概要
転生を繰り返す存在である稗田阿礼の魂について、稗田阿一以降に誕生した人物を「御阿礼の子」と称する。御阿礼の子のうち、男性は「阿礼男」、女性は「阿礼乙女」とも呼ばれる。
御「阿礼」の子であるため、阿礼本人は含めない。
今代の阿礼の転生者である阿求は九代目であり、九代目の御阿礼の子である。
阿礼は見たものと聞いたものを忘れない能力を持っていたとされ、転生してもその能力は継承される。阿求の能力については「幺樂団の歴史1」等で「一度見た物を忘れない程度の能力」として語られている。
ただし転生に際して「幻想郷縁起」に関する一部の記憶以外は失われることとなり、「記憶の内容を継承する」のではなく「忘れないという能力を主に継承する」ものとなっている様子である。
阿求以前の「御阿礼の子」たちがどんな人々でどんな事をしていたかなどは不明(2016年4月現在)であるが、阿求による「幻想郷縁起」(『東方求聞史紀』)巻末の著者欄に阿一以降の「御阿礼の子」と思われる名前が掲載されている他、監修として稗田阿礼の名前もクレジットされるなどの形でその存在が登場しており、阿求に至る阿礼と「御阿礼の子」たちの繋がりが見て取れるものとなっている。
また詳細なものではないものの阿求本人が今現在の周辺の状況にあわせて御阿礼の子としての過去を断片的に回想する場面(『東方鈴奈庵』)もあるなど、阿求の活動が描かれることにあわせて御阿礼の子を含む阿求の歴史もまた語られることがある。
歴代御阿礼の子
御阿礼の子は数字をモチーフとした名前となっている。
- 本人、稗田阿礼:0
- 初代、稗田阿一:1
- 二代目、稗田阿爾:2
- 三代目、稗田阿未:3
- 四代目、稗田阿余:4
- 五代目、稗田阿悟:5
- 六代目、稗田阿夢:6
- 七代目、稗田阿七:7
- 八代目、稗田阿弥:8
- 九代目、稗田阿求:9 ←NOW
公式な読み方は阿礼及び阿求を除き存在しない。
歴代の性別も不明である。