概要ですわ
クッパ軍団の大魔王・クッパによって囚われたキノコ王国のお姫様で、マリオが自身を救出に来てくれるのを待っている。
…と、書けば原典と同じだが……
実際はというと……
仮にも囚われの身だっつーのに拐った張本人たるクッパや配下たちと仲良しげに談笑するなど、その実態はとんでもなくド天然なスーパーマイペースプリンセス。
一応さらわれた当初はクッパたちに対し人質としての自覚を持つと宣言していたが、月日が経つに連れてその意識が薄れてしまい、5話でクッパ城に来訪したワリオから「さらわれてるのに何のほほんとしてんだ!?」と指摘された際は一旦考えた後自身が人質であることを思い出すまでに忘れてしまっていた。
基本的にお淑やかで柔和な性格で、自身をさらったクッパに対してもさん付けで呼ぶなど寛大だが、前述したように本質は超がつくほどマイペースでド天然な楽天家。それ故にさらわれたことに嘆くことなくすんなりとクッパ城の面々と打ち解けており、時折天然な発言をしてマリオやクッパをはじめとして周囲を困惑させることもしばしば。
しかしいつまでも能天気な日和見屋というわけではなく、兵器によるマリオ打倒を廻って喧嘩するクッパとカメックを叱ったり、クッパとの決戦に拝むマリオたちを窘めるなど、怒るべきところはしっかり怒る真面目さも持ち合わせている。
一方、クッパ城内のトラップの起動スイッチを興味本位で作動させ、クッパ・アオやカメック(ついでにマリオたちも)危機に陥れる(もちろん、本人には悪気はないんだが、前者については間接的にマリオたちを援助する形になった)など、天然故に危なっかしい一面もある他、(パタパタがお付きとはいえ)クリボーに身代わりを任せてクッパに内緒で散歩に出掛けたり(まあ、当のクッパにはバレバレだったんだが…)マリオの夢の中で団子を装ったPバルーンを食べさせるなど意外とイタズラ好きで抜け目がない面を見せることも。
普段はクッパ城内の掃除や洗濯、花の世話、料理などの家事に勤しんでおり、中でも料理が得意で、自身の作った料理やお菓子をクッパたちを中心に様々な人物に振る舞う面が多く見られ、マリオたちの冒険の動機も彼女の作ったクッキー食べたさから来ている。
花の世話についてもクッパ城外の住人からも知れ渡っており、21話ではクリボーがクッパに変装して自身の花畑の世話をしてもらおうとピーチを城から連れ出している(ちなみに当のピーチはクッパに変装したクリボーをクッパ本人と勘違いしており、城に帰った後も最後までクリボーの変装に気付くことはなかった)。
人間関係ですわ
- クッパとの関係
本作のピーチを語る上で欠かせないのが、大魔王クッパである。
クッパにさらわれた当初は自身が人質であることを自覚しておらず、ピーチ城にいた時と変わらず普通にクッパ城での生活を送っており、対するクッパもカメックの進言を受けて彼女を投獄するが、あっさりと釈放する始末。
それ以降はクッパたちと仲睦まじく談笑や散歩を楽しんだり、マリオたちとクッパとの決戦ではしれっとクッパ側につく(数合わせと言ってしまえばそこまでだが…)など、「もう人質じゃなくてクッパのお嫁さんでも良くね?」と思われるくらいにクッパとは非常に良好な関係を築いている。
しかし、クッパのマリオ打倒という姿勢と野望については、それが宿命であることには納得こそしているものの些か思うところがある模様。
また、時折天然発言や行動を執ってクッパをはじめ、カメックたち配下たちを困惑させることも少なくない。
- マリオとの関係
本作では本来の悪役であるクッパやワリオを差し置いてとんでもない極悪人として描かれているマリオに対しても好意を抱いており、対するマリオの方もピーチのド天然っぷりには内心呆れつつも紳士的に接し、普段の悪どさも鳴りを潜めており、ピーチの言い分には比較的素直に従っている他、6話でワリオから「楽しそうに料理を作ってたから心配するだけムダ」と安堵の口伝を聞いた際、クッパにこき使われてると(無駄に)心配するルイージに対し彼だけは特に心配するような素振りを見せていないことからピーチの性格を一番理解していることが窺える。
作中ではマリオたちの姿を見かけることは何度かあったが、21話にてマリオたちと本格的な再会を果たした(……のだが、長らく会っていなかったこともあり、対面したマリオたちのことを一瞬忘れていた)
こうしたことから、本作のマリオに対して数少ない好意的な人物として描かれている(ちなみに作中ではピーチと同じくマリオに好意的なキャラにテレサやポチが登場している)。
また、上記の二人以外にもさらわれる以前はキノピオと親しかったようで、彼にケーキをご馳走していたようだが、肝心のキノピオはケーキを食べたこと自体を忘れるほどの忘れん坊のため、食べた後ケーキはまだかと訊ねられ、対する本人もそのことを指摘せず焼いてあげていた模様。「どっちもボケだとお茶会も果てしないな…」byマリオ
一方、ワリオからは自身のおおらかさと天然さに苦手意識を持たれている。
終盤の展開ですわ
23話でクッパ城に到着したマリオたちが城内でクッパの弟クッパ・アオとの戦闘が始まった際、城にあるトラップ起動スイッチを勝手に作動させたことで図らずもクッパ・アオを倒してしまい、その後もカメックやマリオたちをトラップ地獄に嵌めさせるという(本人に悪気はなかったとはいえ)天然では済まされない酷な行動を執ってしまう。
そして、続く最終回でクッパと対峙したマリオたちに対し、
「待って!3対1は不公平ですわッ」
と待ったをかけ、3対3の一本勝負という提案を持ち出す。
一戦目はヨッシーとの綱引き勝負を展開するが、相手側のヨッシーが女の子であるピーチに本気を出すことができなかったため、あっさりと勝利。
その後はマリオとクッパのしりとり勝負からいろいろとゴタゴタが起きたもののマリオが勝利を掴み取ったことで無事(一応)に救出された。
その後、クッパがルイージの仲立で改心した際は笑顔でその光景を見届けた。
あら、余談ですの?
マリオシリーズの4コマまんが王国の中村里美氏が描くピーチは「マイペースで超ド天然」「天然発言や行動でマリオやクッパを困惑させる」「クッパ城の面々と割とあっさり打ち解ける」など本作のピーチとよく似た(てか似過ぎ?)共通点を持っている。…つーか、混ぜるな危険!!
関連タグ、用意しますね♥️
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