詳説
アニメ『けものフレンズ』第10話、「ろっじ」。それまでの道中でもポイントポイントで発生していた記録の再生が、ここでもラッキービーストによって実行された。
その内容は従前の通りに過去にジャパリパークで発生した出来事にまつわると思しきものであったが、それまでと違っていたのが、ここで再生されたのが明確な映像だった事である。
ここで初めて、それまで音声のみであった声の主・「ミライ」の姿が投影されたわけであるが、さらにもう一人そこに加えて映し出されていたのが、彼女に話しかける、映像を見ている側とは違う声をしたサーバルの姿であった。
サーバルはこれに対して大いに戸惑い、「知らない」「他の子だと思う」といった発言をしていたが、隣にいたかばんがふと見やると、サーバルは何故かぽろぽろと大粒の涙を零しており、自分でもそれに気付いたサーバルは涙を拭いながらこう言った。
「あれ……あれ……おかしいな……早起きしたからかな……」
……まあ要するに、上記を踏まえて使用される、いわゆる「"感動系"のハリウッド映画」というとよくイメージされるキャッチフレーズ「全米が泣いた」のパロディである。類似したタグに「泣けるけもフレ」があるが、こちらはマイナーである。
補足
なお作中では、このくだりの直後に画面がブラックアウトしてそれ以降は 全 く 本件に触れられておらず、本編と直結しないような事柄では要素を示すに留めて「観た人の解釈におまかせなのだ」する事が多い『けもフレ』中でも屈指の考察要素となっている。