cv:不明
概要
穏やかで大人びた風貌とやや厚めの唇が特徴で、劇中の描写や表情などからも年の割に落ち着いた雰囲気を感じ取ることができる。劇中では最終第24話に登場した寄せ書きや卒業式での講堂の並びからほぼ氏名が特定されており、放送当初は寄せ書きの文字が不明瞭なためにはっきりしない部分もあったのだが、BD第8巻に特典として付属した寄せ書きの色紙を再現したシールにより上記の氏名が確定に至っている。
なお名前の読みは「えいこ」又は「ひでこ」等が考えられるが、本記事では推測される元ネタ(プラスチックスの佐久間正英)に従い、「ひでこ」の読みを採用している。
(また余談ながら佐久間正英氏逝去に伴い、喪主である奥さんの名前が「英子(読み方不明)」さんと、偶然にも同一であることが明らかになった。)
初登場時より主に高橋風子、桜井夏香と仲の良い描写が多く、第4話の修学旅行ではここに真鍋和を加えた4人1組で行動しているが、同グループの中では最も目立たず、台詞も最後までなかった。一方第1話にて風子等と共に一緒にいた遠藤未知子とはそれ以降行動を共にする機会は減ったものの、第8話では2人で会話する様子が窺えるなど、疎遠になった訳ではないようだ。ちなみに、学園祭のクラス演劇「ロミオとジュリエット」では役者組として舞台に立っている(下記参照)。
BD第9巻の付属特典では公式設定が明らかにされており、「見た目のおおらかさから皆に『お母さん』と呼ばれている」らしい。性格的にも「優しくおっとりしていて、よく宿題を見せてくれる」ようで、目立たないながらも縁の下の力持ち的存在として、級友からの信頼を集めていたものと思われる。
(また余談ながら、元ネタの佐久間氏もまた後輩、新人アーティストの面倒をよく見る方であった。氏のお人柄そのものが反映された設定かもしれないと思うと、感慨深い)
また、後に発売された公式設定資料集による記述としては、「あったかい人」「いつもニコニコ」「昭和な風情」と評されている他、上記の「お母さん」に加えて「くまさん」(恐らく名字の「佐久間」から)というあだ名が確認された。また長らく不明であったクラス演劇の配役についてもロミオの親友「マキューシオ」役を演じていたことが判明しており、劇衣装の線画では意外な(?)イケメン振りを見ることができる。
主な登場話
- オープニング(Utauyo!!MIRACLE) - 軽音部の5人が廊下を走るカットの画面右側、砂原よしみ、高橋風子と共に登場。
- 第01話 - 始業式を終え、教室に戻る途中の渡り廊下で遠藤未知子、桜井夏香、風子と共に確認。平沢唯達と言葉を交わしたと思われる。
- 第03話 - 昼食時、田井中律が巻上キミ子等に話しかけるシーンの後方に、風子と共に確認。他、クラス集合写真の位置は下段左から6番目。
- 第04話 - 修学旅行では夏香、風子、真鍋和と同じ班であり(上記参照)、新幹線内では夏香の隣に座っていたと思われる。その後、北野天満宮の見学時に軽音部班と合流。2日目は自由行動出発前の集合シーンで確認できる他、自由行動終了後、旅館へ戻る途中でも軽音部の4人と鉢合わせし、共に迷子となって京都の街をさまよった。
- 第06話 - 教室でギー太を抱えた唯が山中さわ子に注意された後、秋山澪が写る場面(宮本アキヨの前)。
- 第08話 - 唯と律が職員室に呼び出されて教室を出ていくシーンで、和の後方に確認。その後、唯がクラスのみんなに進路を聞いて回るシーンの直前に、教室の前方で遠藤未知子と会話している。
- 第10話 - 自習シーンにて確認。
- 第17話 - 部室が使えないことによる、軽音部の3-2教室での練習シーンに居合わせる(中島信代の後方)。
- 第18話 - 演劇の配役決定時、律が気絶した澪の顔の前で手を振るシーンなどで確認。その後は役者組の1人として練習に参加した。
- 第19話 - 準備シーンで佐々木曜子他、夏香や風子と共に作業。その後の衣装合わせでは三浦一子と自らの衣装をチェックしており、本番終了後には野島ちかと一緒にいるのを確認できる。
- 第21話 - 卒業アルバムの個人写真撮影シーンにて、カメラマンの後ろに列を作って並んでいる1人。夏香、風子と会話している。
- 第24話 - 卒業式などに登場。
映画けいおん!
- Aパートにおける朝の3-2教室にて、自席に確認。唯や律がバレー部に卒業旅行について聞くシーンでは、前後のカットの関係から見て、前の席の中西とし美と会話していた可能性が高い。
- Dパートの教室ライブでは廊下側のほぼ中央に位置。近くにいるのは木村文恵などで、夏香や風子とはある程度距離が置かれている。
卒業式の寄せ書き(第24話)
卒業の際には寄せ書きで、山中さわ子へ下記のメッセージを送った。
『山中先生、一年間
お世話になりました。
これからも、お身体を大切に
がんばって下さい。
ありがとうございました。
佐久間 英子』