受けた九代目の人間であるが、「サヴァン症候群」のようなずば抜けた記憶力を持っていたのは稗田阿礼も同様である。その点を踏まえると、求聞持の能力を持つ系譜という意味で阿求は十代目の人間になるのではないか、という疑問が浮かび上がる。
九代目という表記が誤植なのか、はたまた別の意味合いが含まれているのかは不明。