鬼と悪魔への風評被害
13
せんかわちひろによるふうひょうひがい
鬼や悪魔より悪辣な存在に対して、鬼や悪魔をその比喩に使ってしまった場合に使われるタグ。
一般に、
- 悪辣である
- 慈悲や容赦がない
- 反社会的で人間性に欠ける
こうした人間のことを、日本では古くは「鬼」、現在では「悪魔」にたとえる向きがある。
だが、日本人の宗教観においては、悪徳の具現化として描かれる「鬼」も、絶対的な悪ではない、絶対的な否定はできないものとされる。
明治期以降になって日本国内でも一般化した「悪魔」は、主に一神教(特にアブラハムの宗教-ユダヤ教・キリスト教・イスラームのもの)における“絶対的な悪徳”の具現化なのだが、独特な多神教信仰が一般化している日本では、“悪徳の具現化”は成立しても、“絶対的な否定”につながらない。
したがって、「鬼」も「悪魔」も、日本においては、相対的な評価での比喩にしか使われない。
創作の世界では、特に“悪辣である”キャラクターに対して、最初「鬼」や「悪魔」といった比喩が使われるのだが、それがエスカレートしていくと、やがて「いや、鬼や悪魔でもここまで酷くないだろ」という感想を持つに至る。
そして、それまで喩えに使われてきた「鬼」や「悪魔」に対して、そのキャラクターの悪辣さの比喩に使うのは風評被害である、という意味でこのタグが登場することになった。
つうか、ぶっちゃけると『アイドルマスターシンデレラガールズ』の千川ちひろのことである。
※本来、こちらのタグのほうが先に作られ、該当数も多い。しかし、先頭を見てもらえばわかる通り、別のタグに向けて矢印でメッセージを書いたつもりが、コメントのソート機能によって移動してしまったものであり、今後の使用は不適切と思われる。
関連記事
親記事
兄弟記事
コメント
コメントが未記入です