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概要

国崩しの紅夜叉とは、『半妖の夜叉姫』のヒロインの1人・もろはの奥の手。

赤色真珠つきの貝の器(父方の祖母・十六夜の形見)に入った紅(べに)を注すことにより妖怪の血が覚醒、国崩しの紅夜叉と呼ばれる姿になって大暴れ、妖刀・倶利伽羅丸なる龍の紋様が入った刀を振るい、龍の火焔と化す龍撃破で敵を滅したり、父・犬夜叉のかつての技・散魂鉄爪や飛沫血爪を駆使して妖怪退治の武器とする。

 

この間、もろはの独壇場となり、せつなとわも見守るしかなかったが、四半妖の血が弱点ということにもなって稼働時間は1分ほどしかもたず、すぐに眠りこんでしまう。

容姿は普段茶色の瞳が父と同じ金眼になり、顔つき(特に目つき)も鋭くなる。しかし父に比べると変化は少なく、凶暴の度合いも控えめになっている。

余談であるがその姿の時は冥加によると息子たちよりも祖父の血と同じ味がするらしい。

真相

実は、紅そのものには何の力も宿っておらず、「紅を差す=妖怪の血を励起させる」という一種の暗示がかけられている。だが、むやみやたらと力を使えば心までも失っていき、いずれただの化け物になってしまう(実際、父の犬夜叉も似たような状態に陥ったことがある)。

この暗示は、母親である日暮かごめが妖力の暴走を危惧して施したものらしく、それを把握していたもろはの師匠・凱風は、もろはに紅を使わないよう厳しく言いつけていた。

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国崩しの紅夜叉
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