概要
兵庫県競馬組合が園田競馬場ダート820mで施行する地方競馬の重賞競走である。格付けは、「重賞Ⅱ」。
2010年まで開催された短距離の地域交流重賞「園田フレンドリーカップ」を発展解消してスタートした。FCはこの「園田フレンドリー・カップ」の名残りとして付けられたものである。
この競走は地方競馬の超短距離重賞(1000メートル以下)で行われる競走を集中的に開催するシリーズ群「地方競馬スーパースプリントシリーズ」のうち近畿(兵庫)・四国(高知)地区所属馬のトライアル(予選)として行われ、優勝馬にはこのシリーズの決勝戦にあたる「習志野きらっとスプリント」に進出する権利が与えられていた。
初回の2011年は近畿・中国・四国地区が対象となっていたものの、2011年に九州地区のトライアルとして施行された「九州むしゃんよかスプリント」(荒尾競馬場)が同競馬場の廃止に伴い廃止、2012年からは九州地区所属馬のトライアルが園田FCスプリントに統合されることとなった(九州地区所属馬も出走できることとなった)。さらに2013年3月に福山競馬場が廃止、中国地方に競馬場が存在しなくなったため、2013年以降は条件から「中国地区」という文言は消滅した。2019年からは「佐賀がばいダッシュ」(佐賀競馬場)の新設に伴い九州地区が対象外となり、近畿・四国地区所属馬対象競走となる。
2024年からは地方競馬スーパースプリントシリーズの終了に伴い佐賀がばいダッシュが廃止されたため、再び九州地区が交流範囲に加わり、近畿・四国・九州交流の条件となっている。
競走条件
出走条件
サラブレッド系3歳以上、近畿・四国(高知)・九州所属。他地区所属馬の出走枠は3頭以下と定められている。
兵庫所属馬はクラス・自場収得賞金順で、3歳馬は重賞1勝をA2、重賞2勝をA1クラス換算。
負担重量
定量、3歳54kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減。