概要
「内蔵」とは、ある物体や存在などがなにものかを内部に有している・含むことである。
例文を挙げれば、「バッテリーを内蔵したビデオカメラ」「危険を内蔵する職務」のように用いることができる。
しかし、pixivはじめ各種のサイトやブログなどでは、単に「内臓」の書き誤りとして「内蔵」の語を用いているのが実情である。
意味が全く異なる単語なので、間違えると文意が通じなくなってしまう。
「蔵」と「臓」はともに小学校6年生で習う漢字である。
別の意味
「内蔵」は訓読みで「うちくら」と読むことがある。
この語は、古代日本で政府に納められた供物や税収(これを「官物」《かんもつ》という)を収納するための蔵を指した。またその蔵を管理する官職のことをも意味する。
大蔵(おおくら)・斎蔵(いみくら)と合わせて「三蔵(さんぞう)」と呼んだ。
大石内蔵助の名もその官位からとられている。