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クッパ(兼本あつこ)

かねもとくっぱ

ここでは漫画『GOGO!マリオワールド』におけるクッパ(メイン画像最奥)を記載する。
目次 [非表示]

概要

クッパ軍団の首魁である悪の大魔王で、マリオの宿敵。ピーチ姫を攫い、キノコワールドの征服を目論んでいる。



……と、書けば原作同様なのだが…、









実際は…

世界征服企んでます!🌏


その実態は、綺麗好きでマナーを弁える礼儀正しい紳士的な人格者

悪の大魔王という肩書きの割には、牢屋に監禁したピーチ姫をすぐに釈放したり、悪事を働こうと考えながらもいざやってみると的外れな行動になり、それどころか無礼や悪事を働く輩には怒りを見せるなど、本質的には悪になり切れない優しいお人好しであり、側近のカメックから「悪の大魔王としての自覚を持ってほしい」と苦言や叱咤を受けることも多く、自身もその点については多少ながら自覚している他、ワリオからは上記のマメさや悪党らしからぬ人格的言動に対し「本当に悪人かよ?」と呆れられたことも。尤も、本作のマリオがあまりにもアレなせいもあるが…


KOOPA DAY

また、厳つい風貌と豪放な性格に反して花が大好きという乙女チックな趣味を持っており、その思い入れは世界征服を成就した後に世界中に花畑を作ろうと考え、ピーチ姫にピクニックの誘いを受けた際は仕事を優先して断るが実際はめっちゃ楽しみにしていたほどに強い。さらにピーチ姫の進言を受けて病院の建立も征服後の視野にいれるなど部下の身の安全管理にも考慮する良き上司としての一面も見せている。

10話ではカメックが制作した魔法の箒により標的のマリオ共々赤ちゃんの姿になってしまったが、この姿になっても花好きな一面や優しい性格は変わっていなかった。


また3話では同行を申し込んだピーチと共に新兵器のパトロールを兼ねた試乗運転に赴く際、マリオたちの遭遇を考慮して愛の平和仮面なる傍から見ればすっげ~怪しい格好に変装したことも。当然ながらマリオ一行からは(正体がバレなかったものの)めちゃくちゃ怪しまれました。


人間関係

マリオとは宿敵同士であるが、上記のように巻き込まれる形で一緒に赤ちゃんになった際はマリオの悪事を目の当たりにし、カメックによって赤ちゃんから元に戻った後は「ますますマリオを倒したくなった」と打倒を新たにするが、その他にもマリオに対する因縁がある模様。


誘拐したピーチ姫とは、悪の大魔王と囚われの姫という立場を通り越して大変仲が良く、彼女との食事やピクニックを嗜むなど、もはやおしどり夫婦みたいな関係を築いており、また前述のように牢獄に入れるが「やはりダメだ―――ッ」と言ってあっさりと解放したり、彼女の進言や甘えを受け入れるなど、ピーチに対する対応は非常に寛容だが、悪の大魔王というプライドからか打倒マリオという目標に関してはいくらピーチに説得されようと「悪役がヒーローを倒すのは宿命」だとして決して妥協は許さない模様。


側近であるカメックに対しては、連載当初は自身のお人好しな性格に苦言を呈されたり、自身もカメックの提言を却下したり無茶振りして喧嘩したりとややギクシャクした描写が多かったが、それでも彼の進言に耳を傾けたり一緒にピーチ姫と食事やピクニックを楽しむなどそれなりに良好で、側近というよりも悪友といった関係である。


家族は自身の子供にコクッパ7兄弟がいる(一人息子が登場する以前はコクッパたちがクッパの子供という設定だった)が、彼らはクッパの世界征服という野望には難色を示しており、真っ当な職業に就かせようと資金集めを行っていた。そもそも難色の理由が「父親の仕事が世界征服なのは恥ずかしくて友達に自慢出来ない」という私的もの

また、弟にクッパ・アオがおり、マリオたちがクッパ城にやって来た際は兄の影武者として迎撃するなどクッパへの忠誠心は高い。



マリオとの最終決戦、そして意外な結末

23話でマリオたちがクッパ城に到着し、その件をカメックからの報告を受け、マリオたちを迎え撃つべく玉座の間で待ち受ける。

そして最終回でマリオ一行と最終決戦を始めようとするが、「3対1は不公平」だと待ったを掛けるピーチ姫のマリオチームとクッパチームの3本勝負という進言により、自身はマリオと最終戦で(何故か)しりとり対決をすることとなる。


最終的には中々決着が着かず痺れを切らして実力行使でマリオを潰しに掛かるが、マリオに自身が大切にしていた花を人質…もとい花質に取られ、マリオからピーチ姫(と花)の解放を条件に降参を迫られたことで、拒めば花を潰されることを危惧してやむを得ず降参しピーチ姫を解放した。



















この先、重大(?)なネタバレ注意














無事にピーチ姫を救出(笑)したマリオ一行を前に、クッパは意味深なセリフを語り始める。





「マリオ…、お前はヒーローになる前と全然変わってないな……」





そのセリフに対し疑問に感じたルイージはクッパにその意味を聞き出す。



何を隠そう、クッパが悪の大魔王になり、ピーチ姫を誘拐してキノコワールド征服に乗り出したきっかけは他でもない、マリオにあったのだ!


クッパは大魔王になる以前は現在と同じく花好きで紳士的な性格に加え、悪事や争いを好まない住人想いな心優しき名君だった。

一方のマリオは小さい頃から悪事を好む乱暴で悪辣な問題児で、彼の悪行には日々頭を抱えていた。


そんなある日、マリオはひょんなことからヒーローになることを宣言。

だがマリオの性格を知るクッパは、そんなマリオの突拍子もない行動に不信感を覚える。

そして、クッパは考えた末に結論を出した。



「悪人のマリオがヒーローになるぐらいなら、わしは悪の大魔王になった方がマシだ…!」



キノコワールド屈指の悪タレ野郎たるマリオなんかがヒーローとしての役目を全うできるハズがない…!

そう感じたクッパは、マリオに対する牽制とヒーローとしての責務を果たさせようという使命感からか悪の大魔王になることを決意。手始めにキノコ王国のピーチ姫を誘拐し、マリオに脅迫状を叩きつけてマリオたちの冒険を駆り立てたのが、事の真相である。



まさかの真相にルイージたち(と読者の皆さん)は呆れ果て、同時にクッパのその境遇に同情する。


そして、ルイージはそんなクッパに救いの手を差し伸べ、彼に改心を勧める。

クッパもまたルイージの進言を快く受入れ、和解。




かくして、ヒーローになろうとした一人の悪漢によって悪の大魔王へと堕ちた心優しき国王は、その悪漢の弟である優優しい心を持ったヒーローに救われ、再び名君としてキノコワールドを治めるのだった…




余談

  • 花好きに関して

本作にて花好きという女々しい一面を見せているが、後に発売された『マリオゴルフスーパーラッシュ』ではカロンから「クッパさまは意外と花好きなロマンチスト」という会話を聞くことができ、これを聞いて本作のクッパを思い浮かんだプレイヤーもいたとかいなかったとか。


関連タグ

クッパ GOGO!マリオワールド


ラスボス(笑) 大魔王 ロマンチスト 紳士 憎めない悪役 愛すべきバカ 理想の上司 世界征服 お人好し 亀嫁

人格者 名君 悪堕ち光堕ち 必要悪


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