概要
2002年3月11日生まれ。大阪府大阪狭山市出身。7歳の頃、姉に影響されダンスを始める。
2014年、当時11歳、ブレイクダンスの世界選手権、Chelles Battle Pro」のU12部門で優勝を果たした。
2015年にはオランダで開催される世界大会「The Notorious IBE 2015」のキッズソロ部門にて優勝。また、台湾で開催される世界大会「New Taipei Bboycity」の一般ソロ部門にて13歳で最年少優勝する。
2016年には、フランストゥールーズで開催される世界大会「Nothing2Looz World Final 2016」のキッズソロ部門、「Outbreak Europe 2016」のキッズソロ部門、中国で開催される世界大会「WAF world final 2016」のU18ソロ部門、フランスマルセイユで行われる「Marseille battle pro 2016」のキッズソロ部門で優勝するなど、快進撃を見せてキッズの世界大会を総なめし、他の追随を許さない存在となった。
同年はキッズ部門以外に出場した一般のソロ部門でも快進撃をみせ、中国の世界大会「Hustle and freeze 2016」の一般ソロ部門、フランスの世界大会「Battle Humanitaria」の一般ソロの部門、フランスパリで開催される世界大会「Battle Bad 2016」の一般ソロ部門（「Battle Bad 2017」年大会も一般ソロ部門に出場し優勝。2連覇を果たす）等、数々の世界大会一般ソロ部門でも優勝を果たす。
2017年、中学卒業と同時にカシオ計算機株式会社とスポンサー契約を結び、「TEAM G-SHOCK」のメンバーとなった。高校は、大阪学芸高校に進学した。
そして同年9月には、ブレイクダンスの世界最高峰の世界大会とされるRed Bull BC One world final出場を果たし、最年少出場記録を残した。
2018年5月には、世界ユースブレイキン選手権の男子ブレイキンで優勝し、同年に行われる2018年ユース五輪の日本代表権を獲得した。そして同年10月には、2018年ブエノスアイレスユースオリンピックのダンススポーツ・ブレイキン競技に出場。ここでは金メダルが期待されたものの、準決勝でロシアのダンサーSergei Chernyshevに敗北して3位決定戦に回り、3位決定戦でポーランドのAxelに勝利して銅メダルを獲得した。
ユース五輪で銅メダルに終わってからは、「ここがスタート」との思いで、これまでのダンス練習だけでなく、ダンス練習の後には全身の筋肉トレーニングを行って肉体改造に取り組むなど、トレーニング方式を改め、一層練習に励んだ。
2019年、Red Bullと契約を結び、「Red bull BC One all stars」のメンバーとなった。
2020年、高校を卒業。なにわ男子の大西流星は高校のクラスメイトであった。
JDSF第2回全日本ブレイキン選手権で優勝し、ブレイクダンスの日本一に輝いた。さらに同年にRed Bull BC One world finalに再び出場し、優勝を果たした。18歳での優勝は同大会の歴代最年少優勝記録となった。
2022年、JDSF第3回全日本ブレイキン選手権を優勝し、同大会の2連覇を果たした。さらに同年10月19日、株式会社コーセーとスポンサー契約を締結。11月2日に、同社のオーナーチームであるKOSÉ 8ROCKSのSPダンサーとして、プロダンスリーグ「D.LEAGUE 22-23 SEASON ROUND.3」に出場した。
2023年には、JDSF第4回全日本ブレイキン選手権を優勝し、同大会の連覇記録を3連覇まで伸ばした。
2017年から、出身地である大阪狭山市観光大使に就任している。
2024年、ブレイクダンスがブレイキンとしてオリンピックで初めて開催されるパリオリンピックでメダル候補として期待されている。開会式ではオリンピック日本選手団の旗手も務める。
プレースタイル
得意技は、体の動きを一時静止するフリーズ[13]。もともと音楽ファンであったこともあり、演技中に会場で流れる音楽とダンスとの調和を重要視し[14]、ソリッドかつリズミカルなフリーズと、日本ブレイクダンスシーンの特色である高速かつ高精度なパワームーブを取り入れ、それをさらに進化させた。得意技であるフリーズも、音楽が一時静止するタイミングに合わせて様々な形をとることで決めポーズを作り、自らのアピールポイントとしている。
