概要
警視庁警部、第四機動捜査隊主任。小笠原以外隊員が居ない四機捜のリーダー。身長168cm。一般人からはホストにしか見えない派手目の恰好をしている。言動や行動も軽薄で頭が悪そうなものが多い上に体力関係が苦手で非力であり、警察官としての基本能力が低めである事を感じさせる上に根気も無い。正直、芦屋刑事部長という後ろ盾が無かったらとっくに刑事を辞めていただろうが、犯人逮捕に対する熱意と警察官としての責任感は本物である。死亡被害者の霊に直接被疑者を聞き出すという特殊な捜査方法から、下に就いた警察官は多くが退職に追い込まれている。これに対して本人は相手が悪いと責任逃れしており、自分の哀れさを嘆いている。芦屋や海堂といった理解者がいながらも「自分には理解者がいない」と被害者振っている。自分が客観的にどういう人間である事と結果的に多くの警察官を退職に追い込んだ事で組織にとって損害を齎している人間である事を理解していない点で非常に幼稚な人間とも捉えられる。手を繋ぐ事で霊感の無い人間にも霊を認識させる事が可能であり、これ以外に特技が無いので、霊から被疑者を聞き出せなかった事件は小笠原が入るまで放り投げて別の事件に行っていた。小笠原の入った後は彼の推理に便乗して彼の主導で捜査をするのが基本である。四機捜が設立する以前、普通の刑事だった頃は霊視能力が役に立たない事件でも地道に捜査していた。結果主義とも捉えられる一面を持っており、退職した警察官に対して罪悪感を抱いていないのもこれが一因とも言える。本人の拘りから芦屋刑事部長との血縁を周囲には基本的に内緒にしている(まあ、大抵の人には公私混同又はコネとしか感じて貰えないだろう)。