概要
人物
求職中の青年。母子家庭。大学生だった時、空手大会で小笠原に対して調子に乗って反則の顔面攻撃をした後、警察官に対する侮辱の言葉を吐いて挑発した事が原因で、彼を逆上させてしまい、顔面を殴打されて片目に傷を負わされてしまった。その結果、顔に傷跡が残った事で彼女に逃げられた上に決まっていた就職も流れてしまった。そのため、小笠原を自身の非を棚に上げて恨んでおり、仕返しを目論んでいる。囮捜査中の小笠原と間違え、「女性連続強盗殺人事件」の警察官に扮装した犯人を殴り倒してしまい、頭が冷えたのか(もしくは小笠原を殴っても訴えられないと思っていたのか)、赤の他人を殴った事で犯罪者となった為に家を出た時に小笠原と再会する。自分の行為を謝る小笠原を前に「彼を殴っても仕方が無い」という事を理解する。しかし、最終的には小笠原、和泉の協力もあって警察官となることができ、同時に、偶然とは言え犯罪者から助けた女性と付き合うことになった。だが、警察官になっても仕事よりも恋人を優先してサボりがちである。
備考
上記の顔面殴打に関しては社会的には警察官である小笠原に責任が強いが、自身の非を一切認めていない事と読者に対して自分と小笠原の因縁を説明する場面から基本的に幼稚で軽薄な性格である事が察する事が出来る(読んでみないと理解出来ないだろうが、喋り方が幼くて非常に頭が悪そう)。平和ボケして相手に何を言ってもいいという態度で行動した結果、相手の地雷を踏んで痛い目に遭った人間の見本である。就職活動が上手く行かなかったのも作中で描写される限りはある程度は外見が重要な接客業といった職種を選んでいた事が原因と思われる。彼女に逃げられたのもそれなりに良いルックスと高い運動能力しか取り柄が無く、内面に魅力が無かったのとも捉えれる。