人物
鏡都で信仰の対象となっている女神。「みやこ様」の名でも通っている。
長らく姿を消しているようで、その姿を絵画などでしか窺えないスタイル抜群の美女。
三人議会の喧嘩の果てに、巻き込まれたコトの前に姿を現し、突然その唇を奪う。
都の神たる黒兎
本来は、京都の高山寺暮らしの僧侶・明恵上人が、描いた都の絵に神として付け加えた黒い兎の絵。やや面食い。
上人に恋焦がれながら見つめていることしかできなかったものの、上人の中に言い知れない闇を見ていた仏眼仏母像に体を借りることで人の形を得た。困惑する上人を「愛」の一字で圧倒し、孤独の中にいた彼と共に風変りな家族を形作っていく。
仏の姿を借りており、足もとまで伸びる銀髪に、赤い瞳を愛に燃やす長身の美女。頭頂部の両側から黒いうさみみが垂れている。料理は得意らしく、胃袋の方でも上人をつかまえた様子。明朗かつ鷹揚な性格で、上人と三人の子に慈愛を注ぐ。ちょっと飛び回れるほか、ときどき襖の都へも出入りしている。