🎼概要
楽曲の記譜方法のひとつ。等間隔に引いた5本の横線に音符や休符を並べて旋律を示す。
もともと西洋音楽の記譜法に由来しているが、現在は音楽のジャンルを問わず、楽譜と言えば五線譜を指すほどに一般化している。
五線譜は左から右へと読む。右端へ行ったら一段下の五線譜の左端から読む。つまり横書きの本と同じ読み方をする。
楽譜の閲覧者から見て、ひと組の五線の下側が低い音、上側が高い音となる。五線に収まりきらないほど高い音や低い音は、その音のために別に線を引いて示す。
音の長さは音符の種類で表す。
五線譜の左端には、ト音記号(高音部)・ハ音記号(中音部)・ヘ音記号(低音部)のいずれかの音部記号が描かれていて、楽曲のおおよその音域を示している。(他の記号もあるがここでは省略する。)
調音記号としてシャープ、フラット、ナチュラルなどが用いられる。
音部記号の直後にあるシャープやフラットは調を表すために使われ調号と呼ばれる。調号のシャープやフラットは行末まで有効となる。オクターブが違っても有効となる。調号は行頭に書かれることが多いが転調する場合は途中に書かれることもある。
音部記号の直後ではないシャープ・フラット・ナチュラルは臨時記号と呼ばれ、臨時記号の直後からその小節が終わるまで有効となる。ただしオクターブが違う場合は無効となる。例えばラに#が付いていても1オクターブ高いラや低いラなどには効かない。シンコペーションなどで小節の最後の音符と次の小節の最初の音符がタイでつながれている場合ももちろん有効となる。臨時記号を書く必要がない場合でもわかりやすくするために書かれる場合がある。民族音階を表す際にも臨時記号が使われる。
その他の楽譜
詳しくは楽譜の記事を参照されたい。
関連イラスト
イラストでの利用としては、音楽が流れていたり歌を歌っているシーンなどに用いられる。
関連タグ
ドレミファビートガシャット ポッピーピポパポver.(最近の作品では珍しく、四線譜をデザインに取り入れている。)