L「ボクの教育はあっていたのだろうか…」
概要はあっていたのだろうか…
漫画『GOGO!マリオワールド』第10話「GOGO育児大作戦」の終盤にてマリオが言い放った問題発言。
本作でのマリオは正義の主人公でありながら悪事を平気でやらかすどうしようもないド外道なクソ野郎として描かれているため、ある意味彼にふさわしいセリフと言えるが、仮にも主人公で正義のヒーローであるマリオがこんなセリフをほざくのはいかがなものか…。
こうなった経緯
野宿中、カメックが制作した魔法の箒により赤ちゃんの姿になってしまったマリオ(ついでに出向いたクッパも巻き添えを食らう形で赤ちゃんになった)。
翌日、目が覚めたルイージは赤ちゃん化したマリオの姿に困惑するが、「これから育て直せばヒーローにふさわしい性格に育つに違いない!!」とマリオの性格改善の千載一遇の機会を与えられたと考え、マリオの再教育を目論むのだが…、
- 花を踏み荒らすマリオに怒るクッパをルイージが「いじめちゃダメだぞ?」と注意し、泣かなかったマリオをヨッシーが褒めるという状況をマリオが「お花を踏む→ホメられる→いいこと」だと間違った解釈をとる。
- 自分の分があるにもかかわらずクッパのケーキを盗み食いし、マリオのケーキをよこせとねだるクッパをヨッシーが「人の盗ったらダメだよ」と宥められたのを見て「盗る→いいこと」だとまたしてもマリオが間違った解釈をとる。
- ヨッシーの背中に乗って遊んでいる際、ヨッシーが交代でクッパを背中に乗せようとした時にクッパに威嚇のオーラを漂わせ、ヨッシーに涙目で甘えてヨッシーの背中を独占する。(その際クッパに対して悪魔の化身のようなドヤ顔を披露)
- クリボーを倒そうとするルイージを制止すると見せかけてクリボーを捕食しようとする。(ルイージの方はマリオがクリボーを庇う姿勢を見て「ヒーローにふさわしく育つ」と感動するが、マリオの思惑には気づかなかった)
……と、このようにルイージたちが(マリオの悪行の一部始終を見ていなかったこともあって)マリオと喧嘩するクッパを諌めたことでマリオが自身の行為が良いことだと誤解、幼児状態であることを利用してルイージたちを上手く欺いて悪事を働くなど、まるで更正を拒むかのようにルイージたちに誤った教育をさせており、その光景を見たクッパからは「まるで小悪魔」「確実に悪魔の化身と化してる」とドン引きされた。
その後、紆余曲折を経て事態を知ったカメックがクッパを回収し、騒動の発端である箒を破壊したことでクッパと共にマリオは元の姿に戻る(一方のルイージはマリオが元の姿に戻ったことに「赤ちゃんをかえせーーッ」と憤激していた)。
…が、上記のようにルイージたちの誤った教育が素で性格が以前よりも悪化。悪魔の化身のような邪悪な笑みを浮かべながら放ったのが、このセリフである。
これに対しルイージは記事冒頭のセリフで自分たちの教育にどこか誤りがあったのかと後悔するのだった。
一方のクッパは、赤ちゃん化した時の記憶がなかったもののマリオの悪行を身近に見ていたことは僅かに残っていたのか「ますますマリオを倒したくなった」とマリオの打倒を一層強めるのだった。
マリオの再教育をした結果がこれだよ!!
この有り様は流石にルイージもマリオの更正に匙を投げたようで17話「GOGO商品大作戦」では露店を営む死神さんからいかなる悪人を改心させる斧を薦められた際はこれでマリオを殺そうと考えかけた(死神さんお薦めの斧の謳い文句も言い替えれば改心の見込みのないド外道は殺してしまえば二度と悪事はできないというのがこの商品の実体)。
結局、最後までマリオは自身の悪事を省みず、改心することなくヒーローの皮を被った小悪党を地で進んだが、悪堕ちこそはしなかったことがせめてもの幸いと言えよう。
……それにしても任天堂もよく性格が極悪なマリオを主役とした漫画の連載をOKしたもんだ…。
今日は思いっきり関連タグを見たい気分だな
※主人公です 問題発言 悪化 改悪 黒化 どうしてこうなった これはひどい まさに外道 原作レイプ 公式が病気→もはや手遅れ 駄目だこいつ…早く何とかしないと…
反面教師・・・作中のオチに当てはめれば