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喧嘩番長2

けんかばんちょうつー

『喧嘩番長2 フルスロットル』とは、スパイク(現:スパイク・チュンソフト)より発売されたゲームである。
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概要編集

2007年3月8日にPS2専用ソフトとして発売。

喧嘩番長』シリーズ第2作で、前作『喧嘩番長』の1年後が舞台となっている。


前作に引き続きイメージキャラクターには嶋大輔、ナレーションには田中信夫を起用している。

テーマソングも前作同様嶋大輔の『男の勲章』。


ゲーム内容編集

前作の主人公・田中ヤスオに敗れ、「狂犬」から「負け犬(ポチ)」に落ちた主人公が極東線沿線を守る番長グループの極東連合、または侵略する巨大暴走族の東関狂走連合のどちらかの組織で成り上がることを目指す物語。


田中ヤスオと共に極東線沿線を守る「極東連合編」と如月亮と共に東関全域の支配を目指す「東関狂走連合編」に分かれており、序盤の人助けをするかしないかでどちらに進むかが決まる。


また、要所のボスとの戦闘の結果やゲーム中の会話の選択肢などで変動する「成り上がり度」によってエンディングも様々に分岐する。


システム編集

  • ステータスと喧嘩魂

喧嘩魂とは喧嘩を繰り返して漢の器(いわゆるレベル)を上げることで手に入るポイントのようなもので、これを振り分けることでステータスアップができる。

振り方が気に入らないと思ったら「喧嘩魂リセッター」でリセットが可能。

ステータスは体力の他に攻撃力を表す「腕っ節」、耐久を表す「打たれ強さ」、移動速度を表す「足の速さ」、息切れしにくさを表す「肺活量」がある。

体力や肺活量はゲーム内で入手できるアイテムによっては一切割り振らなくてよくなる。

  • バトル

本作で習得できる喧嘩技は320種類を越え、プレイヤー好みのカスタマイズが可能となっている。


技は計4発を組み合わせてコンボを狙う連続技、気合を消費して力を貯めて繰り出すチャージ攻撃や必殺技、ガード不能の掴み攻撃や投げ技、ダウンしている相手に繰り出すダウン攻撃や馬乗り技、ジャンプ攻撃にダッシュ攻撃とその種類も多岐にわたる。

垂直落下式ブレーンバスターシャイニング膝蹴りでプロレススタイルにするもよし、左ジャブや高速ストレートを覚えさせてボクシングスタイルにするもよし、ハイキックや逆回し蹴りを覚えさせてキックスタイルにするもよし、ぐるぐるパンチやKANCHOUでおふざけに特化してみるのも悪くはないかもしれない。


技は道場で買うことで習得が可能だが、有料の上、多くの技は後述の漢の器が一定以上である必要がある。

また、道場のみならずストーリー内でボスキャラクターを倒したり、仲間と会話するイベントをこなすことで「超必殺技」を習得できる。

大勢の敵を一気に片付けたい時や強敵に一気に大ダメージを与えるときに役立つので、楽に攻略するにはどんどん強い技を習得していきたい。

これを撃つことによりタンカバトルに移行する。

タンカバトルは選択肢を選んで開始前に表示されたタンカを完成させることが成功条件だが、微妙に間違えると固有のツッコミが入ることもあってなかなかに面白い。

ただし面白がってわざと失敗しているとシャバくなるのでほどほどに。


また、表示されたタンカとは異なる裏正解も存在するので熟練したら狙ってみるのも一興。

  • 男気

前作から引き続き登場するシステムで、シブい(カッコいい)ことをすれば上がり、シャバい(カッコ悪い)ことをすれば下がる。

例えばメンチ→タンカ→喧嘩のちゃんとした流れで喧嘩をスタートする、喧嘩に勝つなどすれば「シブい行動」と見做され男気が上がるが、武器を使う、女を殴る、カツアゲをするなどすれば下がる。


しかし東関狂走連合編では一般人や戦意のない不良が落とした金を拾ったり街中の物を壊したりしても男気が下がらなくなる、武器を使うと男気が上がるなど極東連合編とは男気の評価基準が異なる。


どちらにせよ低いと町の施設が利用できなかったり、仲間が電話に応じてくれなかったりするのでできる限り高く保ちたい。


  • バイク

前作の時点で要望が多かったシステム。

とはいえ最初から乗れるわけではなく、鮫島の免許センターで免許を買うことで乗れるようになる。


カワサキのZⅡをモデルとしたGⅡやZEPHYR(西風)をモデルとしたトンプー(東風)など、実在のバイク(旧車)がモチーフになったものも多数存在する。


不良でバイクと聞いたらノーヘル、暴走が当たり前かと思われがちだが交通ルールもリアルに再現されているため速度超過やヘルメット着用義務違反などの交通違反を犯せば男気が下がったり警察に追われたりする。

また、族車にありがちなパイプオルガンや竹槍マフラーといった改造パーツを付ければ消音器不備の交通違反となる。

さらにはバイクは奪うこともできるがそれも当然犯罪となる。


その一方で自転車はプレイヤーの「足の速さ」のステータスがそのままスピードになり、どれだけのスピードを出しても違反にはならないため、一部ではこのゲームで最も優秀な乗り物は自転車と語る声も。


登場人物編集

極東高校編集

前作の舞台となった高校。制服は男子は黒の学ラン、女子は濃紺のセーラー服。


  • 武田 トモヤ

声:岸尾だいすけ

本作の主人公。名前はデフォルトであり変更可能。

服装もプレイヤーの好みで変更が可能だが、各種イラストなどではデフォルトの茶髪のツンツン頭に標準の学ランボンタンといった容姿で描かれている。


極東高校2年生。中学時代は相方の「二中の悪魔」こと如月亮と共に「二中の狂犬」と呼ばれ向かう所敵なしの強さを誇ったが、極東高校入学早々に番長である田中ヤスオに勝負を挑むが敗北。

それ以降は負け犬の「ポチ」に成り下がり一年間を過去の栄光にすがって生きていたが、かつての因縁の相手であった羽柴の口から亮が東関狂走連合のトップに立っていることを知り、亮と交わした中学時代の約束を果たすべく、そして1年前に勝負を挑んだ田中ヤスオを振り向かせるべく再び成り上がることを目指す。


その人物像はルートによって大きく異なり、極東連合編ではお調子者でやや軽い部分はあるものの、礼儀や友情に篤く正義感が強い好青年といった性格。

狂走連合編においては傲岸不遜で粗暴かつ自身に牙を剥いた人間はたとえ味方でも容赦なく潰す冷酷・残忍な性格となる。


喧嘩のスタイルは先述の道場で教えられる技をカスタマイズすることで千変万化する。

両方のルートを合わせれば極東連合、東関狂走連合、竜真会のほぼすべての勢力の幹部やトップを倒していることになるため、彼をシリーズ最強クラスと考えるシリーズファンも少なくない。


超必殺技は炎を纏ったパンチを繰り出す初期技「怒りの鉄拳」のほか、漢の器を上げて道場に通えばアッパーカットを繰り出すと同時に火柱を巻き上げる「憤怒の炎」波動拳のような気弾を発射する「覇天光」、地面を殴りつけて周囲に爆炎のような衝撃波を発生させる「熱き血潮」など、より強力な技を習得可能。


ちなみに誕生日は不明だが、誕生星座はおとめ座らしい。


  • 加藤 葉子

声:星河舞

本作のヒロイン候補のひとり。

極東高校2年生で、不良ではない一般生徒。

メガネにおさげ髪といかにも真面目な優等生っぽいルックスで、眼鏡を外すと美人であるがそれに気づいているのはトモヤのみ。

トモヤとは幼稚園からの幼馴染で、喧嘩ばかりしているトモヤのことを心配している。


優しくて面倒見のいい性格から友達は多いが、地味な外見と強気な性格が災いしてまだ男性と付き合ったことはない。

トモヤの親友である新之助から片想いされているのだが、彼女の恋愛イベントを進めると


「佐伯くんってさ わりとかっこいいのに なんで彼女いないのかなぁ

あの穏やかそうなところが逆に女の子に物足りなさを感じさせちゃうのかしらねー」


なんてことを言い出してしまう。

序盤に不真面目だったりいつまでも過去に縋っているトモヤにお説教する場面が多いことからツンデレ系かと思いきや、会話イベントでは割とデレデレしている。

また、ペットとして亀を飼っており、かなり溺愛している模様。

彼女は不良ではなく一般生徒なため操作して敵と戦うことはできない上、本作の目玉要素であるバイクを使ったイベントもない一方、メンチビームを飛ばしてくる彼女にタンカを切る要領で愛の告白をするという一風変わったイベントがある。


トモヤに付き合っている彼女がいない場合も彼の「大事な人」として拉致される、実写版などの外部メディアの扱いなどからしてメインヒロインと思われるが、何故かオープニングムービーには影も形も登場しない。


  • 佐伯 新之助

声:近藤孝行

極東高校2年生でトモヤの親友にして良き理解者。葉子には密かに恋心を抱いている。


クールな見た目だがその実かなりの熱血漢で、親友であるトモヤが道を外すようなことがあれば自らの拳を以て止めようとする。

またその一方でトモヤの覚悟が本物だとわかれば自身も覚悟を決めてついていく決意を固める、狂走連合編で本当に道を踏み外すことになっても悪に堕ちた彼を信じ続けて力ずくでも目を覚まさせようとするなどメチャクチャ良い奴である。


なのだが作中では抗争に早くに終止符を打とうと中盤で対面した亮に挑みかかって返り討ちに遭う、トモヤが葉子ルートに進めば失恋の憂き目に遭う、狂走連合編では涙ながらの訴えも一蹴されてボコボコにされるなどどちらのルートにおいても結構可哀想な目に遭っている。


トモヤが村上ヒトミルートに入れば葉子への想いが成就し報われる…のだが、そちらでもヒトミの「愛情か友情どちらを優先させるか」というたとえ話を交えた問いで不正解の選択肢に使われるなど結局不憫な男。


喧嘩では左右アッパーやカミソリアッパーなどアッパーカットを多用して戦い、蹴り技は使用しない。

敵としても序盤に戦い、仲間としても最初に仲間になるからかステータスは全体的に低く設定されており、ムービー中でも亮に瞬殺された挙句「弱っちい奴」と吐き捨てられるなど設定上も喧嘩はあまり強くないようだが、烈火の三島や羽柴程度であればさほど苦戦せずに倒せており、並(以下)の不良になら勝てる程度の実力はある様子。


超必殺技はトモヤの初期技と同じ「怒りの鉄拳」。


  • 田中 ヤスオ

声:諏訪部順一

極東高校番長で、極東線沿線をシメる高校の番長グループ「極東連合」の初代総長を務める。

前作「喧嘩番長」の主人公であり、容姿はシンプルな長ラン・ドカンに黒髪のリーゼントという前作の公式イラストと同じものとなっている。


前作では沈着冷静でクールな態度をとることも多かったが、今作では山田が烈火に倒された際には1人で敵討ちに向かおうとする、拉致されたヒロインの救出に向けた集会を行なっている最中に現れ決戦の日時を告げた塚田に「3日も待てるか」と怒鳴るなど激情的な面が多く見られるようになっている。

その弱きを助け強きをくじき、仲間を大切にする義理人情に厚く漢気溢れる性格は健在であり、そうした性格から漢の中の漢と賞賛され、仲間たちからも慕われている。


その喧嘩の強さは別格で、極東高校に入学後間もなくして番長の地位に登り詰め、同じく入学早々に自分に挑んできたトモヤを軽くあしらった。

1年前の黒真連合との抗争で数々の伝説を残したことから、井上など東関狂走連合の人間にも「伝説の番長」として名が知られている。


極東連合編では成り上がり度が高い場合ラストボスとして登場し、引退を前に後輩のトモヤが極東連合総長の器か確かめるため彼とのタイマンを受ける。


喧嘩では素早い打撃やプロレスの投げ技などを使って戦う。

超必殺技は範囲が広く威力もかなり高いが、発動が遅いのでエフェクトが出てからでもガードは簡単。

むしろ出の早い左ジャブを2発から当たると相手を怯ませる効果のあるハイキックというコンボが高速で繋がりやすい通常攻撃の方が怖い。


超必殺技は足元に炎を出現させ、自身の周囲に溶岩のようなエネルギーを走らせる「漢気」


  • 山本 ヒロシ

声:古島清孝

極東高校副番長で、極東連合の中心人物。通称は「仏のヒロシ」。

腕っ節ではなくその異名通りの仏のような優しさや仲間を大事にする性格を買われて極東高校の副番まで登り詰めた。


ヤスオとは古くからの親友であり、何かあるたびに彼に助けてもらっている一方で誰よりもヤスオのことを理解しており、互いに信頼し合う間柄。


喧嘩は弱いが、ここぞという時にはヤスオや仲間のために体を張ることができる人格者。

また、田城の卑劣な策略に利用された木村が仲間を売ってしまった時には彼を責めず事情を聞こうとするなど、仲間が過ちを犯してしまった時も決して見捨てない器の大きさも持ち合わせている。


超必殺技は体の回転を効かせた裏拳打ちと共に緑色のソニックブームのようなものを飛ばす「回転硬派裏拳」

前作の基本技で、三島などの序盤のボスや後半のザコ敵、警察官なども同じ技を使用する。


  • 佐々木 レイナ

声:夏樹リオ

極東高校のスケバンで、極東連合幹部。田中ヤスオの彼女でもある。


前作「喧嘩番長」にもヒロインの1人として登場し、恋愛イベントを進めていると解禁される「スケバン編」という特別ストーリーの主人公にもなった。

前作では聖子ちゃんカットのような段カット(じゃじゃ馬ヘアー)が特徴だったが、今作では丈の短いセーラー服とロンスカはそのままに髪型はセミロングのストレートにイメチェンしている。


美人で情に厚く、喧嘩も半端でなく強い完璧なスケバン。前作に続き、極東線沿線のために戦うヤスオを彼女としてサポートしている。

また、常に冷静で頭の回転も早く、正義感ゆえに熱くなって突っ走ってしまったヤスオを冷静にさせることができる唯一の存在。


前作ではかつて東関最強と言われた男・阿佐見鉄也を倒すなどの活躍を見せたが、今作では操作はもちろん仲間として呼び出すこともボス敵として戦闘することもできず、明日香と戦うのも後輩であるヒトミなので今作での活躍は少ない(狂走連合編でも明日香が彼女と戦うことはできない)。


超必殺技は南斗水鳥拳のような動きで光の翼をつけた腕を振り下ろす「花鳥風月」


  • 横倉 シンジ

声:北大輔?

前作「喧嘩番長」にも登場したヤスオの後輩。

ヤスオの舎弟で、主に情報収集を行なっている情報通。

同学年のトモヤとは友人関係でもある。


トモヤ曰く「絵に描いたような舎弟キャラ」であり、入学早々ヤスオのもとに現れ、土下座しながら「舎弟にしてください!」と拝み倒したという根っからの舎弟気質。


喧嘩は弱いがいざとなれば仲間のために動くことができる男で、極東連合の幹部衆からも信頼されているが木村が裏切った際には、トドメを刺すかをヒロシに問いただしたり、狂走連合ルートで電話を掛けた返信では「お前、恥ずかしくねぇのか?この裏切りモンが…」と言うなど敵に回った相手に対してはドライな一面もある。

設定上の強さが反映されたそのステータスは全体的に低く、技も道ゆくザコ敵とそう変わりないため電話で呼べる仲間の中でもかなり弱い方。

特に腕っ節、足の速さ、肺活量といった攻撃面の能力は最初期に仲間になる新之助よりも低い。


超必殺技はトモヤの初期技と同じ「怒りの鉄拳」。



房曾工業高校編集

前作では黒真連合に所属し四天王の一角だった菊永が番長を務める高校。昨年の黒真連合の出現までは最狂と恐れられていた武闘派集団。最寄りは鮫島駅で、制服は灰色の学ラン。


  • 菊永 洋平

声:津田健次郎

極東連合幹部で、泣く子も黙る超不良校・房曾工業高校の絶対的な番長。

前作にも黒真四天王の一角として登場し、当時は非情で荒々しい性格で仲間にも些細なことで暴力を振るう暴力魔であったが、ヤスオと激しく衝突した結果仲間の大切さを学んだ。表面上は相変わらずヤスオをライバル視しているが、共に認め合った親友同士。


一人称は「俺様」で、「俺様はスケールがでかい(またはスケールが違う)」が口癖。

ヒロシ、ヒトミ、陽一には「菊ちゃん」、レイナには「菊ッチ」という愛称で呼ばれている。


今作では自分が最強だと信じて疑わない不遜なまでの尊大な態度や荒々しい口調はそのままに、ヤスオや房曾工業の舎弟たちを「最高の仲間たち」、「俺様が一番大切にしているもの」と語る、素直にではないが後輩であるトモヤを褒めてやるなど、プライドは高いが情に厚くなった部分が見られる。

また、木村や加納と仲良くバカ騒ぎしたり、ヒトミやレイナに怒られたら何か言い返すでもなくピタッと固まる女に弱い面を見せたり、極東連合編のエンディングではキャラクターに似合わずパフェを食べていたりと、前作では想像もできなかったチャーミングな一面を要所要所で覗かせている。


かつては「房曾の狂犬」の通り名があったことからか、同じ狂犬のトモヤとは絡みが多い。

また、トモヤを除けば作中で最も東関狂走連合の幹部格を倒している人物であり、羅兎怒の井上や黒山愚連隊の藤村といった連合内でも評価される強者を撃破し壊滅する活躍を見せている。


喧嘩では威力の高い打撃やプロレス技を駆使して力で押すスタイルで戦う。

コンボの出だしが左右正拳突きで空手スタイルかと思いきや喧嘩ストレートに顔面前蹴りと荒々しいパンチやキック、コブラツイストやパワーボムホイップ、変形飛行機投げ(所謂エアプレーンスピン)といった多彩なプロレス技も使用するゴリゴリのパワー型である一方、ちゃぶ台返しやぐるぐるパンチといったコミカルな技も使用するため観察してみるとなかなか面白い。


電話で呼び出せる仲間としては間違いなく最強であり、極めて高水準なステータスと攻撃性能を誇る。

体力、腕っ節、打たれ強さ(特にその3つが頭抜けて高い)、肺活量と4つのステータスが全仲間の中で一番高く、総合ステータスも彼の単独トップ。

「スケールが違う」という言葉に偽りはなかった。

ただし足の速さは見た目通りあまり速くない。


出席日数の関係で1年ダブっており、井上や黒澤、狂走連合編のトモヤなど初対面の人間からはよくおっさん呼ばわりされている。

極東連合編のとあるエンディングではヤスオやレイナ、今井兄弟などの3年生世代が卒業する中ダブっている彼のみが卒業できずもう1年ダブる。いいのか……?


超必殺技は鋭く禍々しい気を纏った右拳でストレートを繰り出す「破壊の狂拳」


島村高校編集

前作でヤスオと親友でありライバルでもあった大竹将弘が番長を務めていた男子校。現在は山田が番を張っている。最寄りは極東駅南口で、制服は紺の学ラン。


  • 山田 邦夫

声:幸田昌明

極東連合副総長で、島村高校を仕切る番長。

前作では島村高校の副番として登場した。


剣山のように鋭く逆立てた髪、がっしりとしたゴツい顔、高校生離れした顎髭、骨太な体格…というゴツい容姿がゴリラを思わせることから、ヤスオや今井兄弟には「ゴリ男」、レイナには「ゴリ」、ヒロシからは「ゴリちゃん」と呼ばれるほか、烈火の三島や羽柴にも「ゴリラ」呼ばわりされる。

ただし本人はヤスオたちのようにわかり合った人間以外にゴリラ呼ばわりされることをあまり快くは思っていない様子で、烈火に往々にしてゴリラと呼ばれた際には激昂している。


人間離れした怪力を誇る猛者であると同時に仲間思いな男であり、そのためなら自分を犠牲にすることも厭わない。

前作では血気盛んにヤスオに喧嘩を売っていたが、彼のことは大竹と並べて「真の漢」として認めている模様。


ストーリー序盤に烈火の襲撃を受けた末に病院送りにされ、極東連合と東関狂走連合の大規模抗争の幕開けとなった。


ストーリー序盤から終盤にかけてずっと入院しているため、両方のルートに共通して電話で呼び出したり直接喧嘩したりはできない。

極東連合編では最終決戦前に退院はするものの、思った以上の重傷らしく決戦に参戦することはできない。

なのでゲーム本編内での見せ場はほとんどなく、前作からの彼や島村高校を知るファンの中には残念という意見も上がっている。


超必殺技は背中を大きく反らせ、全力の頭突きを叩き込む「硬派一心」

前作で大竹が使っていた技であり、彼から継承したと考えたら非常に熱い。



陣場高校編集

高レベルな設備と現代的なガラス張りの校舎が特徴の共学の高校で、前作ではヤスオの親友だった蜂屋茂が番長を務めていた。現在はその意志を受け継いだ今井兄弟が番長の座を継いでいる。最寄りは陣場中央駅南口で、制服は紺のブレザーにグレーのスラックス。


  • 今井 陽一

声:北大輔

極東連合幹部で、陣場高校番長の今井兄弟の兄の方。

前作「喧嘩番長」では弟の陽二と共に副番として登場している。


体は小さいが、地元を愛する熱いハートと一度拳を交えたヤスオとの熱い友情を胸に日々外敵から地元・陣場中央駅を守っている。

流行や服装にはうるさいらしく、前作ではちゃんとブレザーを着ており髪型もアフロにも見紛うほどのボリュームがあるドレッドヘアだったが、今作では短髪のオールバックに黒シャツといった出で立ちにイメチェンしている。

また、前作では武心女子高校に通う持田奈々と交際していたが、女性にはだらしない一面もある様子。


喧嘩ではローリングソバットフランケンシュタイナーフライングクロスチョップなどルチャのような技を使って戦う。

仲間としてはストーリー前半で仲間になるためかステータスは軒並み低めだが、足の速さがずば抜けて高く、電話で呼び出せる仲間の中では単独1位の俊足を誇る。


そんな彼の超必殺技は何故だか後述の木村と同じ「星屑の地雷」

この技は木村以前にヤスオが前作で自力習得できたので、彼との友情の証なのかもしれない。


  • 今井 陽二

声:北大輔

極東連合幹部で、陣場高校番長の今井兄弟の弟の方。

前作「喧嘩番長」では兄の陽一同様に副番として登場している。


尊敬する先代番長・蜂屋茂の意志を受け継ぎ、兄の陽一と共に地元を守り続けている。

金髪のロン毛にニット帽がトレードマークで、前作と比べると陽一ほど大胆なイメチェンは行っていないがニット帽は黒から赤に変わり、オレンジのフードつきパーカーを着ている。

兄同様に流行や服装にはうるさく、一見チャラチャラして見えるがその実兄よりクールなしっかり者で、時には兄を立てて自らはサポートに回ることもある。


喧嘩のスタイル・技構成は兄とほぼ同じ。

仲間としては兄の陽一同様ステータスは軒並み低めで特に体力や打たれ強さなどの耐久面は不安なほどに低いが、足の速さは兄に次いで高い。


超必殺技は華麗に一回転して繰り出す水平チョップと同時にカマイタチのような真空波を飛ばす「不知火」

前作で蜂屋が使っていた技であり、彼の思いをしっかり継いでいることがわかる。


武心女子高校編集

極東線沿線では唯一の女子校で、通称は「ブシジョ」。武心女子大の系列で、成績優秀者はエスカレーター式に大学進学できる。最寄りは黒山海浜公園で、制服は極東高校の女子のものと似た紺のセーラー服だがこちらはスカーフが空色。


  • 村上 ヒトミ

声:萩原えみこ

本作のヒロイン候補のひとり。

極東連合幹部で、武心女子高校を率いている女番長(スケバン)。

外ハネのショートボブにハートやハチドリの柄が描かれたピンクのスカジャン、ミニスカといったルックスの小柄な少女で、見た目は若干夏木りんに似ている。


中学時代に憧れた先輩・佐々木レイナを真似てスケバンの道に足を踏み入れ、前作に登場した元武心女子最強の女番長・飯島靖子からもお墨付きをもらって今や武心女子のトップにまで登り詰めた。


天真爛漫で明るい性格の元気娘で、恋愛イベントを進めた場合に送られてくるメールでは「☆彡 」などの絵文字や単芝(いわゆる笑った時の「w」)を用いるなど、中身はスケバンとは思えないほどにイマドキの(当時基準)女の子。

その一方で明日香や斉藤先生など他のヒロインが難色を示したコバヤシチキンの景品(キモカワらしい)を「大好き」と語り収集にハマっているなど、ちょっと変わった一面もある。


付き合うことになった場合トモヤのことを「ダーリン」と呼んだり、恋愛の会話イベントでは「〜だよぉ!」、「〜だよん♪」、「〜だよねぇ」など少々あざとい語尾をつけて話したりするなど、キャピキャピした態度とデレデレっぷりを見せてくれる。


恋愛イベントを進めていると武心女子高校で水無月明日香を相手に1回だけ彼女を操作して戦うことが可能。

喧嘩ではハイキックや逆回し蹴りなど多彩な蹴り技を駆使して戦う。1発目からフィニッシュまでの連続技やチャージ、ジャンプ、ダッシュ攻撃も蹴り技とキャラ立ちして見栄えがある一方、掴み攻撃、特に羽交い締め攻撃はヘッドロック状態の相手の側頭部を激しく殴ったり、こめかみに連続でパンチを打ち込んだりとかなりえげつない。


また、東関狂走連合編で明日香を恋人にしている場合は敵として登場するが、その時には技を繰り出す際に「オォラ!」、「コゥラァッ!」などやたら野太い声が聞ける。

そしてダッシュタックルで押し倒したり必殺技、超必殺技などで吹っ飛ばしてダウンさせると思いっきりパンツが見える


オープニングにはトモヤと2人で星を眺めている様子が映される、エンディングが2通り用意されている、最大のポイントとして操作することができるなど、本作のメインヒロインは葉子ではなく彼女であるという説もある。


超必殺技はクシャナの「薙ぎ払え!」のようなポーズをとって指先からピンク色の光線を飛ばす「乙女の祈り」

前作ではレイナがスケバン編の初期技候補としていた技。


國志摩高校編集

偏差値の高いワルが多いと言われる進学校。前作では黒真連合に加盟し、狂った男「蛇の石田」こと石田哲平のもと黒真の知能犯として恐れられていた。最寄りは陣場中央駅北口で、制服は赤い学ラン。


  • 木村 武士

声:遠近孝一

極東連合幹部で、國志摩高校をシメている心優しきイケメン番長。

実はヤスオの中学時代の後輩でトモヤや新之助と同じ2年生であり、彼らからは「木村くん」と呼ばれている。


黒髪のオールバックポニーテールに黒のサテンのカッターシャツと赤いボンタンといった装いが特徴で、前述の通りナレーションでもイケメンと評される端正な顔立ち。

一年前に混乱していた國志摩高校に突然現れ、全く統一されていなかった校内の不良どもを一人で束ねることに成功した実績を買われて極東連合入りを果たした。


優しすぎる性格のためか敵につけこまれてしまうこともあり、中盤に弟が竜真会の日向の高級車にバイクで追突してしまったことで両方のルートで田城から弱みを握られ、家族を人質に取られて仲間である極東連合を裏切る羽目になってしまうが、ヤスオや極東連合の面々から許され再び極東連合に戻ってくる。


喧嘩ではデンプシーロールや強烈ボディブロー、カミソリアッパーなどボクシングの動きに骨法の浴びせ蹴りや合気道の四方投げなどといった古武術の技を織り交ぜて戦う。

仲間としては菊永の腕っぷしや今井兄弟の足の速さのような突出した能力はないものの、どれもそこそこ高くバランスのとれたステータス配分をしている。


菊永、加納とは仲が良く、集会ではまるでコントのような掛け合いを見せ、エンディングではファミレスで談笑しているなど行動を共にすることが多い。


超必殺技は地面に拳を突き立て、上空に広がる爆発を起こす「星屑の地雷」

前作ではヤスオがレベルアップで習得できた技であり、彼との関係を思えばなかなかに熱い。


洸立館高校編集

極東線沿線では比較的新しくできた荒れ気味の進学校。前作では黒真連合に加盟しており、連合の門番を担っていた。最寄りは七王子駅で、制服は緑色のブレザー。


  • 加納 博信

声:喜山茂雄

極東連合幹部で、洸立館高校を束ねる番長。

高校生離れした筋肉質の体格、ココア色に日焼けした肌が特徴的で、服装はその肉体と肌の黒さを強調するかのような白いタンクトップに緑のスケーター。


前作に登場した芝原勲とチャーリーアライの舎弟で、自らの兄貴分であったチャーリーが認めたヤスオのことを尊敬し、忠誠を誓っている。

金髪オールバックに太眉で三白眼となかなかいかつい顔だが結構気さくな性格で、極東連合の集会に集まった際にトモヤと新之助に最初に声をかけたのも彼。また、阿佐見三兄弟や黒山愚連隊について詳しく知っているなど意外と敵の情報にも詳しい。


喧嘩のスタイルはその体格にピッタリなパワーボムホイップ垂直落下岩石落とし(所謂デンジャラスバックドロップ)など豪快なプロレスの投げ技を好んで使う一方、連続技にミドルキックなどの蹴り技、羽交い締め攻撃では組技のチョークスリーパーも使うなど投極打をひと通り取り揃えており、どちらかといえば総合バーリトゥードに近い。

外見通り体力と腕っぷしに重きを置いたパワー型のステータスで、電話で呼べる仲間の中では体力と腕っ節、総合ステータスが菊永の次に高い。

しかしその一方で意外にも打たれ強さと肺活量は木村よりも下である。


菊永、木村とは仲が良くよくつるんでいる。特に木村のことを相当に買っていたようで、彼が仲間を裏切った際には誰よりも憤っていた。


なお、彼とは共闘できるタイミングが2回あるがそのどちらもルート分岐であり、キューピー戦前に國志摩高校を選択し、ヒロイン救出or黒山愚連隊戦でヒロインを救いに武蔵山タワーに向かった場合は電話で仲間として呼ばない限り彼にはほぼ関わらないで終わる。


超必殺技は右ストレートを繰り出すと同時に燃えるようなオーラを飛ばす「愛と怒りの豪拳」

前作では兄貴分のチャーリーが使っていた技で、おそらく彼から継承したものと思われる。


東関狂走連合・暗黒騎士団編集

東関狂走連合会長・如月亮が率いる狂走連合の本隊。もとは阿佐見鉄也が作った組織だった。目印は白の特攻服。暗黒とは……


声:浪川大輔

東関史上最凶と恐れられる暴走族の連合組織・東関狂走連合の初代会長にして、連合の本隊である暗黒騎士団の総長。


ウェーブがかった銀髪(白髪?ただし回想では茶髪)のショートヘアに白のロング特攻服といった装いの端正な顔立ちの青年。

腕っ節だけでなくその統率力も半端ではないと言われ、明日香曰く幹部衆も含めた構成員たちからは憧れられると同時に死ぬほど恐れられてもいるらしい。


トモヤと同じ二中出身で、かつては無二の親友であり、「狂犬」トモヤに対して「二中の悪魔」の異名を轟かせていた。

かつては悪魔の異名に似合わぬ心優しい性格であったが、2年の時を経た今では冷酷で情け容赦ない性格に変貌してしまっている。


彼がそうなってしまった理由には過去が関係しているというが…(ネタバレにつき詳しくは当該記事へ)


喧嘩では多彩な蹴り技を主軸にしたスタイルで戦う。

ムービー中烈火や親衛隊などを制裁する際には拳も使っているが、連続技1発目の左ジャブと馬乗り技、投げ技以外はすべて蹴り技で統一されており、同じく蹴り主体のヒトミや蹴り技を多く使用する井上とは異なり掴み技までも蹴り(顔面膝蹴り、ボディー膝乱打)と徹底されている。


ストーリー分岐以前の序盤でトモヤに手を出した挙句「あの野郎」呼ばわりした羽柴にブチギレて制裁を加えたり、狂走連合編に進んだ場合はトモヤを仲間として東関狂走連合に招き入れた際には他の構成員に話すより優しい語り口調で話す、他の構成員なら制裁待ったなしなワガママや口答えにも慎重に諭す程度で優しく許すなど対応がまるで違うため、ファンからは「(トモヤのことが)大好きじゃん」、「ヤンホモ」などとネタにされることもある。


超必殺技は恐ろしいオーラと共にラオウの如く天高く拳を突き上げ、上空と周囲にドス黒い爆炎を巻き上げる「国士無双」


  • 塚田 安富

声:古島清孝

東関狂走連合幹部で、暗黒騎士団親衛隊のひとり。

アイパーの髪型に細眉、鉢巻が特徴。


ツワモノ揃いの東関狂走連合にあって、会長の脇を固める重要なポストに17歳の若さで就いている若武者。

喧嘩の腕は当然として、その亮のためなら命を張れる度胸と忠誠心は高く評価されている。

なのだが、亮の発言に意見をしたり勝手な行動を取れば彼からは容赦なく罵倒され鉄拳制裁を喰らっている場面が劇中でも多々ある。


最終決戦前、葉子かヒトミを拉致されて緊急集会を行なっている極東連合の前に現れ、決戦の日時を通達する。

しかし、袴田と異なりそれ以外に彼個人の目立つ出番はなく、袴田に比べてやや印象に残りにくい。


極東連合編では成り上がり度が低い場合のラスボスとなるほか、東関狂走連合編では葉子の拉致を拒否するとトモヤを捨てた亮に刺客として差し向けられ戦闘となる。

また、どちらの場合も袴田とタッグを組んで勝負を仕掛けてくる。

喧嘩では掌底や踵落としなど中国拳法や古武術のような技を使って戦う。


超必殺技は春麗の「百裂脚」のように右脚で突き蹴りのラッシュを喰らわせる「千本槍」

モーションとしては前作に登場した芝原勲の「百鬼夜行」と同型。


  • 袴田 毅

声:武虎

東関狂走連合幹部で、暗黒騎士団親衛隊のひとり。

カラスマスクにスキンヘッド、骨太の体型とかなり威圧的な風貌の持ち主で、普段は無口でおとなしい男だがキレると恐ろしいほど凶暴化する。

しかし劇中では無口というほど口数が少ないわけでもなく、おとなしい要素もほぼほぼ見られない。


塚田同様、亮の脇を固める親衛隊のポジションに就いている。

亮への忠誠心や度胸はタイマンで1勝1敗1分の五分の戦績でしのぎを削るライバルである塚田に勝るとも劣らない。

また、塚田同様亮の怒りを買って殴られる場面も多い。

冷徹で手段も選ばず、人質にナイフを突きつけての脅迫といった手段も辞さない。


極東連合編では成り上がり度が低い場合のラスボスとなるほか、東関狂走連合編では葉子の拉致を拒否するとトモヤを捨てた亮に刺客として差し向けられ戦闘となる。

また、どちらの場合も塚田とタッグを組んで勝負を仕掛けてくる。

喧嘩では延髄切りやエルボー、両手を振り上げゴルフのようなスイングを見舞うアッパースイングなど振りの大きい打撃を使って戦う。


超必殺技はオラオラの如く両拳の連続突きを喰らわせる「風林火山」

モーションは前作に登場した本山慶三の「電光石火」と同型。


なお後続作品「喧嘩番長4」には彼と同じ苗字の「袴田雅利」という人物が登場し、彼の超気合技「バーサークパンチ」も拳撃の連打を叩き込む(ただし、風林火山とは異なり雅利のバーサークパンチは右拳のみの連打)物で系統が似ているが、関係性は不明。


  • 田城 昌之

声:山岸功

東関狂走連合幹部で、前作にも黒真連合の斬り込み隊長として登場。

丸サングラスにマスクで顔を隠した見るからに怪しい見た目のチンピラで、狂走連合のバックの暴力団・竜真会とも繋がりがある。


卑怯で陰険・粘着質といえば田城と言われるほどの卑劣漢であり、一年前にヤスオに叩きのめされたことを逆恨みしている。

その悪辣ぶりは今作でも健在であり、両方のルートで木村の弱みを握って極東連合を同士討ちさせようと企む、連合を抜けた井上と黒澤のバイクに細工を施して事故を引き起こす、トモヤの女を人質にとるなど前作にも勝る卑劣な手口を使う。


なお、その貧弱な戦闘能力の方も健在で、戦う機会はどちらのルートにおいてもストーリー終盤でどれも乱戦なのだが、固まった敵をまとめて攻撃するために放ったダッシュ攻撃に巻き込んだだけで即刻沈んでいたりする。


狂走連合ルートではトモヤの強さと冷酷さ、狂気を気に入って目をつけてなにかと褒めそやしてくるが、その振る舞いやメールの文体などが意外と親切に見えると評するプレイヤーも少なくない。

おそらく親切というよりは強いものに媚びるいつものやり口であり、これこそが男気も喧嘩の実力もない彼が幹部の立場を与えられている所以なのだろう。

しかし成り上がり度が高い場合の最終戦では日向・畑中と共にトモヤと亮を潰しにかかってくる。


超必殺技は戦意のないポーズから土下座をすると同時に地面に衝撃を伝える「八方破れ」


  • 斉藤

暗黒騎士団の構成員の一人。外見はザコ不良と同じもの。

東関狂走連合編で亮がトモヤにつけた選りすぐりの三人の一人で、去年、仙台から引っ越して来た。

拳法を10年ほど学んでいたらしく、趣味はゲーセンでぬいぐるみを取ること。

そして皆から愛されるキャラクターを目指している。

語尾に「~的な」を付けることが多い。


ちなみにトモヤのクラスの担任教師も斉藤直美だが、関係性は不明(斉藤先生のイベント会話で先生は独身であることが明らかにされているため、親子ではない)。


  • 水口

暗黒騎士団の構成員の一人。外見はザコ不良と同じもの。

東関狂走連合編で亮がトモヤにつけた選りすぐりの三人の一人なのだが、会話してみると口調の端々から頼りなさが窺える。

腰痛持ちであり、過去に無免許で車を運転して外車にぶつけるなどかなりの失態を犯している。

不良とは思えないほど腰が低く礼儀正しい。

口癖は「逆に」、「〜系」。


  • 奥村

暗黒騎士団の構成員の一人。外見はザコ不良と同じもの。

東関狂走連合編で亮がトモヤにつけた選りすぐりの三人の一人。

電話口での会話は至って普通なものだが独り言が多く、その内容もサイコパスじみており


「…殺す…皆殺し…ブツブツ…」

「…自分らが最強…くくく…」

「ブツブツ…神降臨…ブツブツ…」


怖い。クスリか何かやってるんじゃなかろうか。


東関狂走連合・烈火編集

東関狂走連合傘下の暴走族で、加盟チームでは最も動きが早く斬り込み隊長的な役割を担う。特攻服の色は赤。


  • 三島 晴喜

声:遠近孝一

東関狂走連合幹部で、烈火の頭領。

ギョロリとした三白眼に逆立てた赤い髪が特徴で、特攻服にねじり鉢巻と絵に描いたような暴走族ファッションの男。


田城の後輩であり、彼と同じく喧嘩は弱い(あまり強くないはずの新之助にも「準備運動にもならない」と評されるレベル)が、先輩譲りの陰険で粘着質な性格で目的のためなら汚いことでも平気でする。

会長である亮の意にそぐわない行動をとることもあり、そのたびにキツい制裁を受けている。

また、狂走連合編ではカチコミを宣言した際、亮に「テメエらだけじゃ不安だ!狂犬に手伝ってもらえ!」と他の構成員が見ている目の前で言われるなど、彼からはあまり信頼も評価もされていない様子。


喧嘩では羽柴やザコを連れて集団戦を仕掛け、左右のエルボーやぐるぐるパンチなどを使ってくるが、振りが遅い技が多いためガードが間に合いやすく、体力も少ないためあまり強くない。

極東連合編では亮の許可も降りぬまま島村高校番長の山田を襲撃した咎で制裁を受け、続いてはヒロシとシンジや今井兄弟を襲うが、トモヤと新之助にチーム共々二度にわたってやられて田城にも見放される。


東関狂走連合編においては連合で成り上がっていくトモヤを疎ましく思い、はじめは内心憎く思う程度であったが、彼が名を上げるほどに自分の立場が危うくなると感じ、連合からトモヤを追い出そうと目論む。

そこでお互いの引退を賭けたバイクレースを仕掛けてくるも、レースにも喧嘩にも敗北。

トモヤからのさらなる暴行を恐れて命乞いするも聞き入れられず、その一部始終を見ていた亮からも失望され連合から追放されるが……?!


超必殺技は「回転硬派裏拳」なのだが、彼の性格上「硬派」の技名は似合っていない気がしないでもない。


  • 羽柴 慶造

烈火の副総長で、トモヤや亮と因縁のあった四中の出身。


坊主頭に太眉で彫りの深い顔立ちに渋い声で雰囲気だけは剛健そうだが、自分より実力や立場が上の相手に対してはビビったりペコペコしまくりで喧嘩も弱い。

亮からトモヤのスカウトを任されて極高に出向くも、極高でくすぶっていたトモヤを冷やかすように喧嘩を売ってしまったことで返り討ちに遭う。


倒された後に亮が東関狂走連合のトップに立っていることを伝え、彼が再び成り上がろうとするきっかけを作った。


喧嘩では頭突きやドロップキックなどを使ってくるが、ストーリー序盤で戦うこともあって戦闘力はザコ並み。

東関狂走連合編では中盤に戦闘することになるが、共に挑んでくる三島共々ダッシュ攻撃を繰り返すだけで簡単に倒せる。

超必殺技は「怒りの鉄拳」。


東関狂走連合・羅兎怒編集

特攻服の色は紫。かつては東関地域で最大規模の連合軍を従えていた歴史あるバイクチーム。元は走りを求めて結成されたチームだったらしい。


  • 井上 隆文

声:近藤孝行

東関狂走連合幹部で、羅兎怒の第16代総長。

紫のロング特攻服にライダーブーツ、襟足の長い金髪のリーゼント頭が特徴的。


かつて東関地域最大最強を誇った暴走族・羅兎怒のアタマで、東関狂走連合入り後に羅兎怒が二つに割られた今は古宿を拠点として羅兎怒の本隊を仕切っている。

武蔵山支部の支部長・黒澤とは固い友情で結ばれた親友であり、今でも一緒に走りに行く仲だという。


東関狂走連合出現前には最強と名高かった羅兎怒の総長だけあって喧嘩の実力も高く、人望も非常に厚い。

その一方で連合の規模拡大のために恨みのない相手ばかりを潰し続ける東関狂走連合の行動や、その中で夢見たチーム像とかけ離れていく羅兎怒には内心で疑問を抱いている様子。


喧嘩ではハイキックや逆回し蹴り、飛び膝蹴りなどキックボクシングのような蹴り技や出の早いパンチを主体に柔道の背負い投げや相撲のぶちかましなども織り交ぜたスタイルで戦う。

極東連合編では直接戦闘することはできないが、狂走連合編においては終盤で葉子を拉致するか否かの選択で戦闘もしくは共闘ができる。


超必殺技は黒澤と同じ「猪突猛進」を使用するが、彼との戦闘に勝利すると何故か飛び上がりながら竜巻を纏ったアッパーと飛び膝蹴りを同時に繰り出す「疾風怒濤」なる超必殺技がもらえる。


  • 黒澤 琢己

声:今村卓博

東関狂走連合幹部で、羅兎怒武蔵山支部支部長。

東関狂走連合幹部の中でもその実力を高く評価されている猛者で、本隊の井上との力の分散化を図った亮によって分割された羅兎怒の武蔵山支部のアタマを務めている。


長髪の頭に髑髏と蜘蛛の巣が描かれた赤いバンダナを巻き、腹にさらしを巻いた素肌の上から直接特攻服を羽織ったラフな出で立ちの体格のいい男で、太眉でがっしりとした顎が特徴的な精悍かついかつい風貌をしている。

その風貌が示す通りその性格は義侠心が強く、トモヤとの決着はタイマンでつけようとするなど男気にあふれる。


喧嘩では斧爆弾や垂直落下岩石落とし、ローリングソバット、どう見てもアトミックドロップにしか見えないケツ蹴りなどのプロレス技を多用する。

またチャージ攻撃で某悪魔超人のようなタイフーンミキサーをかましてきたり、掴み技で連続頭突きを決めてきたりとやたらバリエーションが豊富な頭突きも使ってくる。


ストーリー序盤で戦う敵としては攻撃力が高く、彼とのタイマンは両方のルートで鬼門といわれている。

また、極東連合編では彼の体力を一定以下まで減らすことが成功条件の戦闘もある。


羅兎怒本隊の井上とは古くからの親友であり、彼と同じく走りよりも規模拡大のための戦争ばかりな狂走連合の方針に疑問を抱いているが、16代も続いた羅兎怒の長い歴史に自分たちの代で幕を下ろす気にはなれないでいた。


超必殺技は左右のショートアッパーを連続で繰り出しながら突進する「猪突猛進」

親友の井上も同じ技を使用する。


東関狂走連合・虎蝶乱編集

かつてレイナの姉が率いていた伝説のレディース喧嘩チームで、東関狂走連合傘下では唯一のレディース。目印はピンクの特攻服。


  • 水無月 明日香

声:緒乃冬華

本作のヒロイン候補のひとり。

東関狂走連合幹部で、虎蝶乱の第2代総長。

狂走連合編でのみ攻略が可能。


ストレートの金髪でさらしの上にピンクの特攻服を着ており、ピンクのアイシャドーと口紅で化粧を施した美少女。

実は烈火の三島に密かに狙われていたりする。

その実力はかつて初代総長を務め、男顔負けの実力を誇ったレイナの姉・佐々木遼子以上の武闘派と名高い。


父親に家庭内暴力を受けており、それを理由に「男には負けない」とツッパっている。


東関狂走連合幹部に名を連ねてはいるが、倒れた新之助になおも蹴り入れるトモヤを制止する、井上や黒澤の離反した理由に後に共感を示す、トモヤが幼馴染であり抗争とは無関係の葉子を拉致した際には怒りを露わにするなど根は心優しい女の子なようで、トモヤが拉致をやめ狂走連合に反旗を翻した際には「人間の心を取り戻してくれた」と安心し心からの喜びを見せている。


会長である亮を信じて連合に従ってきたが、恋愛イベントを進めていくと徐々に心境を変化させて連合の方針に疑問を抱き、連合で名を上げるにつれて冷酷になっていくトモヤを心配するようになる。


恋愛イベントを進めていると武心女子高校で村上ヒトミを相手に1回だけ彼女を操作して戦うことが可能。

喧嘩のスタイルは女キャラらしい左右ビンタのほか、高速ストレートや走り込んでのフロントキック、ボディへの膝、後ろ蹴りなどヒトミに比べれば荒々しい攻撃を好み、投げ技も細身の体型に似合わぬ垂直落下岩石落としである。

また、ムービー中では回し蹴りも使用する。


普段は男勝りな口調と態度だが、会話イベントではトモヤと一緒に遊びに行きたがっていたり、彼の言葉に思いっきり照れたり、ジュエリーショップの可愛いイヤリングが気になっていたり、甘いパフェを大絶賛していたりと女の子らしい面も見られてかわいい。

また、「とにかくかっこいい」スナックのママとちょっとした仲良しで、その生き方に憧れているらしい。

恋愛イベント終盤には紫のセーターにジーパンの私服姿も披露するのだが、そちらは正直ものすごくダサい。

オープニングムービーには登場するが、どちらのルートに於いてもエンディングムービーには登場しない。

何故。


超必殺技はハサミのように交差させた両腕手刀の切り裂くような一撃と共に花びらのような衝撃波を散らす「百花繚乱」

前作ではレイナがスケバン編の初期技候補としていた技である。


東関狂走連合・キューピー編集

青色の特攻服が目印の暴走チーム。某マヨネーズの会社とは関係ない。


  • 阿佐見 光三

声:諏訪部順一

東関狂走連合幹部で、キューピーの初代総長。

青のロング特攻服にひさしを銀髪に染めたリーゼントパーマ、しゃくれた顎が特徴的で、声は本作のヤスオや前作のスケバン編のラスボス・阿佐見鉄也を演じた諏訪部順一氏が兼任。

1年前、佐々木レイナに敗れるまでは東関最強の男として君臨していた阿佐見鉄也の末弟で、長兄鉄也の引退後、東関で大暴れしていたところを亮に引き抜かれて狂走連合入り。

その狂乱ぶりは兄をも凌ぎ、喧嘩の腕っ節だけなら亮にさえ劣らないと噂される武闘派。


その性格は自信家で卑劣漢であり、最強と言われた兄と比較されてきたことへの不満から、極東連合を潰して自分の方が兄より強いということを証明してやろうと企んでいる。

大将であるヤスオの首を狙うなど野心家な面もあり、狂走連合編ではヤスオと殺り合う権利をめぐってトモヤと衝突する一幕も。


両方のルートで田城と共に木村の弱みを握って裏切らせる卑劣な策を弄し、極東連合の戦力を分散させてから潰しにかかってくる。

極東連合編では洸立館ルートを選んだ時のみ彼と戦闘することができ、國志摩ルートに進んだ場合は戦闘描写もなくヤスオに撃破されている。

東関狂走連合編においては立ち回りこそ同じだが共闘も戦闘もできずヤスオに戦闘描写なく撃破されており、そうしたこともあってプレイヤーの選択によっては前作キャラクターとの関わりやチーム名のインパクトとは裏腹にイマイチ影の薄いキャラクターになってしまう。


喧嘩では新之助のように多彩なアッパーを多用するが、新之助と違ってフロントキックや延髄切りなどの蹴り技も使用する。

また、タイマンではなく彼とザコ20人を倒すまで無限湧きするザコを引き連れての乱戦となる。

超必殺技は光の剣を纏ったオーバーハンドブローを振り下ろして相手を斬り払う「一刀両断」


東関狂走連合・黒山愚連隊編集

黒い特攻服に髑髏と薔薇が描かれたロゴがトレードマークの愚連隊で、加納曰く彼らが動員して負けた喧嘩はないというほど狂走連合が絶対の信頼を置くチーム。なお、唯一ロング特攻服の構成員が存在しない。


  • 藤村 将人

声:松岡大介

東関狂走連合幹部で、黒山愚連隊の総長。


威圧的な鋭い目元に太い眉毛、固く食い締めた口とまるで歌舞伎役者の浮世絵のような厳めしい顔立ちの男で、髪型は後ろ髪をダックテールにした黒髪のリーゼント。


抱える兵隊は少ないが実力者が揃う黒山愚連隊を束ねるだけあってその強さは折り紙付き。タイマンでは負け知らずで、200戦無敗と噂されている狂走連合随一の武闘派。

東関狂走連合の最終兵器とされ、常に負けが許されない喧嘩の場に登場する。

また、一般人には危害を加えないという硬派なポリシーを持つ男でもある。


大物として扱われている一方、プレイヤーから見るととても地味。太字で強調しようがしまいが地味。

まず、最終兵器という立場上登場は終盤になるためとにかく見せ場が少ない。

また、彼と戦闘できる機会はどちらのストーリーでも1回しかない上に条件が限られており、極東連合編ではヒロイン救出のための田城戦との選択制で、東関狂走連合編では葉子の拉致を拒否して亮と決別するルートに進まないと戦えない、というか出番がない。

東関狂走連合編においては前述のルートに進まない場合、序盤の集会で洸立館の始末に動くことを宣言したあとはセリフひとつないためもはや背景と変わりない。


上記の「一般人に危害を加えない」というポリシーも攻略本に載っているのみで語られない設定のため人物像に関してもゲームをやるだけでは掴みにくく、数少ない戦える機会も乱戦とはいえ菊永や井上といった強者と共闘するためあまり苦戦もしにくく、とにかく印象に残りにくいキャラクターになってしまっている。


喧嘩では正拳突きや浴びせ蹴りなど拳法のような打撃とシャイニング膝蹴りやフロントスープレックスなどプロレスのような掴み技を使ってくる。

また、タイマンでは200戦無敗という噂とは異なり、兵隊を連れての乱戦を仕掛けてくる。

超必殺技は手刀を振り下ろして周囲にドス黒い爆発を起こす「国崩」


竜真会編集

東関地域最大の暴力団。

東関狂走連合の後ろ盾になる代わりに彼らを手駒にし、法外な上納金を吸い上げている。


  • 日向 誠

声:武虎

竜真会の若頭で、23歳にして組織内で一大派閥を形成しているヤクザ。

ダブルのスーツを着こなし、顔面に大きな縫い傷が走った威圧的な風貌で、性格も極悪で残虐。

現在は組長の座を虎視眈々と狙っており、人を殺したこともあると言う噂が立つほどの実力No. 1の極道。


東関狂走連合編では成り上がり度が高い場合、最終ボスとして登場。

喧嘩では掌底やハイキックなど中国拳法や古武道的な動きを見せてきたかと思えば見た目が完全にヤクザキックな顔面前蹴りやシャイニング膝蹴りやコブラツイストなどのプロレス技も使ってくる。


「喧嘩に中国拳法、古武道、プロレスをブレンドしたファイトスタイル」と聞くと組織が真会ということもあってどこぞの堂島の龍を思わせるが、残念ながら先述の通り人物像の方はあの御仁とは似ても似つかぬ外道である。


超必殺技はドス黒いオーラを身に纏った後で周囲に雷や黒い雨のようなエネルギーを降り注がせる「終焉の宴」


  • 畑中 金太

竜真会の構成員(若中)で、パンチパーマに金のネックレス、額に何本も刻まれた傷跡が特徴的な肥満体型の大男。

年齢はなんと19歳。嘘だろ……


傷害事件を起こして服役していたが、刑期を終えて出所した後その暴れっぷりを日向に買われて竜真会の盃をおろされる。

性格も完全にぶっ飛んでいて、相手が死なない限りはなんでもござれの狂人だが、日向には頭が上がらない。


田城や亮に対して脅すような口調で日向からの伝言や命令を伝える。

喧嘩では張り手(ビンタ)とモンゴリアンやジャイアントスイングといったプロレス技を主軸に、見た目通りの怪力を生かしたパワーファイトで戦う。


超必殺技は赤い波のようなオーラを纏った張り手を繰り出す「地獄張り手」

プレイヤーは習得できない。



サブキャラクター編集


  • 斉藤 直美

声:佐々木瑶子

本作のヒロイン候補のひとり。

極東高校教師で、トモヤのクラスの担任。通称は「斉藤ちゃん」。担当教科は国語。

数々の有名大学合格者を育てあげた実績を買われて今年度から極東高校に配属されたエリート教師。

座右の銘は「腐った蜜柑は即排除」


キャリアウーマン風のジャケットにタイトスカート、メガネと言う外見から想像できる通りの厳格でキツい性格のため、生徒たちからの評判はあまり良くない。

特に不良生徒の中には彼女に恨みを持つ者もおり、極東編と狂走編のどちらに進むかを決めるストーリー分岐イベントでは「不良生徒に囲まれた彼女を助けるか否か」というものが存在する。

なお、ここで彼女を助けない選択をした場合、彼女は見殺しにされるどころかカラんできた不良たちだけでなくトモヤにまでボコボコに暴行されてしまう。

なおこのイベントで彼女をボコボコにしても極東連合編に進めば普通に攻略することができる。いいのか…?


なお彼女を攻略してもエンディングムービーには全く登場せず、葉子、ヒトミ、明日香と異なり恋愛イベントも会話のみでムービーのあるイベントが皆無。

その上好感度を上げるための選択肢が出る会話は他のヒロインより多く、マップ上にハートマークも表示されないため攻略がとにかく大変。

オープニングムービーにも登場しないため所謂隠れヒロインのポジションなのだろう。


ちなみに31歳であり、トモヤとは14歳も差がある。なんかエロい。

そして電話をかけると「あなた!何してるの!?ちゃんと学校に来なさい」と叱られたかと思えば、またかけてみれば「大人をからかわないで…先生だって…女なのよ…」と意味深な台詞も口にする。エロい。


  • 大山田 影照

声:岸尾だいすけ

前作「喧嘩番長」の隠しボスとして登場した極東高校の裏番長。

若本規夫氏っぽい喋り方と声色だが、殴ってみればやられボイスで岸尾氏がボイスを当てているとわかる。


「漢の中の漢」「世界一強い格闘家」を自称し、「男とは何か」にこだわって日々を生きる今時珍しいくらいに硬派な漢。

ボサボサの髪に髭面の見た目と熊のような体格、じじくさい口調が特徴で、年齢は公式で不詳。


本作ではチュートリアルを担当している。


自宅の立派な屋敷には喧嘩に使える技を教える道場があり、そこでトモヤにも技を教えてくれる。

また、夜の道場で彼に会うと喧嘩をすることができ、勝つと喧嘩魂リセッターが手に入り、史上最強の漢を倒した喧嘩王の伝説が達成される。

喧嘩ではジャイアントスイングやモンゴリアンチョップなどのプロレス技やザンギエフダブルラリアットのような両腕回転パンチ、タイフーンミキサーなどを使ってくる見た通りのパワーファイター。


超必殺技は藤村と同じ「国崩」。


  • 千葉 良夫

極東線沿線だけでなく、東関全域を知り尽くしている情報屋。

チンピラではあるが暴力は苦手で、序盤にチンピラに絡まれても怯えるばかりで睨み返すこともしなかった。

アロハシャツにサングラスといった格好からも分かる通りノリの軽い男であり、トモヤのことを「狂犬ちゃん」と呼び、様々な情報をリークして手助けしてくれる。


  • 吉良 勝二

前作で黒真連合を率いて一大抗争を引き起こした黒真高校の現番長で、エンディング後にサブシナリオの黒真高校イベントを進めていると戦うことができる隠しボス。

総長の剛田が行方をくらまし、四天王のツートップだった本山慶三、岩谷五郎が引退した後、2年の3学期に転校してきたというのにあっという間に成り上がったとされている。


クセのないストレートの黒髪で耳にピアスをしたイケメンで、久美子という女性に惚れている。

彼女には絶えず携帯でメールを送って言い寄っているがまったく相手にされていないらしく、携帯を確認しては「だぁ…」と落胆している。

結構なイケメンなのに…

彼が「スゴイ奴」であると聞いて勝負をしたくなったトモヤにスゴイと言われて満更でもない気持ちになりつつもタイマンを張ることは面倒くさがって渋っていたが、久美子にフラれた腹いせをぶつける形で勝負を受けることに。

喧嘩では浴びせ蹴りや飛び膝蹴り、逆回し蹴りなど多彩な蹴り技を主体としたスタイルで戦う。


喧嘩が終わった後でトモヤの実力を認め、東関狂走連合と戦う彼にエールを送るなど爽やかな奴かと思いきや、校内の人間には自分が勝ったことにして話すなど少しばかり器の小さ…茶目っ気のある一面もある。


尊敬する先輩である本山、岩谷が立てた「二度と戦争をしない」という誓いを守るため、極東連合の存在は知っているものの今回の抗争に関しては中立、静観の姿勢を貫いている。

彼が惚れている久美子は葉子のいとこであり、吉良のアプローチに関して本人は迷惑しているとのこと。


超必殺技は青白いオーラを身にまとった後、クロスさせた両腕からメガスペシウム光線のようなビームを放つ「ジャスティス」


声:嶋大輔(本人出演)

本作のイメージキャラクターであり、衣ノ島海岸に佇んでいると言われる「伝説のアニキ」。

とはいえ誰にでも「アニキ」と呼ばせているわけではなく、自身が「漢の中の漢」と認め、兄弟の契りを交わした者にのみ「アニキ」と呼ぶことを許している。


作中世界でも有名な人物であるようで、トモヤも大ファンらしい。

彼が登場するイベントはトモヤが自分も彼を「アニキ」と呼べる「漢の中の漢」であると証明するために喧嘩で認めさせるというもの。

ムービーはないが、イベント中のセリフをご本人がフルボイスで読み上げるシーンもあり、一見の価値あり。


喧嘩ではジャブ、ボディブロー、高速ストレートとボクシングっぽい連続技で攻めてくるが、ローリングソバットや垂直落下式ブレーンバスターなどプロレス技も使用する。

また肺活量が無限であり、一切息切れすることなくノンストップで攻撃を仕掛けてくる。

勝てば「嶋大輔と兄弟になった漢」の伝説を達成し、彼からのプレゼントとして伝説の角材「オヤジの魂」がもらえる。

この角材は何度攻撃しても壊れることはなく威力も高いが、喧嘩で使えば武器なのでしっかりシャバくなる


超必殺技は吉良と同じ「ジャスティス」。


  • 長谷川 幸之助

如月亮の叔父。

作中では故人であり、回想シーンにのみ登場する。


親に死なれて身寄りのない亮を引き取り、我が子のように育ててくれた男性。

町の人にも知られるほどのお人好しで、誰彼構わず保証人を引き受けてしまったばかりに多額の借金を背負うことになってしまう。


亮が今の性格になったのは、彼の死が関係しているらしいが…?!

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