解説
仏の教えに背いたものに下るとされる罰。
創価学会の座談会ビデオでは「ぶつばつ」と読まれている。
それに対し神による罰は神罰となる。
仏罰の観念
解釈の如何にもよるが、本来的に仏罰はない。
そもそも仏教は『因果応報』を思想の基軸に組み込んでいるため、“悪行を成せばそれはいずれ必ず当人にそっくりかえってくるもの”とするからである。
さらに尊者(仏など仏教の教えに深く携わる者)が直接的に罰を下すこと自体、仏教では稀な事例であり、余程のことをしない限りはその対象とはならない。
ただ、やったおこないへのしっぺ返しは、『因果応報』の論に則り必ず来るとされている。