演:澤田大城(短編「4444444444」)、小山僚太(ビデオ版)、尾関優哉(劇場版・ハリウッド版1作目)、田中碧海(ハリウッド版2作目)、土屋神葉(ハリウッド版3作目)、宇都秀星(白い老女、黒い少女)、小林颯(新シリーズ版)、芝本麟太郎(貞子VS伽椰子)
概要
小学一年生で愛猫の「マー」を飼っている。父に剛雄、(以降はハリウッド版限定の設定だが)叔母にナオコ、祖母はイタコがいる。
元々はごく普通の小学生男子だったが、俊雄の小学校の担任が小林俊介であったことが悲劇の始まりであった。
実は小林は伽椰子の大学時代の同級生で伽椰子にストーカーされていた。
その後、伽椰子は剛雄という男と結婚し、しばらく小林のことを忘れていたが息子の担任が小林であることを知り、昔の想いが暴走、自作のノートに小林への想いを綴りまくっていた。
そしてある日、夫である剛雄にそのノートを読まれ、嫉妬に狂った剛雄に伽椰子はカッターナイフで嬲り殺されてしまった。
俊雄も父、剛雄に暴力を振るわれおびえる日々を過ごしていたが、母、伽椰子が剛雄に殺されるところを目撃してしまい、押し入れに隠れるも、怨霊となった伽椰子にあの世へと連れて行かれた。その後に愛猫であるマーも父に殺された。世間では俊雄は行方不明扱いとなっている。ビデオ版では、母と愛猫を殺された後も生きており、父に隠れてマーのお墓を作った。その後父によって押入れに閉じ込められ、屋根裏部屋をさまようも、そこでまさかの死んだ母と再会。以後、行方不明となりいつの間にか怨霊と化した。父、剛雄は嫉妬にかられるまま小林の妻とその妻の胎内にいる子供を惨殺。その後はしばらく放浪していたが、自身の妻、伽椰子に呪い殺された。小林は、妻と子供が死んだことを知り落胆、そして理不尽にも伽椰子に呪い殺される。完全な巻き添えである。
その後、虐待された弱き魂同士である俊雄の魂とマーの魂が惹かれあい、一体化。以降俊雄は猫のような叫び声を発するようになる。
彼の目的は不明だが、伽椰子と同様に全てに憎悪を抱く悪霊という見方が妥当である。
俊雄単体で人を呪い殺すことは少なく、多くは母である伽椰子のサポート要員になっている。怨霊になってからの彼は基本無口であり、セリフも「ミャー!」か「オカーサン、オカーサン」ぐらいしかない。生前の姿では普通に喋る。
新劇場版「終わりの始まり」では山賀俊雄という名前で、すべての元凶という設定になっている。この作品での俊雄は伽椰子の実子ではなく、19年前に虐待されて死んだ子供の亡霊として登場。その俊雄が死んだいわくつき物件に佐伯夫婦が引越してくる。
しかし、夫との子供ができないことに悩み、眠り込んでいた伽椰子の前に現れ、彼女の胎内に入り、佐伯俊雄として現世によみがえった。そういう意味では、ある意味伽椰子も被害者と言える。
タグとしては「呪怨 俊雄」と入れることをお勧めする。
余談
怨霊となった彼の姿は全身白塗りでブリーフ一丁という伽椰子にも勝るとも劣らないインパクトがある。その為か、よくパロディネタに引っ張りだこの伽椰子とセットで登場することがある。
因みに彼は呪怨シリーズすべてに登場している(伽椰子は「黒い少女」、「白い老女」には登場していない)。だが伽椰子よりは目立たない。