表記揺れとして「古見只」がある。
※この記事にて、「古見さん」は古見硝子、「只野くん」は只野仁人を指します。
概要
頭脳明晰、容姿端麗、運動神経抜群の超ハイスペック女子でありながら、「コミュ症」である古見さんは、中学生時代は孤立状態であった。高校でも誰かと話せず、孤立してしまう...と思われたが、類い稀な優しさと洞察力により古見さんの苦悩を察知した隣の席の只野くんが手を差し伸べる。筆談を交す中で、古見さんは「卒業までに友達100人」を目標に高校生活をスタートさせることとなった。
只野くん(と、二人の幼馴染の長名なじみ)のアシストにより友達は順調に増え、古見さんも新しい友達との交流の中でコミュニケーションを少しずつ覚えていく。その過程で古見さんは、只野くんに対して他の友人とは違う特別な感情を抱いていることに気がつく。修学旅行の夜に部屋の友達2人(将棋棋士志望の加藤さんと、ヨーヨーの達人の佐々木さん)と恋バナをしたことでその感情が「恋」だと気付いてからは、只野くんに対してより積極的にコミュニケーションをとろうとするようになった。その年のバレンタインデーでは友達と一緒にチョコレートを作り、一番上手くできたものを自ら只野くんの自宅に赴いて渡している。中学時代の彼女を思えば感動的な進歩である。
一方の只野くんも、古見さんの友達作りを手伝う中で、自分が古見さんに特別な感情を抱いていることに気がついており、只野くんもまたホワイトデーのお返しを古見さんの自宅に直接持っていった。しかもプレゼントのハンドクリームの横に飴(ホワイトデーで贈られる時には「大好き」という意味がある。)を添えていた。
このように事実上両思いではあるが、古見さんに告白するような勇気は勿論なく、只野くんは只野くんでハイスペックな古見さんに対する劣等感から告白できずにいた。そのため、事情を知る傍観者達をやきもきさせていたが、万場木さんに告白されたことをきっかけに改めて気持ちを自覚した只野くんがコミュ302で古見さんに告白し、コミュ305で古見さんが只野君に返事をした事で恋人関係になった。その後只野君は古見さんを家の前まで送っていったがその際に
只野君「あの・・・絶対に幸せにします・・・!」
古見さん「・・・はい。あの・・・幸せになります・・・。」
とプロポーズの様な会話をしており内容があまりにも恥ずかしかったからか2人揃って盛大にテンパっていた。
コミュ338~340では「恋人を紹介してほしい。」と兄に頼んだ瞳の求めに応じて恋人関係になってからは初めて只野家を古見さんが訪れたのだが出迎えた瞳や途中で帰って来た母の慈安布(じゃんぬ)に古見さんが恋人である事を最初は信じてもらえなかった(古見さんが美人過ぎる為)。