概要
本作品の主人公。クッパにさらわれたピーチ姫を救出する(そして彼女の作ったクッキーを食べる)為、ルイージとヨッシーと共に旅をしている。
……と書けば(単行本の表紙も相俟って)原作同様だが…
本性
その実態は、粗暴・陰険・狡猾の三拍子を揃えた傲慢不遜な性格の極悪人で、敵だけでなく仲間であるルイージとヨッシーをも酷い目に遭わせている(ただし、本人自身も悲惨な目に遭う事も多い)が、一応ヒーローとしての心構えはある程度持っている。
また、色仕掛けとしてマリ子という名義で女装する事もある(ただし、ルイージからは「そんなヒゲボーボーな女の子見たことないよ…」と酷評されているが、本人は「けっこうイケると思うんだが」と自信満々な模様。ちなみに公式もマジでやらかしちゃってたりする)。
そして極めつけは、下記の数々のヒーローとは思えない(…というよりも下手な悪役よりも悪ど過ぎる)行動を平然と行っている。
マリオが犯したヒーローらしからぬ悪行の数々
- (ゲームの最中だったとはいえ)ピーチ姫がクッパにさらわれたことを知らせに来たルイージに包丁を投げつけ(しかも額に思いっきり命中している)、ピーチの救出よりもゲームを優先する。
- 『ピーチ姫』ではなく『クッキー』の為だと宣言する。(しかし、その目当てであるクッキーはピーチとクッパたちに全部食べられていた)
- 冒険の同行を求めるヨッシーに対し、BBQにしようとしたり、無茶難題を言い渡す。
- 帽子を崖に落としたワリオを「拾いに行けば?」と言って突き落とす。
- 仲間が人質にされた際、「悪人なら溶岩に突き落とせ!」と要求する。
- 敵側に寝返った仲間に対し、硫酸入りの水鉄砲をぶっ放したり、爆弾入りのキノコを投げつける。
- 敵に対し恐喝を行う
- 自身の悪行を指摘された際「細かいことは気にするな」と開き直る。
- 自分が気に入らない相手であれば女・子供に対しても容赦なく暴力を振るう。
- 金品が絡むと協力を装って、金品の入った荷物を持ち逃げする。
- 自身に危機が迫ると仲間を身代わりにする。
- (ルイージたちが一部始終を見ていなかったこともあり)自身の悪行を誉められたと勘違いし、それを善行だと信じる。
- 人のおやつを堂々と盗み食いする。
- (前述のルイージたちの教育が誤っていたこともあり)「思いっきり悪さをしたい」と言い放つ
- 人が危険な状況に遭遇しても、「助けようがない」という理由から無視する
- 自身の素性を知らない人から感謝されたり報酬をくれる相手には、誠実なヒーローを装ったり、媚びへつらう。
- 自分よりも弱い相手を執拗に痛め付けたり追撃をかける。
- 暇潰しとして夜襲をかける。
- 倒れている相手を生き埋めにしようとする。
- 犯人探しの際、証言を下に出会った相手に事実無根の濡れ衣を着せる。
- さらに自身の被害者である協力者を脅迫してお礼を要求する。
- クッパに成り済ましていた相手の事情を受け入れつつも「無駄な体力を使わせた」として制裁を加える
- 競技で反則スレスレ(てかほぼ反則)な行為を用いて勝利する。
- クッパとの最終対決に勝利するため、クッパの大事な花を盾にする。
上記のとおり、やってる事が最早ヒーローどころか、人としては大問題も甚だしい人間性であり、ルイージやヨッシーからは「兄さんの方がよっぽど厄介」、「仲間にはヒドイけど敵にはもっとヒドイ」「敵にするとコワイ」「マリオさんを悪魔と一緒にするなんて悪魔に失礼」等と呆れられ、ウェンディ「ちょーワガママっていうか人として最悪」と悪態をつかれ、ルドウィッグをはじめとするコクッパたちからは「あんな大人にはなりたくない」とドン引かれ、コクッパたちやカメックからは「悪魔」と称され、彼の被害を受けたリフトンからは「鬼」と訴えられた他、死神さんから商品の効果を鵜呑みにしたルイージに性格改善と称して殺されかけ、挙げ句にはナレーションから「こいつも十分お荷物だ」と言われ、サブタイトルにも「(マリオのような)正義の味方はあてにならない」「悪魔おやじ」と付けられ、極めつけは本来の悪役であるクッパやワリオにすら「本当にヒーローか?」と疑われたばかりか最終的には「自分よりも立派な悪人」「悪魔の化身」と言わしめる事となった。誰が呼んだか悪マリオor魔痢悪。
質の悪いことに、本人はこれらの行動に何ら罪悪感を抱いていないばかりか善行だと勘違いしており、さらに他者から悪評されていながらも感謝されていると勝手に解釈する始末。
10話ではカメックの魔法の箒によって赤ちゃんの姿になってしまったことがあるが、この姿になっても極悪っぷりは健在(まぁ、幼い頃から相当な悪童であったことは確かだが)。
最終話では、ピーチの提案を受け、クッパと(何故か)しりとり対決を繰り広げるが、最終的に花好きであることを逆手に取り、クッパの大切な花を人質ならぬ花質にとるというこれまた卑劣な手段で勝利し、ピーチの救出に成功するのだが、実はクッパが悪の大魔王になる決心をする原因を作った張本人であることが発覚。早い話、本作の冒険のきっかけを作ったある意味で本作の元凶という事である。
そもそもヒーローになろうとした動機が自身の素行を悔い改めたからではなく、周囲からの称賛やご褒美欲しさからであり、純粋な正義感で人助けや悪を懲らしめることはあまりない。実際、ウェンディたちの資金集めの協力も独占目的で動いたものであり、人助けにあまり興が乗らなかったがルイージに促されたから仕方なく援助に回ったり、(自身だとは気づかず)何者かに襲われたリフトンから報酬を聞いて犯人探しに奔走しており、本質的には「勧善懲悪」ではなく「欲求成就」を意識しているとも考えられる。
こんな調子で文字通り「ヒーローの面汚し」「インチキヒーロー」と酷評されてもしょうがなさそうなどうしようもないクズ野郎なのだが、ピーチ姫から好意的に接せられ、テレサから一目惚れされたり(この点に関しては相棒のカロンはもちろん、多くの読者から「正気か!?」と疑われた。曰く「邪悪な目つきにヒゲでデブでチビなおじさん…どれを取ってもステキーッッ♡」とのこと)、ポチに懐かれたりしている。
また、ポチを見て犬を飼いたいというルイージに対して「世話のことも考えてみろ」と窘めたり、キノピオの度の越した物忘れに呆れ果てたり、死神さんが経営する商店の胡散臭さを指摘するなど常識的な一面も見せることもあり、一概に完全悪とは言い切れなかったりする…それでも極悪人には変わりないが…。
人間関係
基本的に誰に対しても横柄な態度や捻くれた言動が多いが、ピーチ姫に対しては彼女の天然ぶりには内心呆れつつも紳士的に接している。マリオがピーチ救出に出向いた動機も彼女が作ったクッキーが食べたさから来たもの。
自分の性格を諌めるルイージを面倒に思っているが、困った時の励ましとして自身の(女装)ブロマイドを渡したりルイージの言い分には耳を傾けるなど兄弟仲はそれほど悪くない。しかしルイージの怒り姿には大変恐れており、この時ばかりは素直に従い悪事を控える。
ヨッシーに対しては初対面した際にBBQにしようとしたり、暴行を加えたりとやや粗雑に扱っているが、そもそもヨッシー側も空気を読まない言動やしれっとマリオに対する悪口を発言してマリオを怒らせることもしばしばなので一概にヨッシーに否がないとは言い難い。
ワリオとは子供の頃からの間柄だが、上記のようにその頃に崖に帽子を落としたワリオに対して取りに行くよう突き落とすという残酷な仕打ちを行っており、それ以外にも散々いじめていたらしく当然ながらワリオからは相当恨まれている。
また、自分よりも個性の強い人物(上記のキノピオや死神さんなど)と絡んだ際は彼らの我の強さに振り回されたり苛立ったりひどい場合は悲惨な目に遭わされるというパターンが多く、この時は普段のあくどさは鳴りを潜めてまともな感性になる。
弱点
運動嫌い
マントを用いた飛行の練習を行う際、「俺足が遅いし、運動嫌いだからムリだ」と早々に渋っていた(最終的にルイージや愛の平和仮面(クッパ)のスパルタ指導により、なんとか飛ぶことができたが…)。
また、王様が治める国で開催された大会で王様に願いを叶えたさから大会に参加し勝ち進んでいくが、勝利した競技のことごとくがズルによる勝利である。それに咎めない審判も審判だが…
犬嫌い
過去に犬の骨を取り上げて吠え立てられたトラウマから大の犬嫌いで、そのひどさは鳴き声だけでビビり触れることすら嫌がるほど。
ルイージの計らいで犬嫌いを克服しようと努力するが、結局克服することはできなかった。スマブラに参加するとなりゃまさに地獄である
関連タグ
※主人公です 鬼畜ヒーロー アンチヒーロー 外道主人公 バカ 極悪 外道 強欲 人間のクズ ゲス 赤い悪魔 キャラ崩壊 原作レイプ
どう見ても悪役 まさに外道 小悪党 卑劣漢 守銭奴 俗物 毒兄 愛すべき馬鹿 憎めない悪役 愛すべき外道 やべーやつ トラブルメーカー 疫病神 どうしてこうなった 黒化 犬嫌い もはや別人
だいたいこいつのせい 全ての元凶:以上、本作のマリオに当てはまる言葉。
関連キャラクター