概要
本来の表記は「譬え話」だが、譬が常用外漢字のため、現代では通常、「例え話」として表記する。
込み入った、あるいは抽象的な内容を分かりやすくするため、仮定を用いたり、他の物事に置き換えたり、物語の形式にしたり、暗喩(メタファー)表現を用いたりした話のこと。
物語形式のものは 「寓話」とも呼ばれる。宗教的な内容や、パラドクスの説明などに使用される例がまま見られる。
なお上で「分かりやすくするため」と書いたが、非現実的な仮定を置いたり、無関係な事柄にこじつけるなどしてかえって話を分かりづらくし、相手を煙にまいたりミスリードしたりするためにも例え話は用いられる。不適切なメタファーを用いた例え話は印象操作・詭弁の手段ともなりえる。