概要
正義感が強く友情に厚い番長、田中ヤスオ(名前は変更可能)を操作し、不良たちと喧嘩を繰り広げるアクションアドベンチャーゲーム。
イメージキャラクターには嶋大輔、ナレーションには田中信夫を起用。オープニングテーマには映画『仁義なき戦い』の「仁義なき戦いのテーマ」が、エンディングテーマには嶋のヒット曲「男の勲章」が使用されている。
ゲームシステム
プレイヤーは不良が闊歩する街中を自由に移動でき、特定の場所に行くとメインストーリーを進めることができるシステムとなっている。
街中の不良と喧嘩をする際は、まず「メンチを切る」(相手の目をにらみつけ、喧嘩を売るという意思表示をすること)という動作を行う。目から「メンチビーム」と呼ばれる光線を放ち、これが相手の「メンチビーム」とぶつかり合うと、「タンカを切る」という行動に移る。ここでは正しい台詞が間違った台詞とともに画面内に表示され、制限時間内にボタンを操作して正しい台詞を選ぶと相手を威圧して先制攻撃に成功する。間違った台詞を選んだり、制限時間内に入力できなかったりすると相手に悪口を言われ、先制攻撃を受けることになる。
本作においては喧嘩の強さだけでなく、「男気」の高さも求められる。ゲーム内のさまざまな行動によって「男気」は上下される。
主なキャラクター
田中 ヤスオ(たなか ヤスオ)
声 - 浪川大輔
本作の主人公。名前はデフォルトであり変更可能。極東高校(極高)の番長。2年生。極東高校に入学して間もなく前番長を倒し、番長に登り詰めた。冷静で人を突き放すような態度を取ることも多いが、正義感の強い熱血漢。
佐々木 レイナ(ささき レイナ)
声 - 夏樹リオ
「極高のじゃじゃ馬」と呼ばれ男の不良たちにも恐れられている、極東高校のスケバン(女番長)。恋愛イベントの交際相手として選択可能なキャラクターのひとりであり、条件を満たした場合「スケ番編」の主人公として操作可能になる。
山本 ヒロシ(やまもと ヒロシ)
声 - 古島清孝
ヤスオの親友で、「仏のヒロシ」と呼ばれる。
横倉 シンジ(よこくら シンジ)
声 - 羽柴秀矢
ヤスオの舎弟。
浅岡 早紀(あさおか さき)
声 - 佐々木瑶子
レイナの友人。恋愛イベントの交際相手として選択可能なキャラクターのひとり。
中西 真奈美(なかにし まなみ)
声 - 萩原えみこ
レイナの友人で、ヤスオに思いを寄せる肥満体型の女子生徒。恋愛イベントの交際相手として選択可能なキャラクターのひとり。
大竹 将弘(おおたけ まさひろ)
声 - 若林亮
極東高校とは長年の敵対関係にある島村高校(島高)の番長で、「島村の猛獣」の異名を持つ。
蜂屋 茂(はちや しげる)
声 - 岸尾大輔
黒真連合と対立する陣場高校の番長。二枚目で地元意識が強く、男女を問わず人望も厚い。喧嘩が強いだけでなく成績も優秀だが、心臓に持病を抱えている。
菊永 洋平(きくなが ようへい)
声 - 津田健次郎
黒真連合出現まで「最狂」と恐れられた房曾工業高校の番長で、黒真連合四天王のひとり。「房曾の狂犬」の異名を持つ残忍で荒々しい性格をもつ。
芝原 勲(しばはら いさお)
声 - 古島清孝
黒真連合の門番的存在である洸立館高校の番長で、黒真連合四天王No.3。金髪の長髪に焼けた肌、サーファー系のファッションが特徴。喧嘩が強いだけでなく端正な顔立ち
岩谷 五郎(いわや ごろう)
声 - 小谷津央典
黒真連合四天王No.2で、「殺人コンピューター」の異名を持つ冷静沈着な男。
本山 慶三(もとやま けいぞう)
声 - 松本大
黒真連合四天王No.1にして、連合の副総長。剛田出現以前は極東線沿線最強と謳われていた。
剛田 竜司(ごうだ りゅうじ)
声 - 仮屋昌伸
黒真連合総長。暴力のみで連合の勢力を拡大し、いまだ敗北を知らないといわれる男。いずれは日本全国の不良を束ね、日本そのものを転覆させるという野望を抱いている。「番長編」のラストボス。