概要
それは第1回シンデレラガール選抜総選挙の結果発表後に付いた名前。由来は11世紀にローマ教皇の企案で結成され、以降数度派兵された「十字軍」という軍隊と十時愛梨の姓をかけたもの。
この総選挙で十時愛梨の優勝を予想していたものは殆どおらず、偉業を達成した(どこに隠れていたのかわからない)担当プロデューサーたちを畏敬を込めて呼ぶようになったのであった。
また、彼女が上位報酬となった「1st Anniversary アイドルプロデュース」の開催中にも、彼女のカードを獲るために必死で走っているプレイヤー達による上位獲得争奪戦が続いた。十時軍はまぼろしの存在などではなく確かに存在していたのである。最終的には彼女のカードを1枚入手するのにかかったボーダーは175万を記録した。彼女を上位報酬カードにするとよほど恐ろしい争奪戦なのかがわかる。
また、4月下旬から5月上旬に開催される第2回シンデレラガール選抜総選挙にも、彼女の2連覇を達成させようとこの軍隊の活躍が期待された。結果として連覇達成のハードルは高く為し得なかったが健闘、健在ぶりを見せつけた。
それ以降も十時愛梨が上位報酬やガチャに登場する度にどこからともなく現れては無言でその力を見せていく。
その姿はヨーロッパが過去の栄光として語りその信仰を継いだと自負するアメリカが語る十字軍というより、むしろ侵略を受けた西アジアが語る十字軍(悪い子供を叱るのに「サリービューンが来るよ」)、あるいは十字軍が環境自体が最大の敵ともいえる過酷な戦場で夢や理想を打ち砕かれて野垂れ死にしていくなか夢見て語り継ぎ生み出した伝説――はるか東方に存在する幻のキリスト教国の王で十字軍の援軍に駆けつけて敵を瞬殺してくれる聖王プレスター・ジョンの方が近いかも知れない。
なお、十字軍が世界史に残した影響は途轍もなく大きい。
十時愛梨がアイドルマスターシンデレラガールズに残した影響を考えるとこの名称は言い得て妙である。